イルカが氷見へ行ってから、早、今日で40日が過ぎました。
一番長くて、わたしの孫が小学5年生の時の10月の体育の日から翌年の、3月下旬でした。
対岸の穴水町・・・能都町まで広範囲に移動してしまったときは、
新崎の筏の山瀬漁師さんから、連絡をいただき、「イルカおったぞ!」
中島町へ行ってるときは、小牧の村じーさんから、「ママさん。イルカおーっぞ。どんながいや・・・
白鳥と優雅に泳いどるぞ。ママさん。イルカ連れ戻しにこな・・ママさんがイルカおちゃ一番最初にひろめたげんさかい・・・ほやろ・・」って
まるで・・・家族のことのように、みなさん、私にお知らせしてくださり、その時は元気をいただきました。
お向かいのコテージの設備工事をしてくださっている方から、今朝、こんなことお話されました。
また、今朝、新崎の山瀬の漁師さんからも・・・
富山にホタルイカが大漁で、能登島のイルカ達が・・・・
私、涙が溢れました。
富山県はホタルイカの産地でこれからが観光の資源で・・・
能登島のイルカ達が、ご迷惑を・・・
氷見の漁師さん・・・近辺の漁師さん・・・申し訳ない。
どうか今しばらく、能登島イルカたちの自然の摂理を許してください。
長くて半年、イルカは帰ってこなかった。その時は、閑散期で寒い冬でしたが、今回は、繁忙期で、今まさにシーズン真っ盛り。
たくさんのお問い合わせが私のところに寄せられています。
電話で話していると、涙が溢れてきて・・・声が詰まってしまい・・・
イルカが帰ってきたら、真っ先に、海とオルゴールブログ・・・フェィスブックでお伝えします。
富山・・・新潟・・・青森・・・絶対行かないで・・・・祈るばかりです。
最後にイルカを見た場所は、能登島須曽のバス停でした。
じーーーと海面を見つめる・・・イルカがいないかずっと目を凝らして探す・・・
イルカが帰ってくるまで、いつまでも いつまでも・・・
(3月15日撮影。イルカの頭数が、全頭確認出来なかったことが・・・心配です。
今から4年ほど前に、毎年続けて赤ちゃんが生まれた、ちびっこ3人トリオのイルカ達が、確認出来なくて・・・)
この40日間にイルカの場所へ行って写真を撮りました。
心の声で「帰っておいで」・・・
何頭いるのか、必死になり探しました。
さみしそうなイルカの背中が、辛すぎます。
イルカは頭がいい動物です。
今から、4年前・・船の上で、他の船の船長さんと、喧嘩をしました。
喧嘩を吹っかけてきたから、戦おうとした。
その時・・・気づいたら、胃が痛くなり、船の上で私は、しゃがみ込みました。
海面からイルカのスーミと群れのイルカファミリーが私たちの船の周りを囲みました。
(氷見市 阿尾海岸 能登島の祖母ヶ浦の潟の地形に似ています。イルカは毎年、6月の下旬~7月の上旬にかけて、出産の時期を迎えます。安心して暮らせる場所である能登島へ帰るのですが・・・春がこんなに長い・・・・)
イルカは人の声のトーンを聞き分け、嬉しい声や哀しい声や怒りの声を聞き分け
人の心の奥底に浸透し・・・守ってくれる生き物であるということが、あの日、分かりました。
何年もの間・・・心を通わしたイルカたち・・・
この美しい島・・・能登島へ帰ってきて 心から祈っています。
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