浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

コガネグモに会うことができました

2011-07-09 21:34:04 | 浮島ヶ原自然公園の生き物
なにかと嫌われてしまうクモではありますが、園内のタチヤナギに立派なコガネグモがいました。



黒と黄色の縞模様が特徴です。
よく軒先に巣を作るジョロウグモより、落ち着いた印象です。

性別によって大きさが極端に違い、大きく目立つのがメス。
オスは、茶色一色でメスの1/5ほどの大きさしかありません。

攻撃的なクモなので、地方によっては「クモ合戦」が行われます。
それだけ身近で親しまれるクモだったのでしょうね。

でも、巣を作るために広い空間が必要なこと、体を維持するために多くの昆虫をエサとして必要とすることが満たされなくなってきて、コガネグモが数を減らしています。埼玉県や群馬県では、絶滅危惧I類の生き物になってしまいました。
この富士市でも、近年急速に減っているようです。

コガネグモが住める環境を守っていけるといいなと思います。

ヌマトラノオ群生地を整備しました。

2011-07-09 18:04:17 | 浮島ヶ原自然公園の植物
公園の南東エリアに群生するヌマトラノオ。
盛りのハンゲショウや、葉を茂らせたミゾソバと一緒に咲いています。



何度かヨシなどを刈って整備していますが、時間が経つと伸びたり倒れたりしてきます。
そこで、ヌマトラノオの開花が進んできたので、伸びたヨシやウキヤガラの剪定を行いました。
また、入り込んで成長してくるセイタカアワダチソウの抜き取り除去を行いました。

梅雨が明けて、さらに園内はヨシがうっそうとしてきたので、むっとする暑さです。
大変でしたが、なんとか木道から手の届く範囲できれいにすることができました。
来園者の皆さんに花を楽しんでもらえれば幸いです。

(一緒に観察をしながら、園内整備を手伝ってくれる方、もしいらっしゃったらメールで富士自然観察の会へ、または公園管理棟までお知らせください。ボランティアになってしまいますが、よりよい公園にしていくためにお願いします)