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サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Herbie Hancock / Head Hunters

2010年03月15日 23時20分43秒 | 洋楽
1973年のジャズ・ファンク名盤!

今まで聞かなかったのが後悔するくらい!
(最近こんなのばっか!)

ファンクっていうのが今までネックになってたかも。
でもこれ、ジャズ・ファンクというか完全にファンクですね。
格好良い!

やはりハービー・ハンコックというと「Cantaloupe Island」に代表されるような
60年代のアコースティック・ピアノが有名で私も好きなんですが、
マイルス・ディビスの元でエレクトリック・ピアノを弾くようになり、
というかいきなり「弾け!」と言われ(この辺の経緯はマイルス・ディビスのDVDに詳しい)、
弾き始めたエレクトリックな機材ですが、1973年には完全に自分のものとして使いこなしている!
やはり才能がある人はなんでも出来てしまうものなのか!

一曲目のベースラインからファンキーで続々しちゃいます!
二曲目は自身の代表曲のジャズ・ファンク・アレンジ!
自分の曲を解体してジャズ・ファンクとして再構築するというのはなかなか出来ないもの。

三曲目のその名も「Sly」はスライ&ザ・ファミリー・ストーンからの影響で付けられた曲名。
自分の中でこの「Sly」はベスト・トラック!
とにかく16ビートの中でガンガンとソロの繰り広げられていて圧巻の出来!

最後はスロー・テンポでしっとりと締めます。このエレピ最高にメロウ!

今聞くと、当然色んな音があふれた現代なのでそこまで新しくは感じませんが、
当時の人はハービーどうしちゃったの?君もそっちにいっちゃうの?
ときっと散々言われたであろうことは想像に難くない。

でもその後もアコースティック路線でもエレクトリック路線でも活躍を続けていて、
正に自身が「カメレオン」状態なハービー。

私はどちらも好きです!
というかスタイルやジャンルでしか音楽を評価/判断出来ない人にはなりたくない!

Herbie Hancock:electric piano, clavinet, synthesizer
Bennie Maupin:soprano & tener saxophone, saxello, bass clarinet, alto flute
Paul Jackson:electric bass
Harvey Mason :drums
Bill Summers:percussions

1. Chameleon
2. Watermelon Man
3. Sly
4. Vein Melter

当時の映像!アルバム一曲目の「Chameleon」!!!
ライティングのキラキラした感じが当時を偲ばせます!
アフロ格好良いナァ!


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2 コメント

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Unknown (ワタナベ(津軽海峡より北))
2010-03-17 09:40:30
この時期のハビファンはホントかっこいいですよね。1曲目の「カメレオン」は、ベースラインを軸にしたトランジションの後、70ズ特有のメロウなメロが、たまんないっす。

同時期のハビファンがお好きなら、「マン・チャイルド」もおすすめです。
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Unknown (Matsuoka)
2010-03-18 00:24:00
コメントありがとう!
カメレオンのベースにはエフェクトがかかってるぽいんだけど、なんだろうナァ。ちょっとシンセが今聞くといなたい感じに聞こえるけど、格好良いね!

「マン・チャイルド」聞いたことない!今画像確認しました。要チェックしときます。「洪水」とかも気になるよ。70年前後の作品もまだ聞いたことがないので是非聞きたい。
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