昨年の秋に、わたしは、能登島に棲む自然のイルカたちからの哀しいメッセージを、
海とオルゴールBLOGの記事にとりあげました。
昨年はわたしは、この絵の×の方を優先していました。ところがある日、気づいたことがありました。たくさんの船が、狭い入り江の海に、集結して、行き場を失う、イルカたちの気持ちになりました。
船と船が、イルカを囲み、船の下の船外機にイルカの体が当たり、「ゴン」と音がし、なんとも言えない「ぶつかったんだ」ハッとして、操縦する船長さんに、「いま、ゴンって音がしました」
そういうと、けっそうをかえて、黙りこんだ表情と向かい合わせになったとき、
追いかけちゃいけないんだ。気づきました。
撮影した写真をパソコンに撮りこんでいるときに、美しい姿だけを、選んでいました。
ところが、ある日、おかしいぞと思い、拡大して見て見ると、背びれがちぎれていたり、白くふやけていたり、曲がっていたり、破けたようになっていたり、目の横には鋭利な傷も肌がそこらじゅうに傷だらけになっている、能登島のイルカたちからの哀しいメッセージを受け止めました。
今年になって、2頭目のイルカの子供がいなくなり、穴水町の曽良(そら)の海にイルカの死骸が確認されました。その現実を隠そうとする人たちがいることが事実です。
楽しいこと新しい命が生まれたことだけがニュースではなく、今を伝えていくことで、
せっかく、この地で安心して暮らしている能登島イルカを守ることできるなら、わたしは、嫌われてもいいのです。イルカが好きだから、そしてこの能登島が好きだから、真実をありのままこらからも伝えます。
小さな子供がいいました。「これね、夏休みの宿題なんだけど、旗に名前が描いてあるから、失敗したの、だから、これね、あげる」
小さな手で、思い描いた、今の能登島イルカの絵を手から手へ受け取りました。
×と〇 泣いてるイルカ 笑ってる幸せなイルカ
どれだけ才能がある絵を描いたとしても、ここに特定される文字が入って入たら、入選されなかった作品である。
でも、私は、この絵に、特選をあげるよ・・・・・。
のとじまイルカウォッチングをする時に、黄色い旗を船に掲げます。旗には「のとじまイルカ保護委員」と書いてあります。
仲良しグループに過ぎない。
基本的に、私は、人混みを嫌う。目の前のイルカを救うというポリシー。
金と欲にまみれた人間界にも鋭いメスを入れるということは、結果的には、敵と味方を作るかもしれないが
私はフリーランス人間として、能登島イルカを見守っていく。