購入記録です。久々のブート購入。2022年7月29日発売。これは買って大正解です。
細かい説明はレーベル側で全て書いてくれているので転載。詳しくは下記をご覧ください。
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CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG - COMPLETE WOODSTOCK 1969(1CD)
CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG - COMPLETE WOODSTOCK 1969(1CD)
Woodstock Festival, Bethel, New York, USA 18th August 1969 STEREO SBD
クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングにとって大一番であり、当時の音楽誌をして「ウッドストックの象徴」とまで言わしめた彼らのウッドストック・フェスティバルでのステージ。その模様は同フェスティバルの映画のサウンドトラックを兼ねた二種類のアルバムで垣間見られたものの、それでも完全収録からは程遠いものでした。また途中で雨に見舞われたせいでオーディエンス録音の存在というのも絶望的。というかオフィシャルにレコーディングされていたのだから、マルチトラックの完全版が存在するのは確定。
さらには世界中のマニアの研究によって当日のセットリストも以前から判明しており、以降の彼らのステージの構成とはまったく違った独特の選曲に驚かされたものです。そうなるとなおさら全長版を聞いてみたくなるというもので、だからこそオフィシャルの小出しリリースにはフラストレーションしか溜まらなかった。さらにはニール・ヤングの「Sea Of Madness」がウッドストック当日のテイクではなく、何とフィルモアでのテイク(つまりウッドストックと無関係な)が採用され、とどめはサントラ採用テイク、例えばグレアム・ナッシュの「Marrakesh Express」にはアコースティックな演奏にリズム隊やリードギターがオーバーダビング、それもCSNYとは関係のないミュージシャンによって施されるという有様でした。
こうなるとマニアでなくともCSNYのウッドストックの純正完全版を聞いてみたくなるというものですが、これがなかなか登場しない。遂に登場か?と思われたら実際は二週間後のグリーク・シアターを収録した内容であったりと、マニアは肩透かしを食らったものです。何よりマルチトラック録音となれば流出が難しい。そうしたもどかしい状態が何年も続いた挙句、フェスから50周年を記念した怒涛のボックスのリリースが実現、そこで遂にCSNYのウッドストック完全版がリリースされたのです。
マニアにとって見果てぬ夢であったウッドストックの完全版が遂に…と色めきだったのもつかの間、そのボックスセットは極度に限定のリリースであり、なおかつ高価。お世辞にも簡単に手に入るとはとても言い難いものだった。それどころか我が国への上陸は希少数でしかなく、ウッドストック完全版がせっかくリリースされたというのに、ほとんどの人(特に日本人にとっては)聞くことができない状態に等しかったという。
そこで今回は近年リリースながら幻のレアかつ怒涛のセットからCSNYのパートを抜粋。言うまでもなくマルチトラック録音ですからスーパー・ハイクオリティ。今から三年前にCSNY伝説のウッドストック完全版が最高の形でしれっとリリースされていたことに驚かれる方がほとんどではないでしょうか。長い間サントラやウッドストック25周年ボックスなどで小出しされ続けていたことを思えば隔世の感があります。
映画でも印象的なシーンであった「Suite: Judy Blue Eyes」から幕を開けるステージはこれぞウッドストックそのもの。ヤングとスティーブン・スティルスの二人だけで演奏される「Mr. Soul」はサントラ以外のアイテムで聞けた貴重な演奏としてマニアにはおなじみでしたが、そこではモノラルだったのが今回はマルチトラックのハイクオリティ・ステレオ。おまけにヤングの「Wonerlin’」がCSNYのステージ、それもウッドストックで披露されていたというのも世界中のマニアを驚かせたものですが、それもこうして聞けるようになったのです。
さらにダラス・テイラーとグレッグ・リーブスが加わってのバンドセットはこれまで聞かれなかった貴重な演奏のオンパレードで、長い間ベールに包まれていたライブ後半部分が遂に明るみとなりました。以降の彼らのライブでもバンドセットの幕開けとして定着するナッシュの「Pre-Road Downs」からして実に初々しい演奏ですし、一年後の「FOUR WAY STREET」のテイクとは別のグループであるかのようですらある。後にスティルスのセカンド・アルバムに収められる「Bluebird Revisited」は既にアレンジが完成しており、それをCSNYとしてライブ演奏しているのがとても貴重。なおかつ69年の彼らのライブを代表するレパートリーの一つでもありました。
そして「Sea Of Madness」の正真正銘ウッドストックでのライブテイク。確かに映画のサントラに収められたフィルモアでのバージョンと比べるとラフな演奏なのは事実なのですが、クロスビーとナッシュがステージで説明していたように、これは彼らにとって二回目のライブ(いくら人気上昇中とはいえ、よく引き受けたものです…)。その粗削りな演奏こそが大きな魅力なのです。
そんな初々しさ全開なウッドストックでの彼らのステージのすべてを、しかも完璧な音質で聞ける日がやってきました。それは後のライブアルバム「FOUR WAY STREET」にまったく引けを取らないクオリティ。大ベストセラーにつきセカンド・プレスにまで及んだジミ・ヘンドリックスの「THE COMPLETE WOODSTOCK 1969」と共に、1969年を象徴するイベントからの最高のドキュメント。これはもうマニアだけでなくすべての音楽ファンに推したい歴史的な一枚!
(71:44)
1. Intro
2. Suite: Judy Blue Eyes
3. Blackbird
4. Helplessly Hoping
5. Guinnevere
6. Marrakesh Express
7. 4 + 20
8. Mr. Soul
9. Wonderin'
10. You Don't Have To Cry
11. MC
12. Pre-Road Downs
13. Long Time Gone
14. Bluebird Revisited
15. Sea Of Madness
16. Wooden Ships
17. Find The Cost Of Freedom
18. Encore
19. 49 Bye-Byes
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
IMPORT TITLE ,500 7月29日(金)
1CDにめいっぱいの分量で聴き応えあります。オフィシャルのコピー盤なわけなので当たり前ですが、音もバッチリです。
と、書いててなんですが、購入前にこの説明文を読んでいて
「フェスから50周年を記念した怒涛のボックスのリリースが実現」とあり、
「そのボックスセットは極度に限定のリリースであり、なおかつ高価。お世辞にも簡単に手に入るとはとても言い難いものだった。それどころか我が国への上陸は希少数でしかなく、ウッドストック完全版がせっかくリリースされたというのに、ほとんどの人(特に日本人にとっては)聞くことができない状態に等しかった」
というものらしく、え?いつのまにそんなものが出てたんだろう?と疑問に思い調べてみました。
ありました。これですね。
Woodstock -Back To The Garden: The Definitive 50th Anniversary Archive (38CD)
HMVの商品ページを見ると2019年に247,159円で発売されたようです!
RHINOのページもありました。ここでトラックリストも確認できます。
https://www.rhino.com/article/woodstock-back-to-the-garden-the-definitive-50th-anniversary-archive-tracklist
CSN&YはDisc33に収められているみたいです。
それにしてもこのBOXはすごいですね!ざっとアーティストと曲目見てるだけでお腹いっぱいになってきますが、有名どころだと単品で商品化されているものもありますが、そうでないバンドの方が多くかなり興味がそそりますね。
ちなみに過去の日本でのオークションの履歴を確認できるサイトでチェックしてみたところ、発売された2019年の年末に入札40件で23万3千円という履歴が確認出来るものが一番高値のようです。
今だともっと高いんでしょうか。