人は誉められてはじめて、自分のよさに気づきます。
愛されて、人を愛することができる人になります。
認められて、心にゆとりを持つことができます。
渡辺和子シスター
愛されて、人を愛することができる人になります。
認められて、心にゆとりを持つことができます。
渡辺和子シスター
つい最近まで30度に迫る気候だと思っておりましたら、急に寒さを感じる季節に
一転しまして、このところ暖房も必要な朝夕になってきました当地でございます。
「あれから」・・・広島では8・6、長崎では8・9、ニューヨークでは9・11
東北の我々にとっては3・11の暗黒の日
一人一人の「あれから」が克明に延々と後世に語り継がれていくんでしょうか?
早かったような、長かったような、「あれから」七ヶ月が過ぎようとしております。
「日常」を取り戻した地域もありますが、仮設住宅に入り寒さも近づき、未だ青写真が
描けない方々もいると、被災地のニュースでは報道もされております。
なんとか政治行政(あまり当てになりませんが)の力添えで、前へ進んでもらいたいものです。
福島県の浜通りでは畜産農家どころか死の町(ある大臣曰く)の状態になったようで
弊社の営業権も皆無になってしまいました、その分を宮城県の畜産農家を頼りに失地回復を目指し
頑張っておりますが、しかし、こちらもセシウムの風評被害で困難を強いられている状態です。
黒毛和牛一頭の生産者販売価格が以前でしたら、約100万円位しておりましたが
現在では、半分の約50万円程度にしかなりません。宮城県産(産地表示の義務があり)でこの値段、
福島県産では30万程度に落ち込んでおります。いずれも検査済でセシウムがフリーでこの有様です。
消費の低迷で、完全に生産原価を割った価格になっております。
宮城県の畜産農家全体で東京電力に損害賠償の請求を月毎に提出し、損害金を貰うよう手続きを
しておりますが、膨大な金額になっておりまして、果たしてどの辺で和解案が出てくるのか
賠償金が下りてくるまで、もう少し時間がかかるようです。
東京電力から損害賠償が出てくるまで、一時的に県の畜産協会より再生産できる金額を
借り入れる仕組みができており、そこで、畜産農家に代わって、その借入金や東電への損害賠償の
書類作りのお手伝いが最近の毎日の仕事になっている次第です。
そんな訳でしばらくの間、災害の後始末で時間が潰れそうな日々が続きそうです。