日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

一歩ゆき 一歩もどりて 丁字の香

2019年03月02日 | 春の花


三月になりました。
まだ小さい沈丁花(じんちょうげ)の苗木に、手鞠のような可愛らしい花が咲きました♡

沈丁花は、春を告げる花として古くから親しまれています。
花の香りが「沈香(じんこう)」という香りに似ており、
葉っぱの形が「丁字(ちょうじ)」に似ていることから、
その名が付いたと言われています。

「一歩ゆき 一歩もどりて 丁字の香」

昭和時代に活躍された俳人「星野 立子(ほしの たつこ)」が詠んだ句です。
「高浜 虚子(たかはま きょし)」の娘さんとしても知られています。

◎丁字(ちょうじ)→ 春の季語・沈丁花

沈丁花が咲く時季は、お天気の不安定な日が多く、寒暖差も大きいですね。
暖かくなったり、寒くなったり・・・を繰り返しながら、
季節は少しずつ春へと近づいてゆきますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする