「品質とコストの見える化」！

若い編集者が1人で手掛けた建築雑誌が売れています。

タイトルは「建築と日常」です。

企画・編集・制作・納品まで全て1人で担ったそうです。

興味深いのが誌面広告です。

印刷・製本にかかった費用をすべて公開しています。

使用した紙の種類や加工法なども記し、雑誌そのものを印刷の品質とコストの見える化にしています。

広告収入が減少する中、新たな試みとして注目されます。

「新規開業白書」！

２０１０年版新規開業白書が６月に刊行されました。

今年で１９冊目になるそうです。

今年の白書の特徴は、最近の開業資金の少額化に注目した「５００万円未満の少額開業の実態」や、「新規開業企業のパフォーマンスを高める従業員は誰か」を報告しています。

また、新規開業とワークライフバランスに着目したレポートは、今までにないユニークな内容となっています。

第３章は新規開業者の人脈が開業にどう影響しているかについて、統計的手法を交えて論じています。

新規開業者の実態が詳細に把握できます。

「ＪＧＡＰ指導員基礎研修会～岩手銀行～」！

岩手銀行が日本ＧＡＰ協会と共催で「ＪＧＡＰ指導員基礎研修会」を開催しました。

金融機関が開くのは全国初です。

ＪＧＡＰとは安全性の高い農産物を生産出荷するための管理手法です。

すでに欧州ではＧＡＰ認定がないと取引できません。

日本のアグリビジネスの安全性を担保するため、また、海外取引が多くなる中、より多くの生産者の取得が望まれます。

秋田県ではＪＧＡＰ指導員に認定されている方は１９人程おります。

認証取得は目的ではなく、安全な農産物を消費者に届ける生産者や事業者の意識にかかっています。

「リスケ（返済猶予）」！

帝国データバンクは、「返済猶予（リスケ）後倒産」の動向調査を発表しました。

倒産前に金融機関から返済条件の変更等を受けていた企業が倒産したケースは、昨年度は５８件でしたが、今年は５月末までで４２件と増加傾向にあります。

販売不振などの不況型が最も多く、業種別では製造業３１件、建設業２４件と続いています。

リスケは基本的には問題の先送りです。

リスケ中に業績の回復をはからなければ倒産という状況に追い込まれます。

リスケ中の経営支援策強化の対策が必要です。

「新業態店」！

東急ストアが横浜にオープンさせた店舗が注目されています。

従来のスーパーマーケットよりも店舗面積１００坪と４分の１程度です。

一回り大きいコンビニといった感じです。

品目数も３５００とほぼコンビニ並みです。

お店のコンセプトは「すぐ食べられる」だそうです。

お惣菜の売上構成は３５％と通常の２倍以上で、イベント販売も週替わりで行うそうです。

テナントも入れ、コンビニやスーパーにはない高級感のあるお惣菜も揃え、デパ地下のイメージを感じさせる新たな業態店です。