海月美紗のおでかけ日記

おでかけ大好きです
見つけた小さな“happy”を記録していきます

オワンクラゲの不思議

2024-07-23 18:00:00 | クラゲ

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/オワンクラゲ科

(2019.5.2 新江ノ島水族館にて)

お椀を逆さまにしたような形だから、オワンクラゲ。傘の直径が10~20cm、ヒドロ虫綱で最大。

(2016.7.31 京都水族館にて)

体が透明で、内側の放射管がはっきりと見える。

海面をプカプカと漂う。傘の中央にある口を大きく開き、小型のクラゲや小魚などを食べて生活している。

(2023.5.2 加茂水族館にて)

刺激を受けると、生殖腺が外周を縁取るリングのように緑色に発光するのが特徴。

下村脩先生の研究材料として有名。下村先生は、オワンクラゲの傘縁にGFP(緑色発光タンパク質)があることを発見。

GFPは、ブラックライト(紫外線)を当てると緑色に光るため、例えば、がん細胞に特異的なタンパク質とGEPの遺伝子を融合させると、がん細胞が体の中でどう広がっていくかを見ることができる。

GEPの発見は、「生命のしくみを観察する革命」を起こし、分子生物学や基礎医学に飛躍的な発展をもたらした。2008年、下村先生はノーベル化学賞を受賞。

初めてオワンクラゲを知ったときから、発光する様子を見たいと思ってた。ウリクラゲやカブトクラゲのようにきれいに輝くクラゲたちはいるけど、あれは発光ではなく反射だから。

去年、オワンクラゲの傘縁がきれいに緑色に光ってるのを見たときの感動! そして細くて長くて、繊細な触手に感動! 7年越しに願いが叶って最高にHappy ! 今年ももちろん再会に感動!

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