教会のスーベニア・ショップで可愛い天使を見つけました。南仏、プロバンスのサントン人形、マリアさまや天使ガブリエルの仲間に入れたい。中には”この天使があなたの庇護者になります”(ガイドのリュードミラーさんによる)と書かれていました。お店のおばさんがロシア正教の聖歌CDをプレゼントして下さった。(もう天使が庇護してくれたのかしら)二つの教会の聖歌隊とモスクワ神学学校の聖歌隊が歌っています。訪ねた数々の聖堂、教会が走馬灯のように頭の中を巡ります。
モスクワ河の辺にある”クラスナヤ・オクチョォバ”と言うチョコレート工場です。”赤い(美しい)十月”と言う意味の1851年創業の伝統がある会社。”アリョンカ”と言うロシアらしい赤ちゃんの絵が描かれているチョコレートなどを造っています。モスクワ河は78㎞を流れてヴォルガ河へ注いでいる。
モスクワ河の中洲にモスクワ850年を記念して1997年に建てられた。モスクワを嫌ってサンクトペテルブルグに都を造ったピョートル大帝の像の人気は少々?言う事です。ロシアのモダン・デザインはこんな感じなのですね。
ロシアに戻ります。1524年に建てられた女子修道院です。城砦をめぐらせ街の要塞の役割も担っていました。その昔、高貴な身分の女性は離婚が出来なかったので、ここへ逃げ込んだそうです。修道院にはたくさんの墓地がある。チェーホフ、ゴーゴリ、マヤコフスキー、ショスタコーヴィチ、フルシチョフ、グロムイコ、エリツィン、ゴルバチョフ夫人ライサ、世界的チェリストのロストボーヴィチなどが埋葬されています。
修道院の手前には湖があり、湖に姿を映している修道院も美しいですね。チャイコフスキーはこの湖を散策しながらバレエ曲”白鳥の湖”を作ったそうです。内部見学はツアーになかった。残念!
修道院の手前には湖があり、湖に姿を映している修道院も美しいですね。チャイコフスキーはこの湖を散策しながらバレエ曲”白鳥の湖”を作ったそうです。内部見学はツアーになかった。残念!
「白鳥の湖」は青山劇場で観ました。その隣に国連大学があります。その前で青物市場が開かれていた。フランスのそれを真似て”マルシェ”などと言って。有機野菜や果物、岩塩、ワインなど拘りを持っている生産者が持ち寄っている。マルシェなどと言っても、フランスに叱られそう…。全体が真っ赤のトマトで埋められているお店、美味しそうで少々高いが買ってしまった。何処から?と訪ねたら”伊豆の国市”ですって。思わず私の街のお隣りと言ってしまった。ハンサムな息子さんを連れて、ご主人も嬉しそう。頑張っています。
イギリスの演出家マシュー・ボーンの率いるダンス・カンパニーの「白鳥の湖」がまたやって来た。2003年初めて観て大変な衝撃を受けた。男性ばかりの白鳥の群舞、力強いパワーフルな白鳥は、こういう解釈もあっても良いと大いに感心したものです。白鳥が飛び立つ時の羽音はバサバサとそれは凄いもの。2004年の「くるみ割り人形」もオリジナルの魅力を残しながら彼の独創的な世界へ誘われ楽しかった。2005年ダンス・カンパニーのプリンシパル、アダム・クーパーが独立、自身の「危険な関係」シャープでセクシーな踊りに酔いました。そして今回2010年、主役ジョナサン・オリヴィエの初登場、クラシックバレエで培われた美しい筋肉の躍動は品格があり魅せられました。