ツアー二日目は北京市内・郊外観光。
日曜日なので中国の人もお出かけする人が多いとのことで集合時間は7:20とかなり早め。
ただでさえ車が多く、道路は渋滞していて、いたるところでクラクションの音が響きます。
この時期の北京はかなりの高温。
真夏ほどではないらしいですが、最高気温は30度を超えます。
昨日の夜は雷がゴロゴロ、かなり雨が降りました。
そのせいか、白く霞んでいた北京の空が青い晴天の朝になりました。
私たちは羽田を8:30の飛行機で北京に来ましたが、同じ旅程で成田発着のツアーもありました。
成田発は出発時間がもう少し遅かったそうですが、悪天候で北京に着陸できず、天津空港で着陸して機内で4時間近く待機したあとに、北京に入ったそうです。
ホテルの朝食。
パンあり麺ありお粥あり。フルーツも種類がたくさんあり、どれを食べようか迷ってしまいます。
朝食は満足でしたが、ホテルの従業員がサービス業に携わっている自覚がないのか、そもそも中国ではそういうスタッフ教育はしていないのか五つ星ホテルというのを憚るような状況だと感じました。
お客さんの前を何の挨拶もなく横切り行く手を阻む、顔をみてもにこりともせず挨拶も当然しない。
中国語でおはようございますとうまく言えないのでグッドモーニングとこちらから言っても無視する。
どうなっているんでしょうねえ。
夫にそう話すと、”そんなもんだよ、お前はうるさい”と怒られてしまいました。
一番初めの観光は頤和園。
西太后の夏の宮殿。英語だとSummer Place、でそのまんまの意味です。
頤和園は西太后のためだけに人の手で作られたものだそうです。
池は昆明湖といい、これも人工の湖。
どれほどの費用と人間の手がかかったんでしょう。中国の権力者の信じ難いほど強大な力にびっくりします。
湖を掘った土を積み上げて作ったのが万寿山。
西太后は”寿”という字が大好きだったそうで、寿の字があちこちにみられます。
長い廊下には中国の景勝地の絵や三国志の一場面や孫悟空の絵などが書かれていました。
湖には蓮がいっぱいありましたがまだ花の時期ではないので葉っぱだけ。
獅子の像、どっちが雄でどっちが雌?
よく見ると足の下で子育てをしているほうが雌。
建物回り外廊下みたいなものがあるのですが、人がすれ違うには窮屈な幅、これは西太后が歩くためだけに作られているから狭いんだそうです。
ガイドの彭さんがいろいろと説明をしてくれるのですが、歴史が苦手の私は理解ができない内容も多くて、どうでもいいようなことばっかり頭に残ってます。
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水で書道のおじさま。
テレビで何度か見たことはあります。
大きなブラシのような筆で見事な字をさらさらと書く様子は、素晴らしいです
次は十三陵。
途中、鳥の巣の写真を撮るために路上駐車。
近くには珍しい龍の形?をしたビル。
十三陵に行く前に翡翠のお店でショッピング
今回のツアーではいくつかのショッピングがお約束になっています。
まずは第一弾目が翡翠でした。
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お土産に翡翠なんて、高価すぎて買えません。
それに翡翠は宝飾品として好きではないので、苦痛の時間でした。
本物を安く安心に買うなら、是非、と言われても欲しくないものに何万円ものお金を使う気にはなれませんねえ。
観光は駆け足ですが、ショッピングには十二分に時間を取るのも、ツアーのお約束ですから、仕方ないです。
翡翠のお店をあとにして十三陵へ。
明の時代(1368年から1644年)の皇帝や皇后のお墓で、そのうち定陵は万暦(バンレキ)帝の地下のお墓がメインです。
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宝物館に”纏足”の靴が展示されているとガイドの彭さんから説明があって、実物を見るのを楽しみにしていましたが、どこかに出張しているようで展示の中にはありませんでした。