勢いて話す人らと向かうときたちまちわれの心は鎧う
足袋を干す歌:正岡子規の短歌
佐藤佐太郎31歳:都会暮らしの孤独を詠う
齊藤茂吉38歳:命を愛しむ(おしむ)歌
齊藤茂吉の二重性(2):西郷信綱「斎藤茂吉」を読む
齊藤茂吉の二重性(1):西郷信綱「斎藤茂吉」を読む
雲海に映る影あり わが立てるこの山頂の形するどく
佃煮:江戸っ子の偉大なる発明
佐藤佐太郎39歳:キリストを詠う
齊藤茂吉38歳:遠近法は望郷の念か
形状の記憶あるごと 夕波はこの砂浜に刻を重ねる
肥前長崎の歌:斎藤茂吉の汎神論的「写生」
冬の土の乾く歌:島木赤彦の「客観写生」
戦争機械化の歌:土屋文明のリアリズム
新カナに「問題点」はあるのか:短歌の表記をめぐって
佐藤佐太郎41歳:冬の夕暮れを詠う
齊藤茂吉31歳:蛍の飛ぶ道を走る歌
夕暮れの古き運河に満ちみちて水おごそかに黒く光れり
1960年生。「星座α」(選者)所属。日本ペンクラブ会員、現代歌人協会員。日本歌人クラブ会員。尾崎左永子に師事。「寺山修司論」で現代短歌評論賞候補作。角川短歌大賞候補作二回。神奈川県川崎生。
フォロー中フォローするフォローする