日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

我見ても 久しき蟾よ 百合の花

2019年08月27日 | 夏の花


残暑お見舞い申し上げます。
8月も下旬を過ぎて、今日は夏の暑さも一休みしているようです。
心地よい風に、少しだけ秋の気配を感じます。

あちらこちらには、真っ白な百合(ゆり)の花が咲いていました。
涼やかで透き通るような百合の花に、暫く見入っておりました。

「我見ても 久しき蟾よ 百合の花」

江戸時代を代表する俳人「小林 一茶(こばやし いっさ)」が詠んだ句です。

◎蟾(ひき)よ→ヒキガエル

一茶は、雀(すずめ)やカエル、子供など・・・
小さくて可愛らしい生き物が登場する句を多く詠まれています。

最近は、カエルを見かける機会が少なくなりましたが、
お盆のお参りに帰省した際に、皆でお水をかけておりますと、
どこからともなく一匹の可愛らしいカエルが出てきまして・・・
甥っ子や姪っ子が、カエルに水をかけてあげますと、とても気持ち良さそうにピョンピョンと飛び跳ねて・・・
思わず皆が笑顔になって、毎夏いつも楽しませてもらっています♡

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