50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

「彼女を信じてもいい・・・

2015-04-23 19:48:41 | 小説
「彼女を信じてもいいでしょうか」
と若者の声、クモはふと彼をうらやましくなった。曽根崎心中の初も、姪や先妻にかかっては顔なしだと思った。いつもの嫌味な心持ちの逆しまの、恋物語を観た心持ちになる。

(つづく)