今日の午後に、地元である元吉原地区のエコクラブ「元吉原自然学校」が中心になって、自然観察会が行われました。
今回は、葉が白くなってきたハンゲショウと黄色の花が咲いたクサレダマを観察したあと、20分ほど園内のセイタカアワダチソウの抜き取りを参加者の皆さんに行っていただきました。
乾燥しているところを中心にかなりセイタカアワダチソウが侵入しています。それを1本1本、木道から手の届く範囲で抜いてもらいました。
短時間の作業でしたが、あっというまにセイタカアワダチソウの山ができていました。
これでもほんの一部です。
セイタカアワダチソウは、根から物質を出し他の植物の成長を阻害します。そのため、出来る限り駆除していきたい植物の1つです。
セイタカアワダチソウをどうしていくかが、公園の課題の1つです。
その後は、お楽しみ…ではなくて、あくまでも「駆除」目的でのアメリカザリガニ釣りです。
管理棟周辺の水路を中心に釣ってもらいました。
浮島前川に繋がる水路でも釣れていました。
(ここには絶滅危惧種のタコノアシがありますので、釣る時に注意してくださいね)
アメリカザリガニは、トンボのヤゴや水草類を食べ尽くしてしまう外来種でもあります。
園内は、カダヤシとアメリカザリガニとウシガエルだらけで、生き物の多様性という面では非常に偏った環境になってしまっています。そのため、本来は動植物の採集はお断りしていますが、アメリカザリガニだけは駆除として釣ってもらっています。
ですので、釣ったザリガニは、きちんと飼って他の場所には放さないようにお願いしています。
この記事を見て行かれる方は、それを守っていただくようにお願いします。
すぐにたくさんのザリガニが釣れました。
毎週末にたくさんのザリガニが釣られていきますが、なかなか減りません。
いったいどれだけいるのでしょうね。