サフランの花火 / 広沢タダシ (2014.3.23 Osaka)
私はよく女性的だといわれます。
別になよなよ(失礼!)としてるわけではないのですが、話し言葉とその雰囲気がそう思われるようです。
小さい頃はそうではなかったように思います。
県外の人には乱暴的と言われる方言を使ってたし・・・・。
変わったのは東京に行った4年間。
その後、地元に帰ってきて友人に開口一番、「おんなみてえ」と言われました。
カミさんと初めて会ったのは、私が30、彼女が28。
彼女はよくことあるごとに「私なんかバカだから」と口にしていました。
私はそのころ、バブルの影響もあって遊び人風でした。
そのせいか彼女は「なぜ私なんかと付き合っているの?」とも言っていました。
彼女は二十歳のころ、無理に関係を迫られ、それから男性に対してそれほど酷くはないのですが、恐怖感を持っていたようです。
「なぜ、俺と付き合っているの?」私のほうが逆に聞きたいくらいでした。
三年後、私たちは結婚しました。
その後、いろいろありましたが、二十数年の間に微妙に立場が逆転したようです。
先日、ふと私は「なぜ俺と結婚したの?」とカミさんに聞いてみました。
「あなた、女ともだちのようだったから・・・」
「ふ~ん」と動揺を隠しながら聞いてると、今度はカミさんから、
「あなたは?」と切り返されました。
私は少し考えるふりをして、こういいました。
「おまえ、バカだったから、俺しか貰い手がないと思ったのさ」
今度はカミさんが少し考えるようなふりをしながら、
「あら、女はバカのほうが丁度いいのよ、・・・・それに」
「それに?」
「今はあなたのほうがバカ」
「そのこころは?」
「カバが逆立ちしたような夢を追いかけているから」
はい、バカです。ハイハイ・・・。
私はよく女性的だといわれます。
別になよなよ(失礼!)としてるわけではないのですが、話し言葉とその雰囲気がそう思われるようです。
小さい頃はそうではなかったように思います。
県外の人には乱暴的と言われる方言を使ってたし・・・・。
変わったのは東京に行った4年間。
その後、地元に帰ってきて友人に開口一番、「おんなみてえ」と言われました。
カミさんと初めて会ったのは、私が30、彼女が28。
彼女はよくことあるごとに「私なんかバカだから」と口にしていました。
私はそのころ、バブルの影響もあって遊び人風でした。
そのせいか彼女は「なぜ私なんかと付き合っているの?」とも言っていました。
彼女は二十歳のころ、無理に関係を迫られ、それから男性に対してそれほど酷くはないのですが、恐怖感を持っていたようです。
「なぜ、俺と付き合っているの?」私のほうが逆に聞きたいくらいでした。
三年後、私たちは結婚しました。
その後、いろいろありましたが、二十数年の間に微妙に立場が逆転したようです。
先日、ふと私は「なぜ俺と結婚したの?」とカミさんに聞いてみました。
「あなた、女ともだちのようだったから・・・」
「ふ~ん」と動揺を隠しながら聞いてると、今度はカミさんから、
「あなたは?」と切り返されました。
私は少し考えるふりをして、こういいました。
「おまえ、バカだったから、俺しか貰い手がないと思ったのさ」
今度はカミさんが少し考えるようなふりをしながら、
「あら、女はバカのほうが丁度いいのよ、・・・・それに」
「それに?」
「今はあなたのほうがバカ」
「そのこころは?」
「カバが逆立ちしたような夢を追いかけているから」
はい、バカです。ハイハイ・・・。