津別21世紀の森 森林学習展示館

四季折々の21世紀の森や展示館のイベント紹介をさせて頂きます。

10月の木育授業紹介~煙山教室

2013-10-14 13:45:50 | Weblog
 10月9日(水)、学習室において今年度3回目の木育授業が開催されました。いつものように煙山泰子さんが講師として当たられ、津別町内の小学生3年生と5年生を対象に午前午後の2回に分けて実施されました。

午前の部は小学3年生を対象に『自分だけの木のタマゴ』というテーマで授業は進められました。

煙山さんが製作された未完成の「木のタマゴ」の説明から・・・

北海道に自生している10種類の木から作られた未完成の木のタマゴ。君は何を選ぶ?

<焼きペン>コーナーでは自分の名前やイニシャルを入れて、より「自分だけのもの」として気持ちを込めました

最後にクルミをつぶしたその油成分で、自分のタマゴを磨き上げます

出来上がった「自分だけの木のタマゴ」をかざして、ヤッタネ!

午後の部は小学5年生を対象に『マイノート作り』が行われました

煙山さんからノート作りに使用する経木の事や作成手順について教わりながら進められました。

表紙と裏表紙のデザインを考えながら・・・

私のノートは特別よ・・・                                   僕のだって・・・ 

マイ・ノートに名前や絵を焼きペンを使って書き入れ・・・

5年生にとっては通算6回目の最後の木育授業となりました。そこで煙山さんからいま作った「マイ・ノート」に、木育授業の感想や印象に残った事を書いてほしいと言うお願いがあり、みんなは思い出しながらノートに書きとめていました。 後日、みんなには煙山さんからの返事が一人ひとりにあるそうです

色づきはじめた21世紀の森

2013-10-05 11:36:28 | Weblog
 津別21世紀の森もここの所の冷え込みにより、急ぎ足に木々の葉が色づき始めています。今見ごろを迎えているのはエゾヤマザクラとカツラで、赤色に染まったエゾヤマザクラは遠めからの眺めが良く、澄み切った秋空にとても映えます。

21世紀の森にある町民球場の周りにあるエゾヤマザクラがおすすめ

津別町を囲む山々も少しづつ色づきはじめています

色づいた展示園のカツラとエゾヤマザクラ。この時期の展示園は、カツラの芳ばしい香に包まれています

「木葉のステンドグラス作り」の紹介

2013-09-22 10:02:14 | Weblog
 9月21日土曜日、今月のイベントとして「木葉のステンドグラス作り」を津別の小学生12名とサポート5名の協力を得て行いましたので紹介します。


今回のイベント指導をしてくれた渡辺さん(津別役場)の挨拶から始まり始まり

作品作りに必要な木葉探しをするために屋外展示園へ。みんなでゴー!

思い思いのガラ枠を選んだら、好きな色のセロファンを形に合わせて切り抜き。

これが結構大変なんだわ

出来上がった作品をラミネート加工して窓に展示いいネ、いいネ

自分の作品の前で記念撮影。ヤッタネ!

キノコとコケのパラダイス~展示園

2013-09-07 14:43:35 | Weblog
 ここ津別21世紀の森のある北海道東部・オホーツク海地方は、7月から8月前半まで極端に雨の少ない暑い日が続いたのですが、8月8日から9月前半までは一転してぐずついた雨の日が多くなりました。この地域では珍しい高温多湿の日も多く、ここ1ヶ月の雨の多さとあいまっていささかウンザリしてました(ちなみに日本全国で年間平均降水量が700mm台の比較的乾燥した地域は、ここオホーツク海地方ぐらいです) でも展示園のキノコとコケだけは違っていました。この状況が菌類(茸)や蘚類(苔)にはパラダイスとなりました。

例年になく苔むした展示園の林床。フカフカです

トドマツ林のエリアにニョキニョキ現れたテングタケの一団

よく見るとテングタケのコロニーは直径4m程の大きな円に成っています。これを英語ではPixie Ring(ピクシー・リング)や Fairy Circle(フェアリー・サークル)といい「妖精の輪」と呼ぶそうです。

キノコの種類は判明しませんでしたが、直径1m弱のこちらのサークルのほうが毒キノコのテングタケのコロニーよりは「妖精の輪」と呼ぶに相応しい気がします。

2013年度 木育授業の紹介~煙山教室

2013-08-29 15:12:42 | Weblog
 今年も津別町内の小学校3年生・5年生を対象にした木育授業が、当展示館学習室にて開催されましたので紹介致します。講師には木工芸デザイナーの煙山泰子さん(KEM工房主宰、木育ファミリー代表)が、例年通り務められ今年度の木育授業の第1回目がスタートしました。

午前中は小学校3年生の木育授業

津別町内3校の3年生が一緒に席を並べて始まり始まり

いつもと勝手の違う中で少々戸惑いながらも興味津々

一人ひとりに配られた「木育の玉手箱」を題材に授業はすすめられました

休憩時間は、いろいろな木のおもちゃに触れてみんなでワイワイガヤガヤ
この後、絵本「おぼえていろよ!おおきな木」の朗読があり3年生の初めての授業は終了しました。

午後は2年前にこの木育授業を受けた事のある5年生が振り返り学習を行った後、町内の製材工場見学に向かいました。

加賀谷木材㈱の会長さんが、工場見学の前に工場の歴史や生産しているものについて紹介してくれました。忙しい中、本当に有難うございました。
今年の木育授業はこのあと9月、10月に開催が予定されており、このブログでもまた取り上げてみたいと思います。

木工教室で作られた木工作品の紹介

2013-08-18 11:20:34 | Weblog
 当展示館では、津別町内の製材所や木材工房等から提供された端材を使った木工教室を無料で開催しています。今回は、5月の開館からこの夏休み期間中に木工教室に参加された来館者の作品をいくつか紹介させて頂きます。

津別町ミズナラ倶楽部のオジイちゃん、オバアちゃん達の力作です

釧路市Wさん一家の作品。家族みんなのプレートがなんだか幸せそう

千葉市Wさん一家の作品。短時間にしては素晴らしいフォルムの作品を作られました

津別町Mさん親子の作品。町のジオラマを本当に「箱庭」のように作ったアイデアに拍手

木工教室は学習室の常設イベントとして10時~14時まで受付けていますが、学習室がイベントや団体予約等により占有される場合は、休止とさせて頂きますのでご容赦ください。

展示館修繕工事のお知らせ

2013-08-13 11:03:02 | 展示館案内
 今年は暑い日が多く本当に夏らしい夏になりました。さて当展示館では、夏休み期間過ぎの8月19日から9月20日までの間、展示館外壁と屋根の修繕工事を実施いたします。期間中は足場の設置や工事機材等の搬入設置等でなにかと不便をお掛けしますが何卒ご容赦ください。尚、工事期間中も展示館は通常通り開館いたしますのでお越しをお待ちしております。

爽やかに晴れた日と虹をバックにした展示館~二景


暑い夏には・・・水辺が恋しい

2013-07-24 11:10:57 | アラウンド・津別
 4月から5月の春先の寒冷な天気がウソのようにこの夏は、ここ「津別21世紀の森」のある地域も30度を超える日が何日か続いて暑い夏となっています。そこで今回は、涼しさを感じて頂けるようにこのブログではあまり取り上げた事のない水辺の風景を紹介します。

摩周湖と摩周岳。奥に見える山は斜里岳

摩周湖の伏流水が湧き出ている「神の子池」

屈斜路湖と中島

能取(ノトロ)湖海岸防波堤より能取岬とオホーツク海

オホーツク海を望む農場~網走市美岬から北見市常呂海岸にかけて

恩根からの夕日~三景

2013-07-06 14:34:56 | アラウンド・津別
 今回は、津別町恩根地区にある少し小高い畑から夕日を撮って見ました。

写真の奥に広がる地域が恩根で、正面の山はキキン岳(995m)です。

津別町双葉の山並みの向こうに沈む夕日

黄金色から茜色へと変わって行く時にふと思い出す曲は、「Fool on the Hill」です。古っ!

6月の木工教室参加者紹介

2013-07-03 13:13:20 | Weblog
 当展示館では常設イベントとして木工教室を開催していますが、今回は6月下旬に参加された二つの団体を紹介させて頂きます。

最初は北見市端野自治区の保育園年長組交流行事として参加されたみなさんです。

いつも思うのですが、子供たちは作り始めに迷いがありません

出来上がったものを並べてみると、子供たちの性格や好みがなんとなく見えてきます


みんな展示室で遊びたいのを我慢して最後まで作りました


次は北見市高栄、緑、大正小学校合同での参加です

まずは各学校の紹介から始まりです

親と子の共同作業です



トランスフォーマー型ロボット?

お城の作品もなかなかの力作ですが、おじさんの好みで申し訳ないんですが三つの顔が笑えるなんとも言えない最後の作品にでしょ


斜里岳三景~道東の初夏

2013-06-22 10:22:15 | アラウンド・津別
 今回は、深田久弥の「日本百名山」にも数えられている斜里岳(シャリダケ-1547m)を背景に、道東オホーツク海岸エリアの初夏の様子を紹介します。
この時期、車によるドライブもいいのですが、風に漂うニセアカシアの香を感じながらのサイクリングが格別です。

濤沸湖(トウフツコ)の東側にある浦士別からのショットです。左側の山は1419mの海別岳(ウナベツタケ)

網走市でも斜里岳が一番よく見える中園エリアから。ちなみにこのエリアの道は、シーニック・バイウェイ(風景のよい脇道)と呼ばれています。

道東エリアでも最も有名な美幌峠からの斜里岳です。眼下の湖は屈斜路湖(クッシャロコ)

「森の清掃&木のコースター作り」の紹介

2013-06-18 11:14:37 | Weblog
 今回は6月のこの時期に毎年行っている「森の清掃&木のコースター作り」を紹介します。

残念ながら当日は雨のため森の清掃活動は中止となりましたが、その分「木のコースター作り」に子供達は、ワイワイガヤガヤ専念?しました

新緑を迎えた今、どこからともなくライラックとマツの匂いが入り混じった爽やかな香が漂う時など、とても気持ちのいいものです。また、雨の日の朝などは瑞々しい新緑の香が気分を解してくれます。

マイ・コースターにする木の切り出しからスタート


思い思いの色や絵を描いてコースターを作っていきます

自分の作った木のコースターを掲げて記念撮影。次回の「森の清掃活動」にも参加してね

遅い春の訪れ~オンネトー

2013-06-06 10:25:15 | アラウンド・津別
 津別から1時間位のところに位置するオンネトー(足寄町)。水芭蕉も咲き、やっと春が訪れました。
雌阿寒岳(1499m)、阿寒富士(1476m)の残雪がなくなる頃には、私の一番好きな初夏の訪れです。

オンネトーのエメラルドグリーン

阿寒富士へズーム

水芭蕉と雌阿寒岳(左)、阿寒富士(右)

今年もやって来ました「ツリーイング体験会」

2013-05-24 10:56:29 | Weblog
 津別21世紀の森の5月の恒例行事といえば、「ツリーイング体験会」です。今春は天候不順で寒い日が続いているのですが、この日ばかりは天気に恵まれ、参加した子供達はツリーイングを目一杯楽しんでくれたようです。例年通りインストラクターとして協力して頂いたTMCA(Tree Master Climbing Academy)道東ツリーイング・クラブの皆様には深く感謝いたします。有難うございました。

 午前の部に参加した子供たちと今回指導に当たられたインストラクターの皆さんです。

 ロープの使い方や注意を真剣に聞く子供たち                 いざ始めたらブランコかい!

 まずはツリーボートを目ざして

 ツリーイングの後は森や木についての話に耳を傾けました

 午後の部に参加した子供たち(経験者揃い?)

 さあ今年もがんばるぞっ、と

 だんだん調子が出てきたぞ

 チョ~気持ちいい

 やるもんだね~

 管理人の私は、いつもの事ながら写真を撮りながらお尻の辺りがキュッとなるのでした(高所恐怖症

遅い春の訪れ

2013-05-17 13:36:01 | Weblog
 ここオホーツク海地方は、経験した事のないような寒い春となっています。今日は10日ぶりに青空が広がり気温も10度を超え少しほっとしています。早く本格的な春が来てほしいと願っているのですが、サクラが咲くのは来週半ば(22日頃)過ぎかと・・・

展示園のエゾヤマザクラのつぼみは、まだ硬く閉じたまま

ナナカマドの新芽がやっとほころび始めたところです

森を透して見える藻琴山(モコトヤマ)の頂はまだ真っ白