くうさんの人生つれづれ記

振り返ると後期高齢者の年齢を過ぎてしまいました。まだ元気に歩き、歌い、遊び、学びの人生を過ごしています。

高大・世界の文化 「バルカン半島の音楽」の講義でした。

2018年01月26日 17時37分57秒 | 日記

 今日の高大は 「バルカン半島の音楽」の講義でした。先生は民族学博物館の 新免光比呂准教授でした。随所で音楽を聴かせてもらいながらバルカン半島の民族、地勢についての講義を聞きました。
 インターネットで調べた内容を以下に示します。
 バルカン半島の音楽は、他のヨーロッパ地域にはない、共通した特徴を持っている。これは主に、現在のバルカン半島の音楽はこの地域に存在した多くの民族の伝統音楽から始まり、オスマン帝国の支配の下でそれらが相互に影響しあって誕生したためである。また、汎地域的に興行したロマ(ジプシー)によってもたらされた影響も大きい。この地域で多数を占めるセルビア、ブルガリアなどの南スラヴ系の諸国の音楽は、キエフ・ルーシやソビエト連邦に代表される西スラヴ系のものとは大きく異なっています。
 ユーゴスラヴィアのロックミュージックは1950年代に始まりました。当初はエルヴィス・プレスリーやチャック・ベリーなどの影響が大きく、多くのバンドがこぞって彼らの真似をしました。当時を代表するミュージシャンは、「ベオグラードのプレスリー」ことMile Lojpur(ミレ・ロジプル)です。当時珍しかったナイロン製のシャツを着て、マイクを取り付けたギターを奏でる独特の出で立ちは、ユーゴスラヴィアの明るい未来を象徴するものでした。
 ユーゴスラヴィアは1943年から1992年まで存在した社会主義国家です。絶対的なカリスマ指導者ティトーのもと、多民族・多宗教の人々が集合し、独自の社会主義路線を歩みました。「兄弟愛と統一」をスローガンに、公平な経済と富の分配を目指しますが、次第に構成国の独自路線は進んでいきます。ティトーの死後ますます分権化は進んでいき、各地で構成国の独立戦争が勃発するようになり、1992年に連邦は解体。現在は、クロアチア、スロベニア、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナとしてそれぞれ独立国となっています。

☝新免光比呂准教授です。     ☝ヨーロッパ地図とバルカン半島拡大図です。

☝ルーマニア歌謡の演奏団です。☝ベオグラードのプレスリーことMile Lojpur ☝ジプシーの音楽集団です。

☝帰りの電車が若江岩田駅に到着後、ホームの端から生駒山方面を写しました。雪を思わせる雲が出ていました。


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