サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

頭脳警察のPANTA氏と仕事!

2006年10月09日 18時43分44秒 | music
流石に更新しないとまずいっすね。

ということで、
今日は9月にあの頭脳警察のPANTA氏と
お仕事をさせて頂いた話をちょこっと。

実は音楽業界の端っこで仕事をしている私ですが、
9月にある方の縁でバンドコンテストの審査員をさせて頂きました。

その審査委員長がPANTA氏だったのです!

当日社会人のマナー違反である遅刻を少しだけしてしまった私に対して、
PANTA氏は優しく「よろしく」と手を差し伸べてくれました。
憧れの人なだけにむやみに物凄く緊張していた私ですが、終始物腰が優しい方でした。

バンドのコンテスト自体が終わった後でも、
一バンド一バンドにアドバイスをされている姿は「さすが」であり、
頭脳警察のPANTA氏の偉大さがどれだけ分かっているかはともかくとして、
出演バンドの皆さんは本当に貴重かつ素晴らしいアドバイスを受けたと思います。
是非今後のバンド活動に活かして頂きたいです。

さて本番はおわり、打ち上げの席でも、頭脳警察のデビュー頃のお話であったり、
昔のこともざっくばらんに話して頂き、貴重な体験をすることが出来ました。
コンテスト中は仕事の席なので、ファンであることを隠していましたが、
打ち上げでは「ファンなんです!」と打ち明け、
見事頭警の1STのCDにサインを頂くことが出来ました。

パンタ氏に関しては一つ疑問がありました。
頭脳警察の前に「ザ・モージョ」というバンドに在籍していたとどこかで読んで、
一体何をやっていたのか、という疑問です。
弘田三枝子のライブ盤とシングル一枚しか残っておらず(どちらも和モノ名盤!)
情報が少ないのですが、本人からちょろっとだけお話を伺うことが出来ました!

なんとパートはギターではなく、ボーカリストとして、
スペンサーデイヴィスグループなどを歌っていらしていたとのこと!
過激なパフォーマンスやアジテーション、また発禁などで頭脳警察は
デビュー当時話題を振り撒いておりましたが、
そのPANTA氏がそれ以前になんとR&Bを歌っておられたとは!

今思い出しても本当に素晴らしく貴重な体験でございました。

ちなみにバンドコンテストの優勝者は「フレアオッズ」!
でも出来レースではないですよ、これだけは言っておかねば。
その彼等は日本代表として、12月に英国で決勝戦を行なうのである!

ミュージカルバトン

2005年06月25日 02時29分42秒 | music
イラストレーターである木綿子さんから「ミュージカルバトン」
というものが回ってきたので、素直に受けてみようかと思います。
ふむふむ、なかなか簡単そうでいざ答えようとすると考え込んでしまいます。
さて私の回答は?

■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
→知りません・・・

■Song playing right now (今聞いている曲)
→Humble Pie/King Biscuit Flower Hour

■ The last CD I bought (最後に買ったCD)
→給料入ったので、CAN4タイトルとトラフィック紙ジャケ5枚まとめ買い!

■ Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
1)John Mayall&Blues Breakers with Eric Clapton/All Your Love(写真) 
この曲でギターにブルースに目覚めました。

2)Led Zeppelin/Whole Lotta Love
高校の時MTVで見て強烈に打ちのめされました!ドキドキして
地元のCDショップにCDを買いに行ったのを今でも覚えています。

3)DMBQ/Flash Bulb
彼等のライブによって人生を変えられたと言っても過言ではない、
私にとって重要なバンド。20分余りのハードプログレな大曲のこの曲は
バンドでコピーもした思い出深い曲。よくやったなぁって思う(笑)

4)The Hair/カンタロープ・アイランド
「新宿25時」というコンピに収録の我が心のバンド、
あいさとう氏率いるヘアーの一曲。曲は勿論ハービーハンコックの有名曲だが、
後半からの氏のファズソロは彼にしか出来ない
モッドなジャズロックを展開していて、いつ聞いても本当に素晴らしい。

5)人間椅子/桜の森の満開の下
ブラックサバスのドゥーミーさと日本文学が奇跡的に邂逅した一曲。
最高です。バンドでカバーしたことも。
実は彼女と出会うきっかけの一曲だったりします(ノロケ・笑)

■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
→実はあまりパソコンを通じての友人がいないので、
 ブログをやってる後輩と知っている限りの友人にこっそり回してみます。

ふぅ。五曲選ぶの大変でした。あれもこれも入れたかったなぁ。
敢えてはずした曲も多数。今日はこんな気分でした。

さて貴方ならどう答えてバトンを渡しますか?

バトンを渡してくれた人、木綿子さんの答えはコチラ。

ギターマガジン6月号

2005年06月11日 01時52分36秒 | music
もうすぐ7月号が発売される、
ギタリストにはおなじみの雑誌『ギターマガジン』ですが、
今発売されている6月号は皆さん買ったほうがいいですよ。

え?何でかって?
そりゃ勿論表紙があのクリームだからですよ!
しかもレアな写真も載っててギターマガジン(GMと略すらしい)らしい
視点での特集がなされているので正しくファンは必見です!

でもそれだけじゃないんですよね。
付録のCDがこの号には特別に付いてるんですが、
何とあの山岸潤史氏のここでしか演奏が収められてるんです!

山岸潤史といえば、古くはウエストロードブルースバンド、
そして「8・8」での山岸潤史グループを経て、
ソーバッドレビューで活躍した日本を代表するギタリストである。
ソーバッドレビュー後は、フュージョン系のセッションを数多くこなし、
(フージョンなんだけど、やっぱしこの方は根っこがブルースなので格好良い!)
チキンシャックを結成。ここら辺の経緯も以前GMで特集されていたので、
ファンは一読の価値あり。
そして現在はニューオリンズに移り住み、「パパ・グロウズ・ファンク」の
一員として世界をまたに駆けた活躍をしている今でもバリバリの現役ギタリスト。
しかも先日のジャパン・ブルース・カーニバル2005には、
なんとウエストロードブルースバンドとして出演も果たしたそうである。
残念ながら見に行けなかったのだが、日本の伝説のブルースバンドが
時を経て出演というのが非常に嬉しく思いました。
ん~見に行きたかった!

そんな氏がGM誌だけに、特別に録りおろし曲を演奏。

↓GMのHPから文句を拝借↓
■奏法特集~名手直伝セミナー・パート1
山岸潤史Presents
本場ニューオリンズ直送! ファンク・リズム&グルーヴ
(付録CD連動/10ページ)

単身ニューオリンズに渡り、グローバルな活躍を続けている我らが山岸潤史が贈る直伝ギター・セミナー。本場仕込みならではの強靱なリズム・プレイをたっぷりと聴かせてくれる。詳しい譜面&奏法解説とともにニューオリンズ・グルーブの真髄をぜひキミのレパートリーに加えてほしい!

ということなんですが、氏のこだわりでなんとソロフレーズは一切無し!渋い!
ですが、ひじょ~に濃いグルーヴを披露してくれてます。
やはり演奏の肝は、リズム・プレイですね。
私はチョーキングしかしてこなかったので、コードプレイやリズム感がまるでダメ・・・
反省です・・・と言いたいとこだが、
まぁ自分のギター人生今更変えるつもりはありません(笑)!
しかしキチンと参考にさせていただきます。

今までも竹田和夫氏など興味深いプレイを収めたCDを特別付録にしてきたGM。
(面白かったのは、DMBQの増子氏のファズ弾き比べ を収めたCD!
 ベース&ドラムを自らこなし、初のソロ作品となっております。
 増子氏も初ソロがこの企画で良かったと満足の好企画でした!)
なので、ギタリストでなくてもCD付きギターマガジンは注目です!
取り敢えず今売ってる6月号をゲットしよう!

来月7月号は布袋寅泰氏が表紙で、6/13発売。
一番はクリームの再結成ライブレポが楽しみ。
レココレ最新号(表紙がボス!ブルース・スプリングスティーン)にも
クリームのライブレポ載っていましたが、
まだまだこの話題が尽きることはなさそうです。
ゆら帝のインタビューも楽しみ。
それからギターマガジンで働いている私の後輩がインタビューしたという
鈴木茂の記事も載ることだろうからそちらも楽しみ。
どんな出来になっているんだろうか。ちょっと厳しくチェックしてみようかな(笑)
(それにしても仕事とはいえ羨まし過ぎる!)

ギターマガジン応援しています。

リットーのギターマガジンのHPはこちらから。




エイプリル・フール

2005年04月01日 00時00分00秒 | music
あのギターウルフのベースのビリー氏が亡くなった。
心不全だそうだが、まるで笑えないエイプリル・フールである。

新作も好調なYUKIの一歳のお子さんも亡くなったそうである。
幸せ一杯から奈落の底へ。

皆さんも恋人や家族など愛する人のことを
思い浮かべてみれば分かるはず。
とても心が痛くなる。

世の中突然何が起こるか分からない。
だからこそ少しでも悔いのないように
毎日を過ごそうと思う。

いつ死んでもいいようにと言うわけじゃないけれど・・・

軽音楽研究会

2005年03月22日 01時15分22秒 | music
私は大学では軽音楽研究会(いわゆる軽音)に所属しておりました。
自分が四年生だった時に二年生だった後輩が卒業するということで、
軽音で追い出しコンパが行われ、
その会に卒業生ながらお祝いも兼ね出席しました。

いいですね。
もう単純に時間を飛び越え楽しい時に戻れるって。
しかも軽音だけに心置きなく音楽の話が出来るのって素晴らしい。

先輩らが社会に巣立っていって大好きな音楽の話が
出来ない、みんな驚く程音楽知らない、
というような話を聞きます。
皆さんも案外そうなのではないでしょうか?
本当はメタル大好きなんだけど、周りは全く知らないから言い出せない。
そこでワイシャツの下に黒いメタルTシャツ着たりとか(笑)
ゆら帝やあのミッシェルガンエレファントだって
知らない人は知らないですからね。

だからこそインターネットのチャットやBBS、ブログなどで
同じ趣味を持った音楽の話で盛り上がると思うんです。
このブログもそんな場を提供出来たらなぁと思っていますので、
コメントやトラックバックも歓迎しています!

話を元に戻すと、
大学の四年間軽音に所属して良かったと思ってます。
自分ひとりだったら絶対聞かなかったであろうジャンルや
バンドにも触れることが出来たし、
自分の好きなジャンルにしても更に開拓できたし、
何より音楽が素晴らしいと感じることが出来た
軽音の部員に出会えたことが良かった!

後輩よ、卒業おめでとう!


サイケデリック・ペンタトニック??

2005年03月13日 01時11分14秒 | music
このブログのタイトルは「サイケデリック・ペンタトニック」
サイケなペンタ?
なんじゃそら?と思われるのも当然。
全く私の造語ですから。

そもそもペンタトニックとは、
ギターの音の配列の決まり(?)みたいなもので、
ブルーズだとマイナーペンタトニックをよく使います。

なのでサイケなペンタトニックなど存在しないのですが、
それでもジミヘンやクイックシルバーメッセージャーサービスや
グレイトフルデッドなどの自分の大好きな70年前後のバンドは、
どこか怪しい雰囲気の響きを持ったギターが聞こえてきます。

現在でいうと、DMBQの松居徹やゆらゆら帝国の坂本さんなど、
非常にサイケな響きを持ったギターフレーズを繰り出しています。

それでも自分にとってのサイケなギターの最高峰といえば、
我が日本が誇るニューロックの雄、
フラワートラベリンバンドの2ND、「SATORI」です。
ジョー山中のロバートプラントを上回る超絶ハイトーンヴォイスと、
七色の音を持つといわれる東洋音階を駆使した石間ヒデキのギターワーク。
特に一曲目の出だしと、二曲目のSATOR pt.2はいつ聞いても何度聞いても、
最高にかっこいい。これぞラーガロック。
当時カナダでもトップ10入りを果たしたというこの曲。
外国人の耳にはどう聞こえたのでしょうか?
今ならディスクユニオンとストレンジデイズのみで
ロックエイジ帯(!)を再現した紙ジャケが販売されています。
まだ聞いたことがないという方やもう持っているという方も
これは買って損はないアイテムですね。限定らしいのでお早めに。