CREAMを購入したあと、またCREAMのリリースインフォが。まとめて出してくれればいいのにと思いつつ購入。
こちらも前回同様ScorpioのSynergyが既発音源です。
そしてBFからはこれでリリースされていますが、私はこちらは未購入。
インフォにもある通り同じテーパーの可能性が高いようで、同じく聞きやすいです。
この音源はなんといっても16分ものSunshine Of Your Loveが聞き所。中間のソロではなくて、後奏部分でジャムってます。これぞクリーム。
聞いたことない方はオススメのタイトル。
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CREAM - BOSTON 1968(2CD)
Live at Back Bay Theatre, Boston, MA, USA 5th April 1968 PERFECT SOUND(UPGRADE)
【ロックを変革した伝説のバンド、クリームのオーディエンス録音定番音源をまたまたマスターカセットから奇跡のグレードアップ!】
先週、クリームの「Waltham 1968」をリリースしたばかりですが、JEMSは何とこのクリームの第2回アメリカン・ツアーのもう一つのオーディエンス録音の定番、4月5日のボストン、バックベイ・シアター公演の音源もオリジナルのマスターカセットテープからダイレクト・トランスファーしたバージョンをアップしてくれました!ウォルサム音源と同じく、当時の録音者のマスターカセットからのトランスファーだけに、音質は過去最高、ピッチも正常なものでした(両公演は同じテーパーによる録音だった可能性が高いです)。これまでは、この音源を収録したブートレッグとしては、先のウォルサム公演とをカップリングした、2007年にScorpioからリリースされた4CD「Synergy」が最も高音質とされてきました。アベレージ以上の聴きやすいモノラル・オーディエンス録音の完全収録版としてマニアに評価されていたものですが、今回、JEMSがアップした音源は、15年ぶりにこの音質をアップデート&アップグレードしたものとなりました。そのため、「Waltham 1968」同様、プレスCDでのリリースは当然の帰結でした。そんな本作を皆様に逸早くお届け致します!本作もまたクリーム、ボストン公演の歴史を塗り替える画期的なニューマスター音源だけに、最良の音質でコレクションに加えていただく価値のある一作に違いありません。
【全米制覇を達成した二度目のアメリカン・ツアーの、もう一つの生々しい記録!】
「Waltham 1968」のレビューでも記しましたが、ここで今一度、67年~このツアーまでのクリームの活動状況を振り返りましょう。
・1967年1月~2月22日:BBCテレビやラジオ出演を含むイギリス国内クラブツアー
・1967年2月24日~3月8日:ドイツ、北アイルランド、北欧ツアー
・1967年3月12日~21日:ロンドンでのクラブギグ
・1967年3月25日~4月2日:ニューヨーク、RKOシアターでのマレー・ザ・K主催「Music In The 5th Dimension Show」に出演。
・1967年4月14日~5月7日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年5月19日~21日:ドイツ公演
・1967年5月22日~8月20日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー(内、6月1日にはスポットでのパリ公演を含む)
・1967年8月22日~10月15日:第1回アメリカン・ツアー
・1967年10月24日~11月6日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
<<1967年11月、アルバム「DISRAELI GEARS」リリース>>
・1967年11月10日~11月23日:北欧ツアー
・1967年11月23日~12月3日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年12月20日~23日:スポットでのシカゴ、デトロイト公演
・1968年1月5日~2月10日:オランダでのテレビ出演、スポットの北欧公演を含むイギリス国内ツアー
・1968年2月23日~6月18日:第2回アメリカン・ツアー ←★ココ★
これをご覧いただくと、当時既にイギリスでは楽器の名手として頭角を現していた三人によるスーパーグループだったにもかかわらず、プロモーションのため、イギリス国内、ドイツ、北欧を休みなくツアーしていたことが分かります。そして世界最大のマーケットであり、彼ら三人のバックグラウンドであったジャズとブルースの本場アメリカへの進出を実現した時期でもありました。第1回のアメリカン・ツアーではニューヨークとサンフランシスコがメインの公演でしたが、二都市でその名を轟かせた彼らが他の都市を含む全米長期ツアーを敢行し、事実上の全米制覇を成し遂げたのが、この第2回アメリカン・ツアーでした。当時は誰も実践していなかった大音量でのブルースの拡大解釈パフォーマンス、スタジオバージョンでは数分の楽曲を10分以上に膨らませるインプロヴィゼーションの確立、それを可能にした3人の卓越したテクニック。それが「ロック」というニュージャンルの音楽を変革したわけです。その事実を証明する第2回アメリカン・ツアーの中盤に当たったボストン公演。この13日前に行なわれたウォルサム公演同様、ここにもクリームの真実の一片が収められていると言ってもいいでしょう。「Waltham 1968」をご購入いただき、ご満足いただいたお客様なら、本作もコレクションに加えていただいて後悔はないことを保証致します。
【ウォルサム公演とはガラリと変わったセットリストと演奏内容】
本公演は、当時のニューアルバム「DISRAELI GEARS」のリリース後のプロモーションツアーに当たりましたが、ウォルサム公演とはまた異なったセットリストと演奏内容でした。まず、何と言ってもオープニングのSunshine Of Your Loveが強烈!「DISRAELI GEARS」収録のスタジオバージョンでは4分余りだったものが、ここではクリーム史上最長の16分という演奏時間になっています。しかもここまで長くなったのは、他曲のようにクラプトンのギターソロを中心とした中間部のインプロヴィゼーションが長くなったのではなく、エンディングのワンコードジャム部分(スタジオバージョンではフェイドアウトしていた)を延々とプレイしているのです。オフィシャルライブ盤「LIVE CREAM VOL.2」に収録された、このツアー3月9日のサンフランシスコ、ウィンターランド公演のテイクでは、このパートは2分足らずで恐らくクラプトンが他の二人とアイコンタクトを交わし、エンディングに持っていったと思われますが、本盤でのクラプトンはなかなかアイコンタクトを送らない(笑)。物凄いハイテンションでのジャムが延々と展開されます。グレードアップした音質でこの曲を聴くだけでも価値があります。そしてウォルサム公演ではプレイしなかった、デビューアルバムからのナンバーSpoonfulとSleepy Time Timeを連続でプレイしています。2曲ともデビュー直後からプレイしているナンバーですが、ここでは完全に中間部がインプロヴァイズされて長尺化した、クリームのライブの真骨頂バージョンとなっています。このように、本公演はスタジオとライブでまったく違う表情を見せるに至った第2回アメリカン・ツアーでのクリームの本質を知ることのできる貴重な音源だと言えます。後半はウォルサム公演同様、3人それぞれのテクニシャンぶりが証明されるフィーチャリングナンバーを三連発。Steppin' Outでのクラプトンの変幻自在ぶりはやはり凄いです。過去の同日音源を、本邦初登場のマスターカセットからのアップグレードバージョンで凌駕したのが本盤です。お早めのオーダーをお待ちしております。
★最初の140枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc 1 (44:25)
1. Sunshine Of Your Love
2. Spoonful
3. Sleepy Time Time
Disc 2 (38:27)
1. MC
2. Stepping Out
3. Traintime
4. Toad
Eric Clapton - guitar, vocals
Jack Bruce - bass, vocals
Ginger Baker - drums
Beano-216 ,800