
フィリピンのニューロックバンドの1973年のセカンドにして、
70年代最高のヘヴィー・ニューロックアルバム。
私のブログのカテコリーでは、「邦楽」。
何故かというとドラマーが、ジョーイ・スミスだから。
ジョーイ・スミスの名前だけで、
ピンときた貴方はなかなかのニューロック通。
そう日本のバンドの中でもとりわけ強烈に”ドラッグ”の
イメージがつきまとう、「スピード・グルー&シンキ」。
そのドラマーがジョーイ・スミスなのである。
その彼が母国、フィリピンに帰国した際に参加したバンドが「Juan De La Cruz」。
ジョーイが参加していないファーストでは、オルガンやサックスが加わった、
同時代のサイケデリックなR&Bバンドという趣きだったのが、
このセカンドではギター、ベース、ドラムと最小限のトリオ編成に。
それにともないサウンドも無駄な装飾を排したブルースを基本にした
ハードロックサウンドに。
そもそもジョーイがどのような経緯で加部”ルイズルイス”正義と
陳信輝とともにS,G&Sを組むようになったのか分からないのだが、
このバンドでは、S.G&Sの正しく延長線の、それでいてその線をさらに
ぶっとくしたような強烈なサウンドを聞くことが出来る。
S,G&Sがわずか2枚しかアルバムを残していないので、
その影を追いたい人には彼らのこのアルバムはとっておきだろう。
歌詞が基本的に英語なので、フィリピンのバンドと言われても違和感はない。
むしろアジアの辺境の国でこのようなサウンドが生まれていたことすら、
あなたは微塵も感じないであろう。
S,G&Sの2ndで演奏されていた「Wanna Take You Home」のよりヘヴィーな再演、
ブルースソング「Blues Train」やロックン・ロールなどの
隙のないそれでいてルーズでアシッドでハードな曲の数々は、
同時代のアートロック、ニューロック、ヘヴィーロックバンドとも全くひけをとらない。
その様は「世界に我ら、Juan De La Cruzあり!」と
高らかに宣言しているようでもある。
マニアの間ではオリジナルのLPが、それこそ数十万で取引されていたらしいが、
最近になってフィリピンでCD化され、それがようやく国内にも出回り始めた。
まだまだ手に入りにくい状態だが、
店頭で見かけた方は是非手にとっていただきたい。
アルバムの一曲目(「Take Your Home」)でこれほどテンションのあがる曲も
そうそうない。素晴らしいロック・アルバムである。
70年代最高のヘヴィー・ニューロックアルバム。
私のブログのカテコリーでは、「邦楽」。
何故かというとドラマーが、ジョーイ・スミスだから。
ジョーイ・スミスの名前だけで、
ピンときた貴方はなかなかのニューロック通。
そう日本のバンドの中でもとりわけ強烈に”ドラッグ”の
イメージがつきまとう、「スピード・グルー&シンキ」。
そのドラマーがジョーイ・スミスなのである。
その彼が母国、フィリピンに帰国した際に参加したバンドが「Juan De La Cruz」。
ジョーイが参加していないファーストでは、オルガンやサックスが加わった、
同時代のサイケデリックなR&Bバンドという趣きだったのが、
このセカンドではギター、ベース、ドラムと最小限のトリオ編成に。
それにともないサウンドも無駄な装飾を排したブルースを基本にした
ハードロックサウンドに。
そもそもジョーイがどのような経緯で加部”ルイズルイス”正義と
陳信輝とともにS,G&Sを組むようになったのか分からないのだが、
このバンドでは、S.G&Sの正しく延長線の、それでいてその線をさらに
ぶっとくしたような強烈なサウンドを聞くことが出来る。
S,G&Sがわずか2枚しかアルバムを残していないので、
その影を追いたい人には彼らのこのアルバムはとっておきだろう。
歌詞が基本的に英語なので、フィリピンのバンドと言われても違和感はない。
むしろアジアの辺境の国でこのようなサウンドが生まれていたことすら、
あなたは微塵も感じないであろう。
S,G&Sの2ndで演奏されていた「Wanna Take You Home」のよりヘヴィーな再演、
ブルースソング「Blues Train」やロックン・ロールなどの
隙のないそれでいてルーズでアシッドでハードな曲の数々は、
同時代のアートロック、ニューロック、ヘヴィーロックバンドとも全くひけをとらない。
その様は「世界に我ら、Juan De La Cruzあり!」と
高らかに宣言しているようでもある。
マニアの間ではオリジナルのLPが、それこそ数十万で取引されていたらしいが、
最近になってフィリピンでCD化され、それがようやく国内にも出回り始めた。
まだまだ手に入りにくい状態だが、
店頭で見かけた方は是非手にとっていただきたい。
アルバムの一曲目(「Take Your Home」)でこれほどテンションのあがる曲も
そうそうない。素晴らしいロック・アルバムである。
ジョーイ・スミスはS.G&Sに参加する以前、赤坂のMUGENとか横浜のアストロに出演していたフィリピンバンド”ゼロ・ヒストリー”のドラマーをやっていて、その頃に陳さんのパワー・ハウスと共演しており当時から知りあいだったそうです。その後陳さんから声を掛けてS.G&S結成となったそうです。
その”ゼロ・ヒストリー”にはウォーリー・ゴンザレス、マイケル・ハノポルもいて正にJuan De La Cruzの前身バンドですね。
ウォーリー・ゴンザレスのサイトで”ゼロ・ヒストリー”の写真が見れます。
http://wallygonzalez.com/
ジョーイ・スミスは今でもフィリピンでバンド活動をしているようですね。凄いですね、流石です。
と、知ったかぶりをして書いていますが、以上の情報は雑誌「Black Shapes of Doom」からの受け売りです。失礼しました。
今後ともよろしくです。
私も「Black Shapes Of Doom」持っていましたが、買ってそのままだったので、コメント読んで速攻読みました(笑)!いやぁ、すごい濃い内容ですね。しかし皆さん、30年以上前の記憶だと流石にあまり覚えてらっしゃらないようで、言っていることがてんでバラバラ・・・(笑)無理もないですかね。しかしウォーリー・ゴンザレスのサイトの写真は貴重ですね。音源はどこかに残っていないのでしょうかねぇ?