長々お休みをいただいてしまい、申し訳ありません。
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ただいま窯入れ作業を行っていまして、
窯出し日の13日(日)から営業再開の予定です。
天候などの影響で延期になる場合は前日までにお知らせします。
7月末から入院中だった父が、9月2日に亡くなりました。
長い入院になるだろうと思っていたので、急な亡くなり方に私たち家族も、まわりの方々も本当にびっくりでしたが、うっすら微笑んだ、穏やかな顔で旅立って行きました。
サラリーマンだったり、電気屋だったり、突然喫茶店を始めちゃったり、そのほかにもいろいろな仕事をして来た父。
確か温水ボイラーの配管・取り付けや、プロパンガスの取り扱いなどもしていたなぁ。
お酒は飲まなかったけど、朝ドラ『スカーレット』の喜美ちゃんのお父さんみたいな人でした。
私が今、曲がりなりに家のリフォームや家具のリメイクなどができているのは、子どものころから様々な父の仕事を手伝って来たおかげだと思っています。
2006年春。
ありすcafeを始める時、私は全部ひとりでリフォーム作業をしようと思っていたのですが、父が「窯の小屋は俺が作る。」と言い出して、「えええぇ~っ!やだぁ。」と思ったのですが、何せDIYの師匠(?)なので逆らえず、作ってもらうことに。
15年目を迎えた窯小屋、扉は途中で一度私が作り直しましたが、まだまだ現役続行中です。
以前にもお話しさせていただきましたが、一昨年の春先の浸水騒ぎで、一時は窯を廃棄し、小屋は解体することが決まっていたのです。
「お父さん、ごめんね。せっかく作ってくれた小屋なのに。」と謝りに行った時、「いやいや、いいんだ。しょうがないことなんだから気にするな。」と言いながら、寂しそうな顔をしていた父。
その後、札幌陶人社さんが窯を復活させてくださり、小屋も残せることになった時、「そうか~、本当は一生懸命作ったから、壊されるのは忍びないと思っていたんだ。」と嬉しそうだった父。
今改めて、あの時小屋を残すことができて本当に良かったと思っています。
(何度でもありがとうを言いたいです、陶人社・柴田さん。)
いつもうつわ作りを応援してくれていた父が遺してくれた、いちばん大きなプレゼント。
これからも私は、
父が作ったこの小屋のように、
かっこよくなくても
おしゃれじゃなくても
ありきたりでもいい、
せいいっぱい心がこもったうつわを
作っていきたいと思います。
・・・見ていてね。
あの日以来ずっと時間が止まったままのような気がしていたけれど、
いつの間にかこんなに花開いていた
センニンソウは、ぐんぐんと手をのばし、窯小屋に届く勢い。
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