海月美紗のおでかけ日記

おでかけ大好きです
見つけた小さな“happy”を記録していきます

1月27日(月)大波・水雲神社とハクタク

2025年01月27日 | 神社仏閣

福島県内に白澤(ハクタク)の彫刻のある神社はいくつかあるが、福島市大波に鎮座する水雲神社もそのひとつ。

国道115号線を福島から霊山へ、バス停「大波」のすぐ隣りに参道入口。

石段の参道途中に朱色がきれいな両部鳥居。

江戸時代後期、享和3年(1803)建立の石灯籠。

御祭神は天之御中主神。

本殿と拝殿。弘化元年(1844)年の建立。本殿は覆屋で囲まれている。

本殿の木鼻の彫刻が素晴らしい!

本殿西側

本殿後ろ側

本殿北西部の角

本殿東側

本殿前部の狛犬、西側が阿形・東側が吽形。

白澤。頭に宝珠を乗せ、立派な髭を生やしてるけど、少し優しげな表情。足は確かに牛の蹄。

大神宮と象頭山の碑。大神宮碑に天保4年(1833)の銘、地震で倒れたのか、壊れた部分がきちんと修復されている。

御神木の大杉。

参道も境内もきれいに掃除が行き届き、心地よい。180年も前の彫刻が見事に残っていて、神社が大切にされているんだなということがよく分かる。参道の石段脇に大きな椿の木があり、蕾がたくさんついている。福島へ行くときにここは必ず通る道だから、椿の花が咲く頃にまたお詣りしようと思う。

 

 


1月24日(金)川俣・春日神社とハクタク

2025年01月24日 | 神社仏閣

白澤(ハクタク)とは、白い4足の獣。人面で、白ひげを蓄えた老人のような相貌、額には第3の瞳がある。2本の角が生え、頭頂に宝珠を乗せている。背には三つ目、2本の角がある。

「国際日本文化センター 怪異・妖怪画像データベース」より。

春日神社は、嘉祥3年(850)に奈良の春日大社より勧請され、小手26郷の惣社として古くから信仰されてきた神社。

御供殿(長床)は、寛政8年(1796)に建てられた簡素な入母屋造りの割り拝殿で、祭礼日に神事に用いられる。

御供殿前の狛犬。阿像の足元に子狛犬、口の中には玉が見える。吽像の足元には玉ではなく、華やかな牡丹の花。昭和8年の建立。

社殿は江戸時代中期、享保16年(1731)に竣工、元文5年(1740)に完成、遷宮された。すべて信達二郡の氏子の協力により造営され、階下の石の鳥居はその記念に建てられたもの。

入母屋造りに千鳥破風、唐破風つきの三間社。造営に当たったのは、三春町の棟梁山崎甚内。

御祭神は、天児屋根命(あまのこやねのみこと)、武甕槌命(たけみかつちのみこと)、齋主神(いわいぬしのかみ)、姫大神(ひめおおかみ)。

社殿は内部が前後に区分され、前が拝殿、後ろの本殿は流造りの一間社の神殿が三棟並ぶ。中央に春日四所宮、右に天照大神、左に八幡大神を祀る。

霊獣や聖獣をはじめ花鳥など、15種148点に及ぶ彩色された彫刻が美しい。

東西の向拝柱の正面上部に唐獅子、側面上方に獏(バク)、その下方に白澤(ハクタク)の彫刻がある。

白澤は古代中国の伝説上の神獣で、徳の高い君主が治める世の中に現れると言われている。

東側の白澤は口を開き、西側の白澤は口を閉じている。阿吽。

白澤の彫刻は、全国的に見ても非常に珍しく貴重。

向拝柱の下には石の亀さん。4つ足でしっかり踏ん張って、まさに縁の下の力持ち。

御神木の大ケヤキ。推定樹齢約400年。

社殿が小高い場所にあるので、川俣の街が一望できる。大ケヤキが緑の葉を繁らせる頃はさぞや美しい景観が広がるんだろうと思う。

立派で貴重な彫刻がたくさん施されている社殿なのに、屋根が朽ちかけていたり白澤にひび割れが入ったりしている。神社の参道入口に社号標は見られるが、一の鳥居や灯籠は地震で崩れて撤去されてしまったのか姿が見られない。文化財を維持するって大変…

 


1月23日(木)生け花の里とロウバイ

2025年01月23日 | 

「生け花の里」は10数軒の花卉農家が所有する約30haの山々。「花見山」の隣り。今日はいつもより足を伸ばして「天空コース」まで歩いてみよう。

「ロウバイ・河津桜通り」

花びらが太陽の光に輝いて、まるで蝋細工。そのままブローチか髪飾り、かんざしができそう。

「希望の鐘展望台」「百年前の茶畑」を経由して「天空コース」へ。

山の斜面が南に向いているから日当たりがいい。今日は気温12℃。ボケとサザンカはだいたいおしまい。スイセンが咲き始めてるけどミツマタとジンチョウゲはまだつぼみ。

大好きなルスカスを発見、丸葉じゃないのがちょっと残念…

いろは坂を見下ろしながら、チップが敷かれている山道を歩く。暖かい陽ざしが心地よい。

サンシュユの実

ガマズミの実

ツルウメモドキの実

タンキリマメ?の実

「天空の鐘展望台」到着。今日を元気に過ごせることに感謝して、明日も穏やかに迎えられますようにと願いを込めて鐘を鳴らす。

近くには天の川がたくさん植えられてる。この桜が咲く頃にきっとまた!

オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ…  足元にはもう春の野の花。

久しぶりに山道を歩いたけど、あちこちに春の気配が感じられて2時間があっという間。

梅のつぼみが大きく膨らんでる。この次に来るときはもう少し山の上の方へ、「福幸の鐘」を鳴らしてみよう。


1月22日(水)花見山とロウバイ

2025年01月22日 | 

吾妻は雪で真っ白。真上の空には雲ひとつないんだけど、吾妻の上には雲が広がってる。今日は風もなくて暖かい。

ロウヤガキ(老爺柿)

リキュウバイ(利休梅)

ジュウガツザクラ(十月桜)

ロウバイ(蝋梅)

中国原産の落葉低木。新春に香りのよい花を咲かせる。花の中心が赤紫色。「和ロウバイ」とも。

ロウバイにはいくつか種類があり、これは「福寿」。濃い黄色で花弁に幅がある。

太陽の光を受けて花びらが金色に輝く。ロウバイは新春の花、縁起がよさそう。暖かい陽ざしをいっぱいに浴びて、あたりには甘い香り。

サンシュユやツバキの蕾が膨らみ始めている。あと2ヵ月もしたら桜が満開になる。ここは桃源郷… 春が待ち遠しい。


1月7日(火)日本三大稲荷・竹駒神社へ

2025年01月07日 | 神社仏閣

竹駒神社は日本三大稲荷のひとつ。毎年正月三が日は鹽竈神社と並んで大勢の初詣客でにぎわう。

鳥居

お狐さんは稲荷大神の御使い

楼門・随身門:文化9年(1812)の建築、総けやき材を使用。

お狐さんがくわえているのは「玉・鍵」

手水舎

御神池

御神馬像

飛躍の霊狐像:稲荷大神の司る「稲穂」と堅く閉じ塞がれているものを導き開く「鍵」を口にくわえ、五穀豊穣と開運招福をもたらす。

唐門(向唐門):天保13年(1842)の建築、総けやき材を使用。

拝殿・本殿:平成5年9月に着工。総ひのき・銅板葺き。本殿は流造、拝殿は千鳥入母屋破風の権現造。

御祭神は、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・保食神(うけもちのかみ)・稚産霊神(わくむすひのかみ)の三柱の稲荷大神。

手前から、北野神社、秋葉神社、出雲神社。

北野神社は天神様、学問の神様・菅原道真公を祀る。

秋葉神社は火産霊神(ほむすびのみこと)を祀る。火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と同一神格神で防火の神。

出雲神社:大国主神と蛭子神を祀る。鯛を抱えて釣り竿を持つ恵比寿神と米俵の上に鎮座する大国主神は無限の財宝の象徴。出雲大社と同じ形式の「大社造」で、大きさは8分の1。

手前から、総社宮(そうじゃぐう)、八幡神社、愛宕神社。

総社宮は、管内神社の全祭神を一か所に集めて祀る社。

八幡神社は、神宮皇后の御子・応神天皇(譽田別尊)を祀る。

愛宕神社は、火伏せ、防火の神・加具土神(かぐつちのかみ)を祀る。

奥宮へ

奥宮・命婦社

古来、この地を賓窟山(そうくつざん)と称し奥宮が祀られていた。命婦社は命婦(霊狐)を祀る。命婦は稲荷大神の御使い、願い事を稲荷大神に取り次ぐ。

今年は巳年だから、同じ岩沼市内にある金蛇水神社に初詣客が流れただろうか。それでも、今日7日になっても駐車場はいっぱい。

俳優の綾瀬はるかさんが、大河ドラマで花魁姿の「九郎助稲荷」を演じていてすごく素敵だった。華やかな着物からふさふさの尻尾が揺れているのが可愛い!

小さい頃に近所の「いなっしゃま(稲荷様)」でよく遊んだ記憶がある。もちろん元朝参りも「いなっしゃま」へ。私は農家育ち、お稲荷さまは昔から生活の身近なところにあったんだと改めて実感。毎日美味しく食事して元気に生活できていることをお稲荷さまに感謝しよう。