今日は短めに本の紹介だけを。
本書は、商売やお金という視点から歴史を見ていくというのが今の私にピッタリです(笑)
著者は投資家なのですが、投資家が歴史をどう見ているかという点からもおもしろいです。
たとえば日本では平安時代から昭和30年代まで味噌屋や酒屋が金融業を担っていたという話が出てきます。
これは貨幣が広がる前にお米で年貢を収めていたことと関係するようです。
お米を扱う味噌屋や酒屋、またお米を保管する倉庫業なんかが富裕層だったみたいですね。
お米をつくる農家ではなく、お米の売買をする米屋が富裕層になるというのがポイントですね。
お金の取引をする証券会社や株を持つ株主が豊かになる現代とも通じますね。
また、日本では7世紀頃からお金(貨幣)が使われていたようです。お米とは別に貨幣も広がっていたわけですね。中国から宋銭といった貨幣も入ってきて、外貨の影響も受けます。
よかったらご一読ください。
それでは今日もよい一日を!