先日からTRYしている金継ぎのその後です。

タイトボンドⅢ木工用接着剤と

乾いたらこんなふうになりました。

塗り終えたところ。

失敗したら拭き取る。
乾いてしまっても爪などで剥がすことができます。

2007年の春。

夜に作業したため、うつわの色が違って見えてすみません。

今、慎重に乾かしているので、数日後にオーブンで焼いて完成する予定です。
続きます。
本来なら漆で継いで金粉を蒔いてするのですが、何せ初めてのことなのでハードルをぐぐっと下げて、不器用な私にも「これならできそう」と思ったやり方から始めてみました。
今回使った材料はふたつ。

タイトボンドⅢ木工用接着剤と
ペペオポーセレン150アウトライナーのゴールド。
どちらもAmazonで購入しました。
簡易的な金継ぎの材料の中には食器に適さない成分が含まれているものもあるようですが、こちらのふたつは食器に使っても大丈夫とのことです。
まずは欠けたところをボンドで埋めていきます。

乾いたらこんなふうになりました。

この上に色をのせていきます。

塗り終えたところ。
3日~5日以上乾かして150℃のオーブン(余熱なし)で35分焼いて、そのままゆっくり冷まして完成です。
乾燥が足りないと絵の具がふくらんでしまったりするので、しっかりと乾かすのがコツです。
私はお茶わんの方の乾燥がしっかりできていなかったらしくて失敗してしまい、今、再TRYしているところです。
私のように慌て者+ぼーっとしている人にとっては「やり直せる」ことがすごくありがたいです。
アウトライナーはチューブの先のノズルから直接絞り出して色を塗ることができます。

失敗したら拭き取る。

乾いてしまっても爪などで剥がすことができます。
この絵の具にはいろいろなタイプや色があるので、金に限らず、銀継ぎや黒継ぎなどうつわに合わせて楽しんでみるのもいいのでは?と思います。
これは私が2007年から愛用しているうつわ。
欠けたところに白のポスカを塗って目立たなくして使って来ました汗。

2007年の春。
それまで住んでいた厚田の家からありすcafeに移り住むことになり、最初に私がここでの生活に慣れてから、のちに看板猫となるチャゲさんを連れて来て一緒に暮らし始めました。
ふたり暮らし1日目の夜。
赤ちゃんのころから慣れ親しんで来た家からいきなり知らないところに連れて来られたチャゲさんは、家中を不安そうに歩き回っていましたが、ふいに店内の棚にひょいと飛び乗ると・・・そこには片口のうつわが~~・・・。コトン、ゴロン。
うつわは床に転げ落ちたのですが、奇跡的に割れることなく、ほんの小さな欠けひとつで済みました。
チャゲさんは「悪いことをした!」と思ったのか、「大丈夫だよ。チャゲは悪くないよ。」と言っても、カーテンの陰に隠れて何時間も出て来ませんでした。
以来、チャゲさんはここで9年あまり看板猫として暮らしていましたが、後にも先にもうつわに傷をつけたのはこの1回だけでした。
あっ、話が長くなってすみません。
思い出深いこのうつわも、今回修復することにしました。
ボンドをパテがわりに欠けた部分を埋めて乾燥。

夜に作業したため、うつわの色が違って見えてすみません。
色を塗り塗り。

今、慎重に乾かしているので、数日後にオーブンで焼いて完成する予定です。
「タイトボンド 金継ぎ」で検索すると詳しい工程の説明や動画などが出て来ますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
続きます。