サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

DEREK & THE DOMINOS + NEAL SCHON

2009年06月30日 00時39分52秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
ドミノスつながりで、今日もドミノスの音源。
この音源は1970年11月19日のバークレーでのLIVE音源。
CDには前日の18日の模様も収録。

この19日は、あの若き日のニール・ショーンが参加していることで有名な音源で、
MVなど数レーベルからリリースされていて、私もずっと欲しいと思っていた音源。
でもこのスコルピオ盤には、今までの既発盤には収録されていなかった
「STOMY MONDAY」(3コード・バージョン)が唯一収録されています。
音質は他のレーベルのものは買っていないので比較出来ませんが、あまり良くはありません。
(デジタル・ノイズっぽいのがたまに入りますが、スコルピオだけでしょうか?)
肝心のニール・ショーンの参加も手に取るようにわかるというものではなく、
ちょっとがっかりです。(ボーカルははっきり聞き取れます。)

でもクラプトンが弾かない時、歌っている時などにニール・ショーンが弾きまくっていて非常に新鮮。
ギター・バトルというよりクラプトンが先輩として見守っているという感じ?
いや、でも確実に若者に触発されてクラプトンも弾きまくってるのは確か。

珍しく頭にロックン・ロールのチャック・ベリー・メドレーを持ってきてますし、
ストーミー・マンデイやMean Old World(尻切れですが・・・)もやっているので、
音質はピカ一ではありませんが、
ニール・ショーン参加の話題も含めてファンは聞いて損しない音源かと。

DISC.1
1.Introduction
2.Chuck Berry Medley
3.Got To Get Better In A Little While
4.Key To The Highway
5.Why Does Love Got To Be So Sad
6.Stormy Monday

DISC.2
1.Tell The Truth
2.Little Wing
3.Blues Power
4.Have You Ever Loved A Woman
5.Let It Rain
6.Mean Old World

それにしてもニール・ショーンは凄いと思う。
実はジャーニーは全く聞いたことがないんですが、
やはり初期サンタナを代表する3作目の印象は相当強い。

調べたら1954年生まれ!この1970年のドミノスとのライブだって、16歳?!
サンタナの3rdも1971年発表だから17歳?!どんだけ上手いのか!
さらになんでこんなに物怖じしないのか、性格も非常にタフなんでしょう。。。

私は初期のサンタナも非常に大好き。
ということで、そのサンタナの1971年のライブ映像を。
「JUNGLE STRUT」いつでもテンションが上がってしまうグルーヴィーな曲。
ツイン・ギターでさらにアグレッシブになった姿がめちゃめちゃ格好良い!
サンタナとも違ったニール・ショーンの伸びのあるチョーキングにもびっくりでした。


Derek & The Dominos / Wolfgang's Vault

2009年06月27日 00時09分14秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
「Walfgang's Vault」とズバリなタイトルでのリリース。
ロック好きはご存知のビル・グレアムのサイトからのダウンロード音源がソースということで、
それにしては破格の3枚組プレスCDで何と1,000円でのリリース!

(最近BFはどうなってるんでしょうか・笑/MVやEVの値下げ品が多すぎるし、
 高いのと安いのも極端過ぎますねぇ)

実はこの日の音源は買い逃していてずっと欲しいと思っていたので、まさかの価格にびっくり。
オフィシャルでもリリースされているくらいのサウンドボードなので、音的には問題なし。
ドミノスの頂点といっても過言ではないフィルモア・イーストでの音源です。

Disc.1
01.Got To Get Better In A Little While
02.Key To The Highway
03.Tell The Truth
04.Why Does Love Got To Be So Sad
05.Blues Power
06.Have You Ever Loved A Woman
07.Bottle Of Red Winw

Disc.2
01.Presence Of The Lord
02.Little Wing
03.Let It Rain
04.Crossroads

Live At Fillmore East 1970/10/23

05.Introduction
06.Got To Get Better In A Little While
07.Blues Power
08.Have You Ever Loved A Woman

Disc.3
01.Key To The Highway
02.Tell The Truth
03.Nobody Knows You When You're Down & Out
04.Let It Rain
05.Why Does Love Got To Be So Sad
06.Presence Of The Lord
07.Bottle Of Red Wine
08.Roll It Over
09.Little Wing

Live At Fillmore East 1970/10/24


Soft Machine / Hazard Profile

2009年06月23日 23時51分58秒 | 洋楽


1974年のスイスはモントルー・ジャズ・フェスでの有名なライブ映像。






いわゆるバンドルス期のソフト・マシーンの布陣。


「Bundles」は、1975年発売の8枚目。
Mike Ratledge (Ky)
Roy Babinghton (B)
Karl Jenkins (Ky&Sax)
Allan Holdsworth (G)
John Marshall (Dr)

前作の「Seven」から技巧派ギタリストAllan Holdsworthが参加。
でも、実はこの技巧派ギタリストに全くないので、
この弾きまくり感、まったく共感できないんですが、
リフがめちゃめちゃ格好良いので、この曲大好きです。

上のYoutubeは、ホールズワースの指を良く捉えているので彼のファンは必見かと。
それにしても、もうこの時期になると、オリジナル・メンバーである
マイク・ラトリッジの存在感がなんとないことか。
後半のソロももう何だか古い感じがするのは私だけでないはず。

それにしてもジョン・マーシャルのドラミングのなんと格好良いことか!

この細かい譜割りの上に長い譜割りのリフが乗るミニマルさが格好良い
「Hazard Profile」は、これにも収録。


「BBC Radio 1971-1974」(2CD)
このBBCでの音源を収めたCDには2テイク収録されていて、
一つ目はDisc1に収録の73年10月30日のテイク。
まだホールズワースがいない、ラトリッジ/バビントン/ジェンキンス/マーシャルの
四人での演奏。でもリフは完全に出来上がっていて、ギターなしでも曲の格好良さが映える。
(ちなみにPart1のみの短いバージョン)

もう1テイクはDisc2の74年6月10日の録音のバージョン。
ここではBundlesソフツでホールズワースを加えた5人での録音で、
Part1から4まで白熱した17分近い演奏を繰り広げており必見。

「Bundles」自体は現在入手困難なタイトルなので、
手っ取り早く「Hazard Profile」を聞くにはこの「BBC Radio」の音源は最適かと。
→この曲だけでなく貴重な音源ばっかり収録してます!

1971年のHerbie Hancock

2009年06月21日 00時07分28秒 | 洋楽



1971年のワーナーでのアルバム「Mwandishi」発売時のLIVE映像。

もう一枚ワーナーで出したあと、あのファンク名盤「Headhunters」に至る訳ですが、
その過渡期的内容かと思えば、とんでもない!
完全にジャズ・ロック好きのど真ん中を行く内容でメチャクチャ格好良い!

Eddie Hendersonがトランペット、
Bennie Maupinが、バス・クラリネット というのもこの時期ならでは。

やはり同じ楽器/同じ時期でのジャズ・ロックといっても、
アメリカとイギリスでは大きく違うのも凄く面白い。

やはり好きです、この時代。

Soft Machine のドキュメンタリー

2009年06月20日 23時32分11秒 | 洋楽



会社へ行く時の電車の中で、ソフト・マシーン。
昼休みのドトールで、ソフト・マシーン。
帰りの電車の中で、ソフト・マシーン。

と、ここのところ頭の中はソフト・マシーンでぐるんぐるん。

エルトン・ディーンのサックスが雄叫びをあげ、
マイク・ラトリッジのファズ・オルガンが切り込みをかけ、
ヒュー・ホッパーのファズ・ベースがたたみかける。
そしてロバート・ワイアットの細かくて手数の多いドラミングが
つねに頭の中を支配してます。も~ど~なってることやら。

んで、この映像はソフト・マシーンの貴重なインタビューが拝めるドキュメンタリー。
ロバート・ワイアットは「ボブ・ワイアット」と名前が表示されてます。
そして意外にいかつい感じのラトリッジ。
各々ロックっぽさとは違ったインテリジェンスな雰囲気がとっても格好良い。

そして合間にはスタジオでのライブ映像がこれは貴重だ!
ほんの少ししか流れないですが、立ち位置も普段とは異なり、なおかつ鮮明である。
曲はエルトン・ディーンの「Neo-Caliban Grides」を演奏しているので、
おそらく1971年の映像かと思われます。



Soft Machine / Moon In June

2009年06月14日 22時12分00秒 | 洋楽
ジャズ・ロック色濃いThirdの中でも
唯一ロバート・ワイアットの歌唱が聞けるトラックで
とりわけ印象の強い一曲。

サイケ・ポップな1st&2ndとの接点でもある一曲。
次のForthではボーカルの曲は一切なくドラムに徹してます。

で、色々探してみるとあるもんなんですねぇ、映像が。

ということで、YOUTUBEで、
1969年8月22日のBilzen Jazz Festival でのライブ映像。







モノクロながら鮮明です。雰囲気あります。
よく観るといつもサングラスをかけてるラトリッジが瞳を覗かせてます!

Thirdとは後半のパートはほぼ同じものの、歌の部分のパートが異なります。
こっちのベースラインも憂いがあって好きです。

この当時のソフト・マシーンの色々な発掘音源によって
「Moon In June」も何種類かLIVE音源が日の目を見ています。
代表的なものを二つですがピックアップ。



「Third」ファン必聴のライブ盤「NOISETTE」。
1970年1月4日のライブ。「3」の3人にリン・ドブソンが加わったカルテットでの演奏。
7曲目に収録されてますが、この日は後半の演奏パートのみ。この部分だけでも凄いです。



もう一つはBBCでの音源を収めた2CDの「BBC RADIO 1967-1971」。
タイトルの通りケヴィン・エアーズがいたトリオ時代の1967年から「3」のクインテット時代のものまで幅広く収録。

「Moon In June」は、1969年6月10日の演奏。
ここには13分もの熱演が収められており、色々聴き所もあり本当に必聴。
まず演奏面ではラトリッジが途中で珍しくオルガンではなく、
ピアノを弾いておりこれだけで大分印象が変わります。
もちろんBBCの音源なのでサウンドボード。音質に問題なし。

そしてなにより大幅に歌詞が変わっており、節も違うのには注目に値します。
13分の演奏中、9分近く歌っていて熱のこもりようが分かります。
残念ながら何を歌っているか分かりませんが、以前別の国内盤のライナーノーツで、
ジョン・ピールにはなにかとお世話になっており、「Moon In June」の歌詞を変えて
敬意を表したと読んだことがありますが、おそらくこれでしょうか?
たしかに途中で「BBC」がどうたらこうたらと歌っているのが聞こえます。

色んな演奏や日ごとに異なる演奏を聴くと、その都度発見があり、
しばらく「ソフト・マシーン」から抜け出せそうにありません!!!

Soft Machine「ROME /CROYDON 1972」

2009年06月13日 01時21分01秒 | 邦楽
BTRは今週の平日セールでした。
私もまんまとのせられて最終日の半額6/11(木)に行って来ました。
さすがに最終日とあって凄い人でしたが、私も人のこと言えませんが、
平日の昼過ぎによくこれだけブート屋に人が集まってるなと思ってしまう次第です(笑)

というわけで、あんまり手持ちもなかったので、3タイトル入手。
今回はその内1タイトルということで、残りはいずれ。

Hugh Hopper追悼ということもあり?
相変わらずソフト・マシーンを聞き続けておりますが、
1972年の音源をカップリングしたのがこの音源。
「ROME APRIL 24,1972/CROYDON DECEMBER 3,1972」

2CD-Rです。あんまりCD-Rには何だか負けた気がするの(何に?)で
手を出したくはないんですが、安いので、まぁいいかナァと思った次第です。

どちらも程よく聞くことが出来るオーディエンス録音。

一枚目は、イタリアはローマでのLIVE。(1972年4月24日)

1. Plain Tiffs - All White
2. Slightly All The Time
3. Drop
4. MC
5. Out-Bloody-Rageous
6. As If
7. LBO
8. Pigling Bland

Mike Ratledge - organ, electric piano
Hugh Hopper - bass
Elton Dean - alto sax, saxello, electric piano
John Marshall - drums

2枚目はイギリスのクロイドンでのLIVE(1972年12月3日)

1. Fanfare - All White - Between - Riff
2. 37 1/2
3. Gesolreut - E.P.V.
4. The Soft Weed Factor - Lefty - Stumble
5. 5 From 13 - Riff II

Mike Ratledge - organ, electric piano
Hugh Hopper - bass
Karl Jenkins - keyboards, piano, sax, oboe
John Marshall – drums

面子と曲目を見ていただければお分かりの通り、
一枚目は、ジョン・マーシャルのいる「5」のメンバーでのLIVE。
そして2枚目はディーンが去り、マーシャルのニュークリアスつながりで
カール・ジェンキンスが加入した後のLIVE。

同じ1972年でも音は全然違います。
4月はディーンの影響でまだまだジャズ色が濃厚ですが(マーシャルのドラミングが凄い)、12月のジェンキンス加入後は確実にミニマルになっていることが分かります。

「5」のメンバーでの「Slightly All The Time」や「Out-Bloody-Rageous 」といった「3」辺りのナンバーや「Drop」のLIVEテイクや「6」のメンバーでの「The Soft Weed Factor」のLIVEテイクなど聴き所は意外に多く楽しめます。

「5」から「6」の移行期の移り変わりが分かるマニア必聴盤ですが、
音質はそんなに良くないです。
ジャケもロバート・ワイアット在籍時のものだし・・・

SOFT MACHINE の Hugh Hopper 亡くなる

2009年06月09日 00時57分46秒 | 洋楽
訃報です。

SOFT MACHINE で有名なベーシストである「ヒュー・ホッパー」氏が亡くなったとのこと。

あの強烈なファズ・ベースには本当にびっくりし、フレーズにも驚愕しました。
ホッパーのファズ・ベースとラトリッジのオルガンがカンタベリー・サウンドを
作ったといっても言い過ぎでないくらいその功績は偉大すぎます。

最近改めてソフツを聞いてただけにショックは大きいです。

ご冥福をお祈りします。

ソフト・マシーンといえば、1STも大好きですが、
やはりジャズ・ロックの名盤「THIRD」が一番かと。
(最初に聞いたのも3RDでした。)


そしてそのTHIRDの見開きジャケの内側。
雰囲気がたまらなく格好良いです!


そして1971年の有名な映像。頭から強烈なベースを聞くことが出来ます。
それにしてもなんのエフェクターを使ったらこんな音が出るんでしょうか?
知っている方がいれば教えてください。