可愛いエリザベータちゃんは八歳。食後のハーブティーを頂く頃、電子ピアノを弾いてくれた。カメラを向けるとけな気にポーズをとる。観光客慣れしていて少々?…ですが、彼女達の一生懸命さが伝わって来て気持が好い。ピクルスの美味しさにも負けて、お小遣いを上げても良いとガイドのリュードミラーさんが言うので30ルーブルあげた。ロシアの学校制度は小学校が7歳から4年間、中学校が2年間、高校が4年間となっているそうです。
27人で長いテーブルを囲みアルコールもディスプレーされたダイニング・ルームでの食事です。この家庭は半分ご商売としてロシアの家庭料理を提供しているのです。キッチンを覗いたらお年寄りがせっせと仕度をしていた。
飲み物はビール、ワイン、ウォッカ、蜂蜜ビールなど紹介された。蜂蜜ビール?面白いと思い挑戦しました。酵母の香りの強いビールに蜂蜜が加えてある…と言う感じ。“ミョドゥハ”と言うそうです。アルコール度5.8、50㏄で50ルーブル(200円弱)。その数時間後、腸の活性が盛んになって大変でした。
家庭で漬けた浅漬けのピクルスです。ロシアの胡瓜は12、3センチの長さで直径4センチ位の太さ。それを縦割りにしてピクルスにしてある。シャキシャキして香草の効きも、お酢の具合もすべてが丁度良く、素晴らしかった。思わず”ハラショー!”こんな美味しいピクルス、初めて…。ロシアの食事で一番美味しかった物はこのピクルス、そしてビール、バルチカ!
白身魚のソテェーにニンジンと香草がのせられ、じゃが芋の付け合せです。じゃが芋はお替り自由で、大きなボールに沢山入れて出されています。魚は鯉の一種とガイドは説明しました。泥臭くはないけれど淡水魚と解ります。ニンジンのソテェーや香草で食べます。
ロシアでは食事の最初にサラダかスープのどちらかが出てきます。どこのスープもとても美味しかった。脂が少なくあっさりとしているが酷がある、日本人にはとても合います。ボルシチも何処かで出ましたが写真を撮るのを忘れました。ボルは赤カブ、シチはキャベツの事だそうです。寒い国、さぞ脂を沢山…と思ったのですが。この家庭のスープも優しい味の野菜スープ、古代の原種スベルト小麦入りです。やはりスメタナが添えられています。
一般の家庭を訪問しディナーを…などとスケジュールには書かれていたので、あまり気は進まなかった。ところがびっくり、地方色豊かでそのもてなしが温かい。しかし本当のロシアの家庭、そのものではないと思う。お母さんと娘、エリザベータちゃん。Welcome!