海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

自分の意に反して使われた能登島イルカの写真

2011-11-23 21:43:04 | 能登島 野生イルカ観察坂下さとみ研究日記

すっかり能登島のアイドルとなったイルカたちが、2011年夏ごろより、棲みかを離れる行動が現れます。
・・・心配して­いたことが、起きてしまいました。

イルカ達は、この海を離れ、七尾北湾から和倉温泉・中島町・田鶴浜町・穴水町・・・の湾内の何処かへ、とうとう離れてしまいました。
広範囲にイルカ達が棲みなれた場所から移動する行動が見られます。いままで、あたりまえのように、能登島祖母ヶ浦の入り江にいたイルカが・・・なぜだろう。家族が増えて、活動が広範囲となる。捕食のため。生きるための行動なのかもしれない。

私は、自分が悪いと思い、自分を責めていました。
自分がイルカがいるよってメディアに広めたから、こうなったと自分を責めていました。
楽しいことばかりブログに綴ったことが引き金となり、観光資源として、イルカ達は、活躍して来ました。ある日、こんなイルカウォッチング船はダメだ!と­言い、乗り込んで行きました。すると、目の前で私が目にした耳にした光景は、職員が、止まない電話の応対をしていた姿を目の当たりに見ました。
イルカウォッチング船の電話の応対でした。
ある日(確か2007年の春)、ネットサーフィンして見つけたサイトを見てみると、なんと、私がブログにアップロードした、イルカの写真が、流用さ­れていたことに気づきました。見つけた時の怒りや哀しみは計り知れません。
散々な思いでした。
自分の意に反して、流用されて、挙句の果てに・・・イルカたちの傷が目立つようになりました。背びれが破れたり、船底のペンキがついていたり、その姿を写真を通して目で見るたびに自分を責めていました。

私の撮るイルカの写真。ブログの記事。関心がある方が見ることは大変ありがたいと思いますが、私が特別な想いで撮影した能登島
イルカの画像を、利益目的で使用されたことに、自分の意に反することに大変遺憾になります。たとえ、行政であって、お役所様には逆らうことはしてはいけないと自分に言い聞かせますが、余りにもずさん過ぎます。

ありのまま書くことで、追放されたとしても事実は事実・・・ここに留めさせていただきました。