設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

♂であっても♀であっても

2004年12月13日 17時51分43秒 | 独り言
実は娘が欲しかった。
自分も娘の立場だからわかるが、娘は年取っても
結婚して妻となって母となっても
娘である部分がある。

電話して話したり 一緒に買い物に行ったりと
母親にとってはいくつになっても娘である。
ところがである。息子はそうはいかない。
というか 結婚して夫となって父親になって
それでも母親と電話しあっていたら・・・・・
それは、違った問題が生じる・・・・・
だから同じ母でも娘を持っているのと
息子だけの母では、なんだか老後の寂しさも
違うような気がする・・・
なんとも勝手な解釈だが、そういう事だけでは
ないのだが なんとなく自分の腹から異性が出てくる
というものおかしな感じで、妊娠した時から
「これは♀だ!!」そう勝手に思い込んでいた。

ピンクのおくるみやピンクの母子手帳まで買って
準備万端!!
ところがどっこい!誕生した赤子は立派な
ブルーのおくるみに包まれた息子であった・・・・

次男の時は、なぜか消極的に黄色のおくるみ。
こんな消極さがピッタリしてしまったのか
見事 次に生まれた赤子もブルーのおくるみに
包まれる。

赤ん坊といっても不思議なもので どの顔も同じ猿顔で
どれも同じように見えるのに ♂赤子をピンクの
おくるみで包んだ時の違和感といったら・・・・
みょーにおっかしい。

世の中には、♂じゃなければ子供じゃないと
いわんばかりのヘンテコな世界もあるらしく
そんな世界の お嫁様達は本当に可哀想だと思う。
取る跡もなく 何か引き継ぐ財もないくせに
我が家は 自分の願掛け虚しく♂ばかり・・・・
うまくいかないものである。

しかし♂でも♀でも結局は自分ではない。
そして子供は親の持ち物でもなく 寂しさを
紛らわせるものでもない。
こんな簡単な事に気がつくまでにも結構時間がかかる。
まあ、そういう愚かなところも一杯あるというのが
親でもあるのだが・・・・

そう思って、今日もブリブリに可愛い格好を
させて歩いている女の子を連れているお母さん達を
ちょっといいなあと思う気持ちを抑えている。
自分も本当に愚かな部分の煮詰った親であるらしい。