今日の高大は 「バルカン半島の音楽」の講義でした。先生は民族学博物館の 新免光比呂准教授でした。随所で音楽を聴かせてもらいながらバルカン半島の民族、地勢についての講義を聞きました。
インターネットで調べた内容を以下に示します。
バルカン半島の音楽は、他のヨーロッパ地域にはない、共通した特徴を持っている。これは主に、現在のバルカン半島の音楽はこの地域に存在した多くの民族の伝統音楽から始まり、オスマン帝国の支配の下でそれらが相互に影響しあって誕生したためである。また、汎地域的に興行したロマ(ジプシー)によってもたらされた影響も大きい。この地域で多数を占めるセルビア、ブルガリアなどの南スラヴ系の諸国の音楽は、キエフ・ルーシやソビエト連邦に代表される西スラヴ系のものとは大きく異なっています。
ユーゴスラヴィアのロックミュージックは1950年代に始まりました。当初はエルヴィス・プレスリーやチャック・ベリーなどの影響が大きく、多くのバンドがこぞって彼らの真似をしました。当時を代表するミュージシャンは、「ベオグラードのプレスリー」ことMile Lojpur(ミレ・ロジプル)です。当時珍しかったナイロン製のシャツを着て、マイクを取り付けたギターを奏でる独特の出で立ちは、ユーゴスラヴィアの明るい未来を象徴するものでした。
ユーゴスラヴィアは1943年から1992年まで存在した社会主義国家です。絶対的なカリスマ指導者ティトーのもと、多民族・多宗教の人々が集合し、独自の社会主義路線を歩みました。「兄弟愛と統一」をスローガンに、公平な経済と富の分配を目指しますが、次第に構成国の独自路線は進んでいきます。ティトーの死後ますます分権化は進んでいき、各地で構成国の独立戦争が勃発するようになり、1992年に連邦は解体。現在は、クロアチア、スロベニア、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナとしてそれぞれ独立国となっています。
☝新免光比呂准教授です。 ☝ヨーロッパ地図とバルカン半島拡大図です。
☝ルーマニア歌謡の演奏団です。☝ベオグラードのプレスリーことMile Lojpur ☝ジプシーの音楽集団です。
☝帰りの電車が若江岩田駅に到着後、ホームの端から生駒山方面を写しました。雪を思わせる雲が出ていました。
最新の画像[もっと見る]
- 4月6日 小学校の入学式の朝 4年前
- 4月5日 花園中央公園の花菖蒲(ハナショウブ)の池 4年前
- 4月4日 クマンバチ 4年前
- 4月3日 庭の片隅に「ジュウニヒトエ」が咲いていました。 4年前
- 4月2日 第2寝屋川の提防上の散歩コース 4年前
- 4月2日 第2寝屋川の提防上の散歩コース 4年前
- 4月2日 第2寝屋川の提防上の散歩コース 4年前
- 4月1日 コロナ禍の蔓延 4年前
- 4月1日 コロナ禍の蔓延 4年前
- 3月31日 美術センターで写真展、絵画展を見てきました。 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます