サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

カクタス(CACTUS)の未発表ライブ音源がRHINO HANDMADEから!

2007年08月21日 13時21分07秒 | 洋楽
RHINO HANDMADEからアメリカン・ハード・ロックの雄、
カクタス(カクタス)の未発表ライブ音源の第二弾が発売されました!

「Cactus / Fully Unleashed: The Live Gigs, Vol. 2 」

DISC 1
1.INTRO/TUNING
2.LONG TALL SALLY
3.PARCHMAN FARM
4.MELLOW DOWN EASY
5.FEEL SO BAD
6.WALKIN' BLUES
7.SCRAMBLER/ONE WAY...OR ANOTHER
8.OLEO

DISC 2
1.BRO. BILL
2.TOKEN CHOKIN'
3.SLOW BLUES (MEDLEY)
4.HEEBIE JEEBIES/WHAT'D I SAY
5.EVIL

LIVE AT GILLIGAN'S,BUFFALO,NY (06/26/71)

MEMBER
CARMINE APPICE
TIM BOGERT
RUSTY DAY
JIM McCARTY

WITH
RON LEEJACK

RON LEEJACKがギターで参加していることから、サードアルバム録音中の時期と思われる時期のもので、当たり前ですが、ライノ・ハンドメイドから出ていることもあり録音状態は迫力満点のサウンドボードもの。ブートも色々出ているカクタスですが、やはりオフィシャルということと、「RHINO HANDMADE」というブランドということもあり、内容/人気ともに抜群です!

そもそも第一弾も以前発売されておりましたが、廃盤でネットオークションでは2万円近い値段で取引されているようです。

その第一弾ですが、数年前になりますが、たまたま私の妹が大学時代に短期留学でアメリカにおり安価で手に入れてきてもらった思い出もあります。その時はもう一枚ポール・バターフィールドのRHINO HANDMADEものも一緒に買ってきてもらいました。

今回の第二弾も全世界で5,000枚限定のデジパック仕様の2CDで、ナンバリングがされています。国内盤は発売されず、直輸入盤が数量限定で日本に入ってきているというのが現状でしょうか。手に入れるには、RHINO HANDMADEのHPから直に購入するか、輸入盤の取り扱いのあるCD SHOPでの購入となるでしょうか。どの道またまた即廃盤、値段が高騰することが予想されますので、ファンの方は絶対に購入したほうが良いですよ!

「イギリスのツェッペリン、アメリカのカクタス」または「アメリカのツェッペリン」と呼ばれる程のカクタスですが、ツェッペリンほど難しくはなく、アメリカ人らしい直球なへヴィ・ハード・ブルース・ロックをこのライブ盤でもまざまざと見せ付けてくれます。バニラ・ファッジ、ベック・ボガード&アピスで有名なカーマイン・アピスの超怒級の重戦車ドラム、個人的にはアメリカのジャック・ブルースとでも呼びたい音数の多い超絶ベーシストであるティム・ボガード。この二人に注目が集まりがちですが、やはりカクタスの魅力はそのリズム隊にラスティ・デイのしゃがれたボーカル(「イ~ヴォ~」最高!)に、ジム・マッカーティのヘヴィーなブルース・ギターがあってこそ!だと思います。

このライブ盤でもこれでもかと各メンバーのソロがフィーチャーされていますが、ギターが二人になっていることもあり、その聞き分けも面白いですね。代表曲「EVIL」はラストに配置されており、歌~2回のギターソロ~長いドラムソロ~歌に戻ってきて終了と見せ付けております。

ただツェッペリンほど売れずに崩壊してしまったのは、アピスとボガードがあっさりとベックの元に走ったのもありますが、技量の割にはオリジナルが少ないというか、直球すぎるのがカクタスの良いところでもあり悪いところでもある気がします。それでも人気があるのはアピスとボガードが在籍ということに加え、まさに時代を超越した「ヘヴィさ」にあると思います。個人的にはもうちょっとひねりがあればなぁと思ってしまうんですが(笑)、皆さんどうでしょう?

そのカクタスですが、現在再結成中で、なんとツェッペリンをカバーしたアルバムを発表したらしいです。未聴ですが、聞いてみたいんだか、聞きたくないんだか、複雑な心境です(笑)

片方のツェッペリンは1973年の未発表音源(しかも超怒級のサウンドボード音源!)が突如発掘されアンダーグランドで話題沸騰中。私もここ最近ハードづいてます。やっぱり最高ですな、ハードロック。

8/6(月)曽我部恵一BAND Live at 渋谷CLUB QUATTRO

2007年08月18日 10時39分10秒 | 邦楽
こちらのブログでも曽我部さんのライブに行ったことはお伝えしましたが、
ようやくオフィシャルの方で、当日の写真とセットリストがアップされました!

http://d.hatena.ne.jp/live-sokabe/

なぜか8/8の名古屋のliveが先にアップされてしまい、
あれ?ひょっとして渋谷はアップされないのかな?とも思いましたが、
今年のサマーツアー初日がアップされない訳ありませんでしたね。

SUMMER TOUR2007「センチメンタルな夏」
Live at 渋谷CLUB QUATTRO 2007/08/06

Setlist
01 朝日のあたる街
02 春を待つ人
03 恋人の部屋
04 スウィング時代
05 恋人たちのロック
06 八月の息子
07 江ノ島
08 夕立ち通り
09 sampo
10 LOVE SONG
11 真赤な太陽
12 TELEPHONE LOVE
13 あたらしいうた
14 キラキラ!
15 トーキョー・ストーリー
16 ぼくたちの昨日
17 シモーヌ
18 青春狂走曲
19 センチメンタルな夏
20 オーロラ
21 海岸行き
22 サマー・ソルジャー
23 ブルー

~アンコール1~
24 LOVE-SICK
25 STARS

~アンコール2 ~
26 恋におちたら

新作『blue』を中心に、アコースティックセットをはさみながら、
サニーデイ・サービス時代~ソロの夏を感じさせる曲を配したサマーツアーらしい選曲!
そこに曽我部さんの軽妙なトークが入ると、あら不思議!
とってもピースな雰囲気が漂うんですよね~。

客層もサニーデイの頃から聞いてたっぽいサラリーマンの、しかもカップルから、
20歳前後の若者までほんとに幅広い。しかも普段はライブハウスにきたり、
ロックを聴いたりしてないだろうな~っていう人までいる。

先日も書きましたが、そういった幅広い客層をピースな雰囲気にさせ、一体感あふれるアーティストって実はそんなにいないんじゃないかしら?

とにかく良かったです!

でもサニーデイ時代の曲に上野智文のギターはちょっと合わないかも。
まぁ原曲を壊されたくないっていうのもファン心理としてはあるわけですが。

9/9(日)は曽我部恵一BANDとおとぎ話の対バンが高円寺UFOクラブであります!
これはオフィシャルHPにも載ってなかった、UFOクラブへの電話予約のみのシークレットライブの様で、もちろん早々と売り切れてしまったようですが、運良く手に入れることが出来たので、楽しんできます!

スターダスト・レヴューVOL.2

2007年08月17日 10時27分05秒 | 邦楽
DJイベント「スターダスト・レビュー」の第二回目が
高円寺のコネクションにて無事終了しました!

来てくださった方、ありがとうございます!

↓私の回したリストで~す。

せっと壱
1.ラテン・リズム・ボーイズとビクター・オーケストラ/エル・クンバンチェロ
2.カリオカ/ココナッツ・サンバ
3.スターダスト★レビュー/常夏のジャガタリアン
4.尺八ダンス/ジョン海山ネプチューン
5.菊池ひろみ&デッド・エンド/エブリデイズ・ア・ミラクル
6.今田勝/哀愁のカーニヴァル
7.高橋達也と東京ユニオン・オーケストオラ/スクランブル
8.ジョージ川口&スーパー・バンド/迷信
9.阿川泰子/ニューヨーク・アフターヌーン(quasimode Remix)

せっと弐
1.曽我部恵一/世界のニュース(FORCE OF NATURE REMIX)
2.アンリ菅野/ウェーヴ
3.ピコ/アイ・ラブ・ユー
4.和田アキコ/ボーイズ&ガールズ
5.左とん平/とん平のヘイ・ユー・ブルース
6.大貫妙子/サマー・コネクション
7.庄野真代/中央フリー・ウェイ
8.かまやつひろし/ゴロワーズを吸ったことがあるかい

DJまだまだ難しいっす!

今回は前半は「夏」な感じで、後半はベタベタな和モノで攻めてみました~。

本家スターダスト・レビューの1st(写真)が、意外にスタレビにぴったりでびっくりでした!

次回は9/2(日)に同じく高円寺のコネクションにて!
チャージはないので、気軽にふらっと遊びに来てください!

2007年08月15日 12時26分31秒 | その他
「蝉」といえば、ラリーズ風なサイケバンドを思い出す人がどれくらいいるだろうか。私は結構好き。

また大村憲司と村上秀一在籍時の赤い鳥の「せみしぐれ」という曲が好き。
クラプトンばりに弾きまくる大村憲司がとにかく素晴らしい。

でも今回は音楽の話からはなれて、普通の虫の「蝉」のはなし。

蝉といえば、何年も地中にもぐっていて、
やっと地上に出てきたかと思えば、一週間ほどでその一生を終えてしまう、
何だか悲しいいきもの。

夏になると蝉の抜け殻とミンミンという鳴き声を嫌というほど聞きますが、
以外に皆さん、脱皮をするところを見た人っていないのではないでしょうか?

それが私ひょんなところでみてしまったのです!

昨日の仕事帰り。夜も遅い時間に近くの神社の横を通っていたところ、
暗い道にもかかわらず、地面すれすれの路肩のようなところに、いたんです。

それが上の写真。私は殻から抜け出す途中から抜け出すまでしゃがんでずっと見守ってました。
おそらくその時私の側を通った何人かは「何してるんだ、この人は?」と思ってたに違いありません(笑)

でもこれはすごいことですよ!生命の神秘です!

生きていた20数年間、脱皮といえば、3chの教育番組の理科の番組で早送りみたことしかありませんでしたが、
まさかこの目で目の当たりに出来るとは!

キモイと思うなかれ。脱皮直後は体は透明に近い色をしており、
羽もまだまだ短く、脱皮直後から時間をかけて羽をのばし、体を固めて羽ばたいていくようです。

いや~ちょっとした感動ですよ!

この蝉の脱皮を見届けた数分間はまるで小学生の時分へ戻ったかのようなワクワク感でした!

良い夏の思い出が出来ました。


曽我部恵一のライブ会場限定のDVD「五月の濡れた塔」

2007年08月10日 09時06分25秒 | 邦楽
各方面で最高傑作との評価も高い「LOVE CITY」から、
早くも夏を感じさせる新作「blue」を発表した曽我部恵一の新作ツアーである
曽我部恵一BAND SUMMER TOUR 2007「センチメンタルな夏」の
初日8月6日(月)の渋谷クラブ・クアトロに行ってきました!

お客さんも大入りで、内容もよく満足でしたが、
セットリストは、http://d.hatena.ne.jp/live-sokabe/にアップさせるのを待つとして、
今回はライブ会場&ネット限定のDVD「五月の濡れた塔」について書こうと思います!

オフィシャルHPの説明
⇒2007年5月5日、曽我部恵一BAND「ラブシティツアー」@心斎橋クラブクアトロにおけるライブDVD。MCやロックンロールが最高に輝く瞬間はもちろん、失敗・スベリ等もノーカット完全収録の青春ロック映画。
全31曲・3時間半、特典映像・フォトギャラリー付き。

曲目
・恋人たちのロック
・さよなら!街の恋人たち
・有名になりたい
・ジュークボックス・ブルース
・ハルコROCK
・3つの部屋
・海の向こうで
・ねむれないあの娘のために
・セブンティーン
・スウィング時代
・吉祥寺
・シルバー・スター
・ここで逢いましょう
・土曜の夜に
・スロウライダー
・トーキョー・ストーリー
・今日を生きよう
・幻の季節
・カーニバルの灯
・浜辺
・ラブ・セレナーデ
・Fire Engine
・テレフォン・ラブ
・どこかでだれかが
・魔法
・あたらしいうた
・シモーヌ
・きみの愛だけがぼくのハートをこわす
・瞬間と永遠
・青春狂走曲
・STARS
・LOVE SICK

このライブ直後からファンの間では話題になっていた伝説のライブが映像化!
このセットリストを見ていただいて分かる通り、長い!
そして良い曲いっぱいやってます。このライブを生で見れた人はうらやましいです。正直このDVDよりは、8/6のライブは良くなかったです・・・(それでも勿論良いは良かったんですが)。

通常のバンド編成、アコースティックセット、そしてホーンとキーボードを加えた編成で、サニーデイ時代からのオールタイムベストな選曲で素晴らしい内容です。
何が良いかって、お客さんも曽我部さんも演奏する側も含め、みんなが本当に幸せそうにしている所が良いんですよね。こないだの観にいったライブにも言える事ですが、こんなにも一体感あふれる幸せな空間を作り出せる曽我部さん、好きっす!

そして特筆すべきはその画質!綺麗でいて生々しいんです。音も良い!
これはサニーデイ時代のVHS2本、そして「無政府主義的恋愛」「NAKED SONGS」といった今までの映像作品を軽く越える画質の良さ!内容も良いですし。これがライブ会場&ネット限定とは、なんて太っ腹な!

もう一つ。DVDのラベルに「ニール・ヤング様へ 見て下さい。」と書かれてるんですが、正にニール・ヤング&クレイジー・ホース並みのライブ映像か?!ともいえる映像作品ですが、「ここで逢いましょう」の同じコード進行でずっとソロを弾きまくる長い演奏は、あきらかにニール・ヤングの「DOWN BY THE RIVER」を意識してます!両方知っているファンは思わずニヤリです。ここら辺もにくいですな~。でも8/6は「ここで逢いましょう」やってくれなかったですね。残念。

ライブへ行けない方も、ネットで手に入るので、ファンの方は絶対見るべし!サニーデイ時代が好きな方で、ソロになってからはちょっと・・・という方も是非観てください!オススメ!

ボアダムスのとんでもない映像

2007年08月06日 14時26分34秒 | 邦楽
とりあえずこれ見てくださいよ!

http://jp.youtube.com/watch?v=RsMkZ63Dy5Y&mode=related&search=

http://jp.youtube.com/watch?v=Bj_lKow4BaM&mode=related&search=

http://jp.youtube.com/watch?v=XrOGRUKqDFY&mode=related&search=

今年の7月7日にニューヨークで行われたボアダムスのLIVE、
というよりなんなんでしょうか、これは?お祭?祝典?

なんでも77人のドラマーが参加という、全く馬鹿げたイベント。

でもこういう馬鹿なことを大真面目にやってしまうのは、
世界広しといえども、ボアダムスしかいないんでしょうなぁ。

詳細は全く知りませんが、よく見ると、こんだけドラマーが集まってるのに、
単なる参加したがりのドラマーじゃなくみんな上手くないですか?

しかもみんな決めるとことは決めてるので、
この人数でどっかで練習でもしたんでしょうか?

そしてNYの人ってこういうのすごい好きそうですね?
すごく沢山人いるもん。

YOUTUBEで今たくさんこのLIVEの映像が色々流れているようだし、
公式に撮影もされているようなので、興味ある方は要チェックですね!

私といえば、前回ボアダムスを見たのはゆら帝との対バンの去年の雨の中の
日比谷野外音楽堂と、その前は確か随分前のエゾ・ロック・・・

今やすっかりEYEちゃんとドラマーだけの編成が定着したようだけど、
この編成すごく好き。CD買ってまでは聞かないけど(笑)

生でこっちまで一緒にぶっ飛ぶのが一番ですよ!また機会があれば観にいきたいですわ!