もうすぐ端午の節句ですね。
先々月に陶器の雛人形の画像を送っていただいた方より、
素敵な画像が届きました♡
とても可愛らしい陶器の五月人形ですね。
“鯉のぼり”と “お道具”も、とても可愛いですね♡
「風さけて 入り日涼しき 菖蒲の日」
江戸時代に最も活躍された女流俳人「加賀 千代女(かがの ちよじょ)」が詠んだ句です。
◎入り日(いりひ)→沈みゆく太陽・夕日・落日
◎菖蒲(あやめ)の日→端午(たんご)の節句の別名・夏の季語
端午の節句は五節句のうちの一つになります。
端=はじめ、五月最初の午(うま)の日=午(ご)と五(ご)の文字の音が同じということから、
奈良時代以降、5月5日が “端午の節句” として定着してゆきました。
江戸時代には、菖蒲(しょうぶ)=武士を重んじる=尚武(しょうぶ)の節句として、
武家の間で盛んに祝われるようになります。
家の後継ぎとして生まれた男の子が無事成長してゆくことを祈念し、
一族の繁栄を願う重要な行事となり・・・
端午の節句=男の子のための節句として定着してゆきました。
また、“菖蒲(しょうぶ)の湯” に入ることから “菖蒲(しょうぶ)の節句” という別名もあります。
ちなみに菖蒲湯の菖蒲は、花を咲かせる花菖蒲(はなしょうぶ)とは異なる植物になります。
◎葉に香りのある菖蒲=葉菖蒲=サトイモ科の植物
◎花菖蒲=アヤメ科の植物=端午の節句の頃に咲く花
現在では “こどもの日”=子供たちの成長を祝う日として定着していますね。
爽やかな香りの菖蒲湯には、リラックス作用・血行促進の効能があるそうです♡
近所の公園には、美しい菖蒲(あやめ)の花が咲いていました。
これから色とりどりの花菖蒲も見頃を迎えますね♡