浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

今日の管理棟も、大賑わいでした

2010-10-23 20:10:32 | 自然遊び
いい天気にも恵まれ、今日の公園管理棟は大賑わいでした。
ザリガニ釣りの親子連れ、お散歩にきたご夫婦、ヨシ笛&ヨシペン遊びの子どもたち、近くの老人介護施設のお散歩、とたくさんの来園者がありました。



ヨシペンでお絵描き。
絵日記を書いていました。なかなかの出来です。



集中して描いています。
この後の色塗りが独創的で、とてもいい作品ができていました。

園内のジュズダマも熟してきて、クラフトに使えそうなので収穫しました。
管理棟で、これからもいろいろな自然遊びをやっていきたいと思いますので、ぜひご来園ください。

ヤブツルアズキの実が熟しています

2010-10-21 21:43:11 | 浮島ヶ原自然公園の植物
黄色の花を咲かせていたヤブツルアズキは、もう花を終わらせてたくさんの実をつけています。



さやは細長くなります。
そして、そのさやが黒くなってきていました。
このさやをたくさん採りました。



すぐにビニール袋いっぱい採れました。
これを袋の中で押さえてやると、さやが割れて自分からねじれます。
その勢いで中の豆、つまり種子を飛ばすわけです。
飛び散ってしまうと集めるのが大変なので、ビニール袋の中ではじけさせました。

そうして豆を集めると…



こんなにたくさん採れました。
ヤブツルアズキは、豆としてのアズキの原種とされます。
ということは、これだって食べられるということです。アズキよりだいぶ小さい豆ですが。

お赤飯とぜんざいにして食べてみようと思います。
さて、どんな味かな?

ミゾソバの花もいろいろです

2010-10-19 22:26:01 | 浮島ヶ原自然公園の植物
園内にたくさんさいているミゾソバ。
よく見ると、群落によって花の色合いが違います。



この群落は、花のピンク色が濃いです。
ちなみにタデ科に共通することですが、ピンク色になっているのは花びらではなく萼(がく)です。
そんな視点で観察してみるのもおもしろいですよ。

ミゾソバとアキノウナギツカミが満開です

2010-10-19 21:22:19 | 浮島ヶ原自然公園の植物
今、公園で一番の見所は、ミゾソバとアキノウナギツカミの群落です。



ピンクと白の花が満開です。



こちらはアキノウナギツカミ。
ピンクの花です。



ミゾソバもたくさん咲いています。
こちらは白っぽい花。
たくさん咲いている光景は、ソバ畑によく似ています。
「溝蕎麦」とは、うまくつけた名前ですね。

公園は黄色に染まりつつあります

2010-10-17 17:46:45 | 浮島ヶ原自然公園の植物
公園のセイタカアワダチソウが咲きだしています。



埋め立てた場所や、乾燥が進んでいる所に多く生育しています。
花が一斉に咲くときれいではありますね。
そもそもは切り花用として北米から持ち込まれた帰化植物です。



アップにしてみると、小さな花の集まりであることがよくわかります。
ミツバチをはじめとして、様々な昆虫がやってきます。蜂蜜の花としての利用価値もあり、戦後に養蜂家が種子散布をしたのが全国に広がった要因とする説もあります。

セイタカアワダチソウは繁殖力が強いので、そのままにしておくと一帯がセイタカアワダチソウに占領されてしまいます。根からアレロパシー物質を出して、他の植物の発芽を抑制することは有名ですね。もっとも最近は自らのアレロパシー物質で自身の発芽も抑制してしまっているようですが。
地元の元吉原地区の方たちの協力もいただきながら抜いてきましたが、追いついていないのが現状です。
湿地の植物群落を守っていくために、セイタカアワダチソウ対策をたてていかなければならないのが公園の課題でもあります。

一説には乾燥させてお風呂で揉み出すと、アトピー性皮膚炎などに効くのだとか。
真偽はわかりませんが、そうやって利用できれば一番いいんですけどね。