私のひとり言

出来事、出会いなど気の向くままに!

八重の桜

2013-02-23 11:04:31 | Weblog
このところNHKの大河ドラマ「八重の桜」に見入っている。ことしは福島の復興支援の意味もあるし、なによりも幕末の会津藩の生き様には心を惹かれるものがある。会津藩に対しては、白虎隊の悲劇性ゆえの同情論、戊辰戦争の敗者への判官贔屓という面もある。しかし、本質は、会津藩が時勢に流されず自分たちの生き様を集団で一途に示した行動が日本人の心を打つのだと思う。微塵も揺るがぬ忠誠心の美しさと言っていいかもしれない。日本人が好きな忠臣蔵の四十七士もそうだが、死もいとわず自ら価値観を貫き通した生き方の美学を感じる。藩士教育の根底には「ならぬものはならぬ」という「什の掟」がある。その精神を藩校・日新館で日々たたき込まれたが、むしろ会津の女性達が家庭教育の中で綿々と受け継いできた面が強いのではないかと思う。信念を貫く教育を体に染み込ませた会津の女性は、価値観を切り替えても強かった。「八重の桜」を見ながら改めて家庭教育の大切さを思っている。・・・あるエッセイより