花王 ニャンとも 小さな便り、大きな便り。
昔は母の兄弟のうちに行くと、猫がいた。それも何匹も。
可愛いと思った。
それで、猫好きの家系で育った母がなぜ猫を飼わなかったのか不思議に思った。
考えてみればあのときはアパート暮らしだったから当然なのだが、そのときは不思議だった。
父が家を持ち、子犬を拾った私は、父に飼うことをお願いしたが、即座に却下された。
あとで母に聞いたら、父は生き物が好きではないことが分かった。・・・そうか、そうだったのか。
またまた月日が流れて私に子供が出来、それから成長した子供らが犬を飼いたいと言ってきたとき、私は躊躇した。
一緒に住む父のことを思ったからだ。
それで「おじいちゃんが良いよって言ったら、飼うよ」と子供らに言った。
孫に「犬飼いたい」と言われた父は「世話するならいいよ」と即座に返答した。
俺の時は大反対したくせに・・・。
数年後、父が病に伏せってから何故か父は「あいつは元気かい」と絶えず心配していた。
俺より犬がさき?
そう思った。
5年後父が亡くなり、その他いろいろあって私が家にいることが多くなってから「犬」は私の友達になった。
でも、子供たちが県外に行って私とカミさんのふたりになってから「犬」はカミさんの恋人にもなった。
犬はライバル。嫉妬もした。
今、私のとなりに犬がいる。名前は「コロ」柴犬だ。
私の気持ちを知ってか知らずか大きな欠伸をいっぱつ・・・。
頭をなでてやると、攻撃的な彼は噛みつこうとする。
・・・しょうがない奴・・・・
昔は母の兄弟のうちに行くと、猫がいた。それも何匹も。
可愛いと思った。
それで、猫好きの家系で育った母がなぜ猫を飼わなかったのか不思議に思った。
考えてみればあのときはアパート暮らしだったから当然なのだが、そのときは不思議だった。
父が家を持ち、子犬を拾った私は、父に飼うことをお願いしたが、即座に却下された。
あとで母に聞いたら、父は生き物が好きではないことが分かった。・・・そうか、そうだったのか。
またまた月日が流れて私に子供が出来、それから成長した子供らが犬を飼いたいと言ってきたとき、私は躊躇した。
一緒に住む父のことを思ったからだ。
それで「おじいちゃんが良いよって言ったら、飼うよ」と子供らに言った。
孫に「犬飼いたい」と言われた父は「世話するならいいよ」と即座に返答した。
俺の時は大反対したくせに・・・。
数年後、父が病に伏せってから何故か父は「あいつは元気かい」と絶えず心配していた。
俺より犬がさき?
そう思った。
5年後父が亡くなり、その他いろいろあって私が家にいることが多くなってから「犬」は私の友達になった。
でも、子供たちが県外に行って私とカミさんのふたりになってから「犬」はカミさんの恋人にもなった。
犬はライバル。嫉妬もした。
今、私のとなりに犬がいる。名前は「コロ」柴犬だ。
私の気持ちを知ってか知らずか大きな欠伸をいっぱつ・・・。
頭をなでてやると、攻撃的な彼は噛みつこうとする。
・・・しょうがない奴・・・・