就活鶴丸ゼミ・社会人基礎力養成講座

大学生・大学院生のための就活指導
社会人基礎力養成講座

IRから企業を知る!

2009年06月09日 22時51分44秒 | 就活鶴丸ゼミ
当方が一流企業の目安と考えているものの1つに、
「電話には1コールで出る企業」というのがあります。4コールも5コールも顧客を平気で待たせる企業はズバリ消しでつ。
もう1つ「IRの質問メールへの返答の期間」というのがあります。
本日朝8時に、以下の内容について質問をしたところ、
当日の3時には的確な回答をいただきました。
「10年先を予測し、5年後の市場を独占する」というのは、単なるスローガンではなく、着実に実現しつつある現実との実感を持つことのできたよき1日でした。

その1・・・「イミダペプチド」を過剰摂取した際の弊害などのデータがあれば教えていただきたいのですが。

企業のIR担当者からの回答につきましては公表を禁じられていまつ。

その1・・・要約すると・・・
試験では、通常の3倍の量のイミダペプチド摂取を実施したが安全性上の問題はなかったとのことでつ。
また、医師が患者に勧めることのできる「フロメドシリーズ」のサイエンスワンにおいても、これまでのところは問題になるような有害事象の報告を医師からは受けていないということでつ。

メールでは質問力も試されまつ。鶴丸ゼミの学生諸君にも講義しているように、就職活動において学生諸君が質問するときには、その質問力でビジネス力の有無が一目瞭然でつ。質問力を高めるには、レヴィ=ストロースが「野生の思考」で指摘のごとく、やはり当該分野への興味関心・継続は力なり!かと・・・

そういえば今日の日経に!

2009年06月05日 12時33分18秒 | 就活鶴丸ゼミ
日本経済新聞 6月5日 地方経済面


大阪府内の大学や企業、自治体が協力して疲労軽減や癒やしを目的とするビジネスへの取り組みを活発化している。疲労を軽くする成分の研究成果を生かして飲料や食事メニューを商品化。従業員の疲労度を検診する企業向けサービスも登場した。府を中心に製品・サービスの癒やし効果を評価する事業も始動しており、大阪発の新産業を産学官で育成する。
 東証マザーズ上場の総医研ホールディングス(HD)は、鶏の翼の付け根の胸肉に含まれる成分「イミダゾールペプチド」に、はちみつ、果汁と混ぜた健康飲料を製品化。全額出資子会社の日本予防医薬(大阪府豊中市、高橋丈生社長)を通じ、7月に「イミダペプチド」の商品名で本格販売する。
 イミダゾールペプチドは白鳥の場合、胸肉100グラム当たり600ミリグラム程度含まれるとみられる。総医研HDは大阪市立大学、製薬・食品企業などと共同研究を進めた結果、イミダゾールペプチドに細胞の機能低下を防ぎ疲労を軽くする効果があることを科学的に実証した。1本30ミリリットル入りで希望小売価格は10本入り1箱2500円。当初は月1500箱の販売を見込む。
 大阪市と大阪市大は給食会社の一冨士フードサービス(大阪市、山岡直方社長)と協力し、鳥の胸肉を使用したメニューを開発した。5月から6月12日まで同市役所の食堂で「疲労回復を考えたランチ」として販売中。
 大阪大学、大阪市大や企業数社が出資して昨年1月設立した産業疲労特定検診センター(大阪市、倉恒邦比古社長)は今春、企業・事務所の従業員の疲労検診サービスを本格的に始めた。本人が自覚しないものの、放っておくと悪化しそうな隠れた疲労を発見して早期治療につなげる。
 企業に簡易検査システムを月7万円(標準価格)で貸し出し、従業員の心拍数の変動を測定。事前に記入した問診表と合わせて、疲労が蓄積していないかを解析ソフトで判定する。
推奨マーク交付
 行政も疲労軽減・癒やしビジネスの振興策に力を入れている。
 大阪府は今春、産学官で組織する「大阪健康サービス産業創造協議会」で各種製品・サービスの癒やし効果を科学的に評価する事業を始めた。
 第1弾として人に風を直接当てない「つつみこむ気流(冷房)」機能を備えたシャープ製のエアコンに同協議会の推奨マークを交付。マッサージチェア製造販売のフジ医療器(大阪市、町田一郎社長)など府内2社の製品には推奨マークに次ぐ評価の応援マークを交付した。


大阪市立大学の研究成果

2009年06月04日 02時04分39秒 | 就活鶴丸ゼミ
詳しくはブックマークの抗疲労効果をクリックしてご覧ください

疲労のメカニズムの解明!
ヒトをはじめとする多くの生物は、生命維持に必要なエネルギーを得るため、絶えず酸素を消費している。これらの酸素の一部は、代謝過程において活性酸素と呼ばれる反応性が高い状態に変換される。通常、活性酸素は生体が本来持っている活性酸素消去システムによって速やかに処理されるが、オーバーワーク状態などで活性酸素が大量に発生する状況下では、十分に処理しきれないことがある。こうした過剰な活性酸素によって、細胞機能低下や組織損傷が生じる結果、疲労感や身体的パフォーマンス低下などの疲労の症状が発生すると考えられている。

疲労の発生に活性酸素が関わっていることが明らかにされるなか、抗疲労物質の候補として注目されているのが抗酸化物質である。抗酸化物質は、自身の持つ強い還元力により、活性酸素を消去する。したがって、生体内の抗酸化物質の濃度を高く維持し、過剰に発生する活性酸素を消去すれば、疲労の発生を抑制できると考えられる。

■イミダペプチド(CBEX-Dr)配合飲料の健常者における抗疲労効果. 薬理と治療 / 36(3): 199-212, 2008健常な男女(20~60歳)を対象に、イミダペプチド400mg/dayまたはプラセボを4週間摂取させ、身体作業負荷によって生じる疲労に対するイミダペプチドの影響を評価した(ランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験:図3)。

イミダペプチド摂取時には、プラセボ摂取時と比べて、身体作業負荷によって生じる身体的パフォーマンスの低下状態から早期に回復することが確認された(グラフ1)。

イミダペプチド摂取時には、プラセボ摂取時と比べて、疲労感の発生が抑制された。さらに、酸化ストレスマーカー(尿中の8-イソプラスタンおよび8-OHdG)についても、上昇が抑制された。 これらの結果から、経口摂取されたイミダペプチドは、運動時に生体内で発生する酸化ストレスを低減させ、疲労の発生を抑制し、疲労からの回復を促進すると考えられる。
■日常生活レベルで生じる疲労に対する有効性“日常的な作業の中でほぼ毎日、疲労を自覚している”健常者(20~65歳)を対象に、イミダペプチド400mg/day、200mg/dayまたはプラセボを8週間摂取させ、疲労感、身体的パフォーマンスに対するイミダペプチドの影響を評価した(ランダム化二重盲検並行群間比較試験:図4)。


試験の結果、イミダペプチド400mg/day摂取群では、プラセボ摂取群と比べて、摂取2週間後から8週間後まで継続して疲労感の改善が認められた(グラフ2)。また、疲労感と身体的パフォーマンス評価の結果の間には有意な逆相関が認められた。
これらの結果から、イミダペプチドは、日常生活レベルにおいて生じる疲労感および身体的パフォーマンスの低下に対して有効である