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詩と物語を紡ぎます

雨水

2020-02-21 21:45:00 | uta
 令和二年二月十九日の空。
 午前十一時五十五分、太陽南中。

 二月の空は日に日に明るくなってゆく。
 かつて気象キャスターとして活躍された倉嶋厚氏は、それを『光の季節』とか『光の春』と呼んだ。
 ひかりに包まれて、梅が香っている。

 雨水の陽は白く明るく澄みにけり南中の空に梅の香ゆかし

 うすいのひは しろくあかるく すみにけり なんちゆうのそらに うめのかゆかし