北海道に来ていろいろお出かけしていると
どこも観光客が減っています。
ここのところずっと
鉄道やバスなどの車内で
ウトウトしながら車窓を眺める生活を送っていたので
テレビのニュースも新聞も雑誌すら読んでいなかった・・・。
世の中が結構な勢いで変化しているのに
私は同じ世界に住みながら
全く異質な空間に居るようです。
でも、それが楽しい。
人間界に暮らしながら
まるで透明人間のごとく
人との会話のない異質な空間。
仕事を辞めた時
多くの友人を失い
培ってきた人間関係を清算したため
携帯メールも今では
さやべ~(元妻)と数人の友人だけになってしまいました。
2週間~3週間に1回有るか無いかです。
もちろん電話での通話はありません。
でも考えてみれば
こんな遊び人のような私の状況を
受け入れてくれる人間もいるという事実が
人間の本質を見抜くいい機会でもあるわけです。
家庭を捨て厭世主義に陥っても
変わらず優しく接してくれるさやべ~や友人には
本当の人自体を見ることのできる人物だと感嘆させられます。
これこそ「本物の信頼」という言葉を贈れる方たちだと
私は思います。
気ままに旅をして
報道を見て、図書館行って書籍等を読んで、映画を観て・・・
こんなブログを書いて1日が終わる。
そんな折り、今日は図書館に来ました。
日本には大きくてきれいな図書館が
どこの街にもあります。
すばらしいことです。
ふと先週の新聞などを見ていると
沖縄では普天間基地廃絶を前提に
国頭村が高速道路などインフラを建設することを前提に
代替空港を受容れる準備が有ると掲載されていました。
以前からあった案件ですが・・・
辺野古への移設が難しい現状とはいえ
辺野古の美しい環境を守ると主張してきている地元住民に対して
やんばるの大自然を壊して環境破壊を行っても
過疎化する集落を維持するためには仕方ないと受取れるような発言に
少々がっかりさせられました。
本音と建前が錯綜する中
その真意は何なのかは分かりません。
アメリカの上院議員がやって来ていろいろ話す中で
こうなったのか
いっこうに進まない普天間基地移設問題に業を煮やしたのか
内内で決まっていたことなのか・・・。
本音と建前で思い出しました。
今の東日本震災の復興政策の状況で
財源が無いから
補正予算がなかなか組めない・・・らしい。
国債発行で賄えばという人もいれば
増税でと言う人もいます。
確かに国債だと
すでに毎年40兆円以上の国債を発行しているわけで
国家として累計1000兆円借金があるといわれています。
報道番組や新聞紙上の数字なので
本当に1000兆円もあるのかという真偽はここでは置いておいて
単式簿記での会計で
これだけを取り上げて一応「真」と仮定するとして、
特例で100年償還とか200年償還すればいいと言う人もいますが
後々必ず償還期限が来て
そこで新たな問題が出てくるでしょうし・・・。
問題の先送りは
これ以上止めた方がいいかもしれません・・・。
では、増税ではどうでしょうか。
消費税増税と言われていますが
今までの経験上
消費税増税は消費の冷え込みを招き
かえって減収になるかもしれません。
3月11日まではデフレスパイラルに陥っていて
どう経済を立て直すかが議論されていたことを考えれば
かなり難しい選択になると考えられます。
ところで、
やっぱり気になります。
仮定で「真」としましたが、
国の借金1000兆円、恐ろしい額です。
返せる額ではないでしょ・・・
夕張市のように破綻するのでは・・・
少し疑問に思ったので
書籍を読んでみました。
「1000兆円あっても、もっとあっても大丈夫
日本は破綻しない」
そういう論説も有りました。
その根拠として
日本国内には資産があるということらしい。
道路、建築物、特殊法人などへの貸付金、海外への融資金、
年金保険などの資産金、
これらがざっと700兆円はあるとのこと。
でもまだ300兆円の借金があるのでは?
素朴な疑問が涌きました。
「日本国内には国民の個人資産が1400兆円ある
まだまだお金持ちの国なのです」
おかしな話です。
どうして財産権を保障された個人が
国の借金を肩代わりしなければいけないのでしょうか。
あくまでも個人的な意見ですが、
日本の持ってる資産というのは
帳簿上は「資産」として計上できるでしょうが
実際に、
道路や公共物など売り買いできるのでしょうか。
例えば、
国道1号線は100億円で売却されました。
登記が完了次第
一般の人の無料通行はできません
そうなるのでしょうか。
無理でしょ。
買い手が無い場合価格は無いに等しく
帳簿上の資産価値としては有効でも
現実的に資産価値はゼロだと思うのです。
他の書籍を読んでいると・・・
日本の借金は900兆円を超えていますが
実際は「更に多い額」が
ステルス機のように
見えない部分で膨らんできているらしいのです。
書籍によって額が1000兆とか900兆とか・・・
まぁ、
だいたいがこのくらいの額ということでしょう・・・。
「見えない借金」
それは何かと言うと・・・
特別会計に配分されている年金や社会保障費関係の債務が
あるということらしい。
世間で取りざたされる900兆円を超える借金は
一般会計だけの金額で
特別会計には
「逆埋蔵金」のように隠れたままだということらしい。
約10年後には
日本の人口の1/4は高齢者になるという統計がある以上
隠れている債務を無視できないところまで来ているようです。
寿命が85歳として
大雑把な試算をしてありましたが
15年後には
2000兆円を超す借金に膨れ上がるとされていました。
現状、内科、外科などの病院・診療所では
高齢者ばかりが目に付き
接骨医など9割が高齢者に感じます。
死んだ祖父母も晩年の10年間は
毎日1回20錠くらい薬を飲んでいました。
あながち
この試算は「うそ」ではないように感じるのです。
人口の1/4分の年金給付、
健康保険医療給付に回さなければならないことを考えるとぞっとします。
しかも年金だけでは暮らせない高齢者など
生活保護などの扶助費もかなりの額になるでしょう。
借金地獄ではないですか・・・。
他のも
「現状の国の借金は
海外から借りていないから大丈夫」、
「日本は
経済成長を毎年するから大丈夫」、
「信用のある日本国の国債が
暴落するなど有り得ない」など
いろいろ論説があります。
本当にそうなのでしょうか・・・。
経済成長は毎年上昇すると誰が決めたのでしょうか。
名目成長率や実質成長率など
単なる書面上の参考数値に過ぎず
海外から借金してなくても
国内で返済が滞れば金融不安を誘発して
通貨危機が起こるのではないでしょうか。
現状の福島原発の対応遅れで
世界の日本を見る目はかなりシビアになって来ていると思えます。
今までのような「信用できる日本ブランド」は
果たして通用し続けるのか
疑問が残るのです。
もっと楽観的に考えて・・・、
他の国がコケルから大丈夫と言う人もいます・・・。
他国が信用できないから
日本ブランドが信用されるということですか・・・。
確かに先のことはわかりません。
しかし、
現状の悲観的な多くの報道を見る限り、
マスコミを全部信用してはいけないのは分かりますが
放射能という見えない敵に襲われ
日本は破綻に追い込まれるかもしれません。
日本の「もの」が売れなくなる可能性があるからです。
海外の輸出に重きを置いている日本産業は
何もかも商品が
「放射能の国ニホン産」とレッテルを貼られ
輸送すらさせてもらえないことが起こるかもしれません。
または隣国が「デマ」を流して
不買の陰謀を企てるかもしれません。
これは予断・・・。
話を戻して、輸出不可。
何故なら、
アメリカに対して
BSE問題で牛肉を全面禁輸にした経緯があるからです。
たぶん当時は
危険部位の特定を徹底する業者が少なく
対応が遅れたため危険部位の混入が起こったからでしょうが
アメリカは広大で業者もいろいろあったと思うのです。
中には
日本はこの上ないお得意様だから
かなり神経を尖らせて検査していた業者も有ったと思います。
それなのに
アメリカ産というだけで
すべてを禁輸にしてしまった。
同じことが起こると考えられるからなのです。
特にこの問題で厄介なのは
放射線を発する物質(放射能)が起因しているということ。
何にでも付着し堆積する。
いろんな放射能が有りますが
プルトニウムみたいにかなりきつい放射能も有るわけで・・・。
「放射能の風評被害」
そういった言葉で政府もマスコミも片付けようとしていますが
それを煽っているのは
実は日本自らだと早く知るべきです。
何故なら
先日行われた
福島原発から域半径20km以内及び30km以内の
避難民の自宅への一時帰宅の報道が全世界に流れたからです。
2時間だけの一時帰宅と一部の重要物品の持ち帰りができると
かなりの報道機関が密着取材していたようで・・・。
問題はここからなのです。
汚染地域とされる地域から持ち帰った「もの」も
そこに入った避難民も
放射能検査の結果
すべて基準値以下だったそうです。
「もの」は一カ月以上
汚染地域に放置されていたわけで
蓄積された残留放射能など検出されれば
正しい行為として正当化されますが
すべてが基準値以下だったということは
避難する必要が無いのに
避難させていたのか
それほどずさんな危機管理しかできないのかと
疑う人も出てくるはず・・・。
そして、
普通は放射能はチリジリに飛散するのに
スピーディという高性能な機器を所持しているのに使わず
日本国内の事故ですら
事故発生直後に出した汚染の恐れということで
同心円で避難しているということ、
チェルノブイリ級の
「レベル7の危険度」にしてしまったということ、
災害対応が後手後手に回ってしまったということ、
情報公開が東電、政府、安全保安院とマチマチなこと
以上4つから
益々不安が増大し
海外では風評ではなく事実と認識するでしょう。
経済の先行き不安は
なぜか計画停電の計画試行錯誤で打ち消され
節電対策になってしまったような感じがする・・・。
良いとか悪いとか言いたいのではない。
地震の被害者への感傷で
イベントや旅行、祝賀などを自粛するムードも相まって
感情的に暗くなっている感じがする・・・。
東京都の自販機やパチンコが無駄だとする考えも
非常に恐ろしいこと。
自虐的になっているようにすら見える。
何もバブルの時代のように
タクシーを停めるために
万札を何枚もちらつかせて
馬鹿騒ぎしろと言っているわけではないのです。
本音と建前で思いついたことから始まったわけで
かなり脱線してしまいました。
本音と建前・・・
借金まみれの国家予算でもう一つ。
子供のために親はなんでもする。
子供がかわいい
孫がかわいい・・・
塾でもなんでもできることはしてあげたい。
世間ではよく耳にすることば・・・
本音でしょうか・・・
自分の子を愛せない人もいるのでは・・・?
国単位で考えてみると
本当に子供の将来のことを思って
この国は借金しているのでしょうか・・・?
2011年度の一般会計国家予算歳出を見てみると
社会保障関係費 28兆 7千億円
国債償還費 21兆 5千億円
教育関連費 5兆 5千億円
その他 36兆 3千億円
計92兆円
国債償還費21兆5千億円のうち
利子分が 9兆9千億円
過去の政策の借金返済で
現行支出予算の3割を超す費用がかかっているわけで・・・。
しかも利子が9兆9千億円って・・・
ばかげた話だ・・・。
一般家庭において
子供のために掛けるお金で
一番費用がかかるのが教育費だと思うのです。
国単位で考えると教育にかけるお金は約6%・・・
社会保障関連費で子供があまり関わらないことを考えると
この費用は高齢者と考えられる。
高齢者と過去の借金の返済で
予算の半分を占めるこの国は
本当に子供のために考えているのだろうか
不思議でならない。
数年前
後期高齢者医療制度で健康保険の体型が見直されたが
私も当時は保健所の職員だったから
健康診断と保健指導の関連で
かなり勉強しました。
その制度も
1年後には見直しされガタガタになった・・・。
その原因は
後期高齢者に入る75歳以上の方などから
「年寄りは死ねと言うことか」
「姥捨て山かこの制度は」
「弱いものを切り捨てる気か」
そういう意見が上がったため・・・。
老人医療の上限1000円2回までが廃止され
1割の自己負担
となったことが嫌で無茶苦茶な制度に修正され
わけがわからなくなった。
現役世代(60歳以下)の医療費の約5倍かかる高齢者が
現役世代概算医療費1人分の
「1/3だけ負担して」にクレームを付けたのです。
役所の窓口で「年寄りは死ねと言うことか」と
怒鳴るだけならまだいい方で
制度をほとんど元に戻させたこの権力はすさまじい。
これこそエゴでは?
マスコミもお年寄り側の報道ばかりでしたし・・・
また気になる記事が・・・
アメリカがビンラディン氏を暗殺したと新聞に有りました。
深夜にもかかわらず
若者が集会所で歓喜をあげている様子が掲載されていました。
現代社会の
最先端を行く平和的民主国家、正義の国アメリカ合衆国
どんな犯罪者でも
逮捕して投獄して裁判に掛け
裁くというのが普通だと思うのですが・・・
凶悪犯なら
そこで死刑にすれば良いことなのか・・・。
否、意にそぐわない相手なら
悪人にしてその場で殺しても良いことなのか・・・。
湾岸戦争の時もそうでした。
結局
イラクには大量破壊兵器の存在など微塵も無く
フセイン大統領を暗殺してしまった。
結局
正義とか平和的民主国家とか
人が都合よく造った制度であって
どのようにでも解釈できるということか・・・。
本音と建前
本当に難しい・・・。
良いとか悪いとかでなく、
右とか左とかではなく、
人間には
「自己正当化すること」、
「尽きることのない欲望」、
これらが有る限り
正義はその時と場所、
そして人によって左右され
平和的民主国家は
付和雷同的服従と忍耐、
民衆を煽るマスコミによって成り立つものなのでしょうか。
民主国家・・・
日本もそのはずなのですが・・・。
今の政局は
野党が内閣不信任案を提出するかどうか
もし議決され衆議院を解散されたら
都知事選のようにタレント議員候補や有名社長などが
無所属で出馬するだろうし
小選挙区制のため自民も民衆も票を失う可能性があり・・・
その攻防でいっぱい・・・。
そうこうしているうちに
与党側も反撃に出て
6月1日に自民党と党首討論にこぎつけ・・・。
これで今月中は内閣不信任案は提出なしとなった。
震災復興予算補正は棚上げ状態
通常国会は6月22日で閉会
その攻防で明け暮れ。
成功すれば菅内閣は次の国会召集まで
休憩できるわけで・・・。
政治がこんなので良いのでしょうか。
選んだのは我々か・・・。
。。。。
どこも観光客が減っています。
ここのところずっと
鉄道やバスなどの車内で
ウトウトしながら車窓を眺める生活を送っていたので
テレビのニュースも新聞も雑誌すら読んでいなかった・・・。
世の中が結構な勢いで変化しているのに
私は同じ世界に住みながら
全く異質な空間に居るようです。
でも、それが楽しい。
人間界に暮らしながら
まるで透明人間のごとく
人との会話のない異質な空間。
仕事を辞めた時
多くの友人を失い
培ってきた人間関係を清算したため
携帯メールも今では
さやべ~(元妻)と数人の友人だけになってしまいました。
2週間~3週間に1回有るか無いかです。
もちろん電話での通話はありません。
でも考えてみれば
こんな遊び人のような私の状況を
受け入れてくれる人間もいるという事実が
人間の本質を見抜くいい機会でもあるわけです。
家庭を捨て厭世主義に陥っても
変わらず優しく接してくれるさやべ~や友人には
本当の人自体を見ることのできる人物だと感嘆させられます。
これこそ「本物の信頼」という言葉を贈れる方たちだと
私は思います。
気ままに旅をして
報道を見て、図書館行って書籍等を読んで、映画を観て・・・
こんなブログを書いて1日が終わる。
そんな折り、今日は図書館に来ました。
日本には大きくてきれいな図書館が
どこの街にもあります。
すばらしいことです。
ふと先週の新聞などを見ていると
沖縄では普天間基地廃絶を前提に
国頭村が高速道路などインフラを建設することを前提に
代替空港を受容れる準備が有ると掲載されていました。
以前からあった案件ですが・・・
辺野古への移設が難しい現状とはいえ
辺野古の美しい環境を守ると主張してきている地元住民に対して
やんばるの大自然を壊して環境破壊を行っても
過疎化する集落を維持するためには仕方ないと受取れるような発言に
少々がっかりさせられました。
本音と建前が錯綜する中
その真意は何なのかは分かりません。
アメリカの上院議員がやって来ていろいろ話す中で
こうなったのか
いっこうに進まない普天間基地移設問題に業を煮やしたのか
内内で決まっていたことなのか・・・。
本音と建前で思い出しました。
今の東日本震災の復興政策の状況で
財源が無いから
補正予算がなかなか組めない・・・らしい。
国債発行で賄えばという人もいれば
増税でと言う人もいます。
確かに国債だと
すでに毎年40兆円以上の国債を発行しているわけで
国家として累計1000兆円借金があるといわれています。
報道番組や新聞紙上の数字なので
本当に1000兆円もあるのかという真偽はここでは置いておいて
単式簿記での会計で
これだけを取り上げて一応「真」と仮定するとして、
特例で100年償還とか200年償還すればいいと言う人もいますが
後々必ず償還期限が来て
そこで新たな問題が出てくるでしょうし・・・。
問題の先送りは
これ以上止めた方がいいかもしれません・・・。
では、増税ではどうでしょうか。
消費税増税と言われていますが
今までの経験上
消費税増税は消費の冷え込みを招き
かえって減収になるかもしれません。
3月11日まではデフレスパイラルに陥っていて
どう経済を立て直すかが議論されていたことを考えれば
かなり難しい選択になると考えられます。
ところで、
やっぱり気になります。
仮定で「真」としましたが、
国の借金1000兆円、恐ろしい額です。
返せる額ではないでしょ・・・
夕張市のように破綻するのでは・・・
少し疑問に思ったので
書籍を読んでみました。
「1000兆円あっても、もっとあっても大丈夫
日本は破綻しない」
そういう論説も有りました。
その根拠として
日本国内には資産があるということらしい。
道路、建築物、特殊法人などへの貸付金、海外への融資金、
年金保険などの資産金、
これらがざっと700兆円はあるとのこと。
でもまだ300兆円の借金があるのでは?
素朴な疑問が涌きました。
「日本国内には国民の個人資産が1400兆円ある
まだまだお金持ちの国なのです」
おかしな話です。
どうして財産権を保障された個人が
国の借金を肩代わりしなければいけないのでしょうか。
あくまでも個人的な意見ですが、
日本の持ってる資産というのは
帳簿上は「資産」として計上できるでしょうが
実際に、
道路や公共物など売り買いできるのでしょうか。
例えば、
国道1号線は100億円で売却されました。
登記が完了次第
一般の人の無料通行はできません
そうなるのでしょうか。
無理でしょ。
買い手が無い場合価格は無いに等しく
帳簿上の資産価値としては有効でも
現実的に資産価値はゼロだと思うのです。
他の書籍を読んでいると・・・
日本の借金は900兆円を超えていますが
実際は「更に多い額」が
ステルス機のように
見えない部分で膨らんできているらしいのです。
書籍によって額が1000兆とか900兆とか・・・
まぁ、
だいたいがこのくらいの額ということでしょう・・・。
「見えない借金」
それは何かと言うと・・・
特別会計に配分されている年金や社会保障費関係の債務が
あるということらしい。
世間で取りざたされる900兆円を超える借金は
一般会計だけの金額で
特別会計には
「逆埋蔵金」のように隠れたままだということらしい。
約10年後には
日本の人口の1/4は高齢者になるという統計がある以上
隠れている債務を無視できないところまで来ているようです。
寿命が85歳として
大雑把な試算をしてありましたが
15年後には
2000兆円を超す借金に膨れ上がるとされていました。
現状、内科、外科などの病院・診療所では
高齢者ばかりが目に付き
接骨医など9割が高齢者に感じます。
死んだ祖父母も晩年の10年間は
毎日1回20錠くらい薬を飲んでいました。
あながち
この試算は「うそ」ではないように感じるのです。
人口の1/4分の年金給付、
健康保険医療給付に回さなければならないことを考えるとぞっとします。
しかも年金だけでは暮らせない高齢者など
生活保護などの扶助費もかなりの額になるでしょう。
借金地獄ではないですか・・・。
他のも
「現状の国の借金は
海外から借りていないから大丈夫」、
「日本は
経済成長を毎年するから大丈夫」、
「信用のある日本国の国債が
暴落するなど有り得ない」など
いろいろ論説があります。
本当にそうなのでしょうか・・・。
経済成長は毎年上昇すると誰が決めたのでしょうか。
名目成長率や実質成長率など
単なる書面上の参考数値に過ぎず
海外から借金してなくても
国内で返済が滞れば金融不安を誘発して
通貨危機が起こるのではないでしょうか。
現状の福島原発の対応遅れで
世界の日本を見る目はかなりシビアになって来ていると思えます。
今までのような「信用できる日本ブランド」は
果たして通用し続けるのか
疑問が残るのです。
もっと楽観的に考えて・・・、
他の国がコケルから大丈夫と言う人もいます・・・。
他国が信用できないから
日本ブランドが信用されるということですか・・・。
確かに先のことはわかりません。
しかし、
現状の悲観的な多くの報道を見る限り、
マスコミを全部信用してはいけないのは分かりますが
放射能という見えない敵に襲われ
日本は破綻に追い込まれるかもしれません。
日本の「もの」が売れなくなる可能性があるからです。
海外の輸出に重きを置いている日本産業は
何もかも商品が
「放射能の国ニホン産」とレッテルを貼られ
輸送すらさせてもらえないことが起こるかもしれません。
または隣国が「デマ」を流して
不買の陰謀を企てるかもしれません。
これは予断・・・。
話を戻して、輸出不可。
何故なら、
アメリカに対して
BSE問題で牛肉を全面禁輸にした経緯があるからです。
たぶん当時は
危険部位の特定を徹底する業者が少なく
対応が遅れたため危険部位の混入が起こったからでしょうが
アメリカは広大で業者もいろいろあったと思うのです。
中には
日本はこの上ないお得意様だから
かなり神経を尖らせて検査していた業者も有ったと思います。
それなのに
アメリカ産というだけで
すべてを禁輸にしてしまった。
同じことが起こると考えられるからなのです。
特にこの問題で厄介なのは
放射線を発する物質(放射能)が起因しているということ。
何にでも付着し堆積する。
いろんな放射能が有りますが
プルトニウムみたいにかなりきつい放射能も有るわけで・・・。
「放射能の風評被害」
そういった言葉で政府もマスコミも片付けようとしていますが
それを煽っているのは
実は日本自らだと早く知るべきです。
何故なら
先日行われた
福島原発から域半径20km以内及び30km以内の
避難民の自宅への一時帰宅の報道が全世界に流れたからです。
2時間だけの一時帰宅と一部の重要物品の持ち帰りができると
かなりの報道機関が密着取材していたようで・・・。
問題はここからなのです。
汚染地域とされる地域から持ち帰った「もの」も
そこに入った避難民も
放射能検査の結果
すべて基準値以下だったそうです。
「もの」は一カ月以上
汚染地域に放置されていたわけで
蓄積された残留放射能など検出されれば
正しい行為として正当化されますが
すべてが基準値以下だったということは
避難する必要が無いのに
避難させていたのか
それほどずさんな危機管理しかできないのかと
疑う人も出てくるはず・・・。
そして、
普通は放射能はチリジリに飛散するのに
スピーディという高性能な機器を所持しているのに使わず
日本国内の事故ですら
事故発生直後に出した汚染の恐れということで
同心円で避難しているということ、
チェルノブイリ級の
「レベル7の危険度」にしてしまったということ、
災害対応が後手後手に回ってしまったということ、
情報公開が東電、政府、安全保安院とマチマチなこと
以上4つから
益々不安が増大し
海外では風評ではなく事実と認識するでしょう。
経済の先行き不安は
なぜか計画停電の計画試行錯誤で打ち消され
節電対策になってしまったような感じがする・・・。
良いとか悪いとか言いたいのではない。
地震の被害者への感傷で
イベントや旅行、祝賀などを自粛するムードも相まって
感情的に暗くなっている感じがする・・・。
東京都の自販機やパチンコが無駄だとする考えも
非常に恐ろしいこと。
自虐的になっているようにすら見える。
何もバブルの時代のように
タクシーを停めるために
万札を何枚もちらつかせて
馬鹿騒ぎしろと言っているわけではないのです。
本音と建前で思いついたことから始まったわけで
かなり脱線してしまいました。
本音と建前・・・
借金まみれの国家予算でもう一つ。
子供のために親はなんでもする。
子供がかわいい
孫がかわいい・・・
塾でもなんでもできることはしてあげたい。
世間ではよく耳にすることば・・・
本音でしょうか・・・
自分の子を愛せない人もいるのでは・・・?
国単位で考えてみると
本当に子供の将来のことを思って
この国は借金しているのでしょうか・・・?
2011年度の一般会計国家予算歳出を見てみると
社会保障関係費 28兆 7千億円
国債償還費 21兆 5千億円
教育関連費 5兆 5千億円
その他 36兆 3千億円
計92兆円
国債償還費21兆5千億円のうち
利子分が 9兆9千億円
過去の政策の借金返済で
現行支出予算の3割を超す費用がかかっているわけで・・・。
しかも利子が9兆9千億円って・・・
ばかげた話だ・・・。
一般家庭において
子供のために掛けるお金で
一番費用がかかるのが教育費だと思うのです。
国単位で考えると教育にかけるお金は約6%・・・
社会保障関連費で子供があまり関わらないことを考えると
この費用は高齢者と考えられる。
高齢者と過去の借金の返済で
予算の半分を占めるこの国は
本当に子供のために考えているのだろうか
不思議でならない。
数年前
後期高齢者医療制度で健康保険の体型が見直されたが
私も当時は保健所の職員だったから
健康診断と保健指導の関連で
かなり勉強しました。
その制度も
1年後には見直しされガタガタになった・・・。
その原因は
後期高齢者に入る75歳以上の方などから
「年寄りは死ねと言うことか」
「姥捨て山かこの制度は」
「弱いものを切り捨てる気か」
そういう意見が上がったため・・・。
老人医療の上限1000円2回までが廃止され
1割の自己負担
となったことが嫌で無茶苦茶な制度に修正され
わけがわからなくなった。
現役世代(60歳以下)の医療費の約5倍かかる高齢者が
現役世代概算医療費1人分の
「1/3だけ負担して」にクレームを付けたのです。
役所の窓口で「年寄りは死ねと言うことか」と
怒鳴るだけならまだいい方で
制度をほとんど元に戻させたこの権力はすさまじい。
これこそエゴでは?
マスコミもお年寄り側の報道ばかりでしたし・・・
また気になる記事が・・・
アメリカがビンラディン氏を暗殺したと新聞に有りました。
深夜にもかかわらず
若者が集会所で歓喜をあげている様子が掲載されていました。
現代社会の
最先端を行く平和的民主国家、正義の国アメリカ合衆国
どんな犯罪者でも
逮捕して投獄して裁判に掛け
裁くというのが普通だと思うのですが・・・
凶悪犯なら
そこで死刑にすれば良いことなのか・・・。
否、意にそぐわない相手なら
悪人にしてその場で殺しても良いことなのか・・・。
湾岸戦争の時もそうでした。
結局
イラクには大量破壊兵器の存在など微塵も無く
フセイン大統領を暗殺してしまった。
結局
正義とか平和的民主国家とか
人が都合よく造った制度であって
どのようにでも解釈できるということか・・・。
本音と建前
本当に難しい・・・。
良いとか悪いとかでなく、
右とか左とかではなく、
人間には
「自己正当化すること」、
「尽きることのない欲望」、
これらが有る限り
正義はその時と場所、
そして人によって左右され
平和的民主国家は
付和雷同的服従と忍耐、
民衆を煽るマスコミによって成り立つものなのでしょうか。
民主国家・・・
日本もそのはずなのですが・・・。
今の政局は
野党が内閣不信任案を提出するかどうか
もし議決され衆議院を解散されたら
都知事選のようにタレント議員候補や有名社長などが
無所属で出馬するだろうし
小選挙区制のため自民も民衆も票を失う可能性があり・・・
その攻防でいっぱい・・・。
そうこうしているうちに
与党側も反撃に出て
6月1日に自民党と党首討論にこぎつけ・・・。
これで今月中は内閣不信任案は提出なしとなった。
震災復興予算補正は棚上げ状態
通常国会は6月22日で閉会
その攻防で明け暮れ。
成功すれば菅内閣は次の国会召集まで
休憩できるわけで・・・。
政治がこんなので良いのでしょうか。
選んだのは我々か・・・。
。。。。