サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

嗚呼、我が愛しの西郊ロッヂング

2007年03月26日 00時59分32秒 | その他
荻窪三丁目にある「西郊ロッヂング」。

昭和13年に建築された当時の荻窪は、
東京の中でもまだまだ郊外だったらしく、
「西の郊外」の下宿で、「西郊ロッヂング」と名付けられたらしいです。

その昔は高級下宿で高貴な方も泊まったことがあるなど、
詳しくは、泉麻人さんの本に紹介されています。

また昭和レトロ物件としても評価が高く、
賃貸の部分は空き部屋待ちになっているとか・・・

と何で西郊ロッヂングのことをつらつらと書いたかと言えば・・・
実は私、ここに住んでるんです!

なかなか自分の住んでるところを公表する人もいないかと思いますが・・・

そろそろ契約期間が近づいており、次はここを出ることを決めている為、
その前に思い出をこうして記そうかなと思った次第です。

実は一人暮らしは初めてで、それだけに多くの不安がありましたが、
この西郊で楽しい日々を過ごせました。

意外にもオートロックという最新の?技術がついてあったりするんですが、
さすがに木造だけあって、静かな夜は隣の人のいびきが聞こえてきたり、
上の人のドタバタが五月蝿かったりしましたが、それも今となっては良い思い出です。

逆に私の音楽で隣人の方に迷惑をかけてしまったこともあるかと思うと
申し訳ないです。あるかと思うではないですね、確実にうるさかったと思います。

また料理で焦がしてしまって廊下(また味がある廊下なんです)まで煙がもくもくしたり、
夏場に腐らせてしまった米を炊いて異臭を廊下に放ったりと色々ありました。
夏場の原因不明の虫の大量発生もありました。

それでも外へ出るときに、西郊の前で立ち止まっている人や写真を撮っている人(多いです)を見ると「へへん」と誇らしげな気持ちになったものでした。

家に来た何人かの友達には「まっちゃんらしい!」と言われましたが、
中々こういう物件に住むことも出来ないと思うので、
自分の人生の中でも西郊に住めたことはちょっとした自慢になるかも知れません。

大屋さんは隣の旅館にいらっしゃるのですが、
越してくるときにご挨拶した時には、上で紹介した泉麻人の本を頂戴しました。
優しそうな方で、心細い独り者にさりげなく支えになってもらいました。

もうしばらく居るので、残り僅かな時間を満喫したいと思います。

*よく「人気で空き待ちがある」と噂に聞くんですが、結構空きがあると思うのですが(笑)
隣も今はいらっしゃらないし。かくいう私も待たずにすぐに入れました。
その時タイミングが良かっただけかも知れませんが。。。
 

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おー (ヤマモトF)
2007-03-28 23:25:28
この旅館「西郊」で知り合いが芝居公演をするのだ。
4/7と8。藤の間だそうだ。私は行くかどうか思案中。
でもこれを読んで行きたくなってきたな。
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Unknown (Matsuoka)
2007-04-06 18:19:54
お久しぶりです!

旅館の方は、時折芝居やら映画の撮影が行われているようですね。旅館は中まで入ったことはないですが、現役で古いまんまで赴き深いですよ~。
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西郊 (sazanami)
2007-04-18 16:52:15
こんにちは。
そろそろ西郊を出るのですか。そうですか。
次はどこにいくのでしょうか。
macは買いましたか?
あなたのことですから、きっと買ったのでしょう。
私を驚かせようという魂胆ですね。
なかなかニクイですな。
それではさようなら。
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Unknown (ぽくぽく)
2007-09-23 16:10:30
そうですか。西郊に住んでらしたんですか。
今度、旅館の方に泊まりに行こうと思っています。
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Unknown (Matsuoka)
2007-09-29 02:28:36
ぽくぽくさん
書き込みありがとうございます!
そうなんです、住んでました。私もいつか旅館の方に泊まりに行きたいなと思ってます!きっと旅館の方が賃貸部分よりももっと古めかしくて素敵だと思いますよ!
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