デンドロビューム

　亡き夫には似合わぬ名前を持っていました。
蘭道（らんどう）と言います。変わった名前ですがいたって平凡な人でした。

　法名を名前の一字をとって蘭徳と頂きました。

　俳句を趣味にしている姉につられて作ってみました。
　祭壇に飾った花、蘭を一輪描いてみました。

　「夫（つま）逝きて運河の風の彼岸花」姉が添削してくれました。

がん保険に入っていましたが私の名前にする名義変更の手続きに印鑑証明や戸籍謄本などが必要で区役所まで行ってもらってきました。
それを提出して入院前にやることが終わったのでホッとしたところです。

不安は一杯ありますが、お医者さんに任せて頑張ってきます。
なぜか携帯でブログアップができなくなったのでしばらくお休みします。

献句と絵手紙のコラボ

　夫がお骨になって帰って来た次の日が十五夜でした。
空は雲がかかっていましたがだんだん雲が取れてはっきりと月が見えました。その時姉が詠んだ俳句です。

姉は急にみんな帰ってしまったら寂しいでしょと三日ほど残ってくれました。

帰ってからメールで俳句ができたことを知らせてくれました。
葬儀で飾ったトルコキキョウを描いて姉とのコラボです。

ほんとはススキでも描いてみたかったのですが手に入りません。

役所や保険の手続きなどやっと終わるかなと思ったらホッとする間もなく、葬儀屋さんが来てお返しの品物はどうしますかときました。

私の入院があるのでゆっくりもしていられず予定を入れました。
なんて慌ただしい日々でしょう。

紫陽花の様に

　初夏に咲いた紫陽花が枯れずに楽しませてくれています。

　主人が九月九日になくなりました。癌の治療を受けていましたが脳梗塞を併発しがん治療が受けられなくなって余命を宣告されました。
この紫陽花のようにもう一度生き返ってほしかったです。

　最後は苦しまずに眠るように逝ったのがせめてもの慰めです。

　葬儀も済ませましたが色々な手続きがあって頭がこんがらかってしまいます。ゆっくり主人との思い出に浸っている時間もありません。

　これから私の治療に専念します。

センニンソウ

　主人の状態も滞ったまま身動き取れずにいます。
こちらは台風の影響はあまりあまりありませんでしたが蒸し暑さにはまいってしまいそうです。

しばらく植えた花の状態も見ていないので病院の帰り覗いてみると蝋梅の木に絡まってセンニンソウがいい香りを放って咲いていました。
その香りに引き寄せられたのか大きな蜂が蜜を吸っていました。

今朝、少し時間があったので写してきました。
久しぶりの更新です。
これから病院に行ってきます。