設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

色あせしない 笑い

2005年03月08日 21時22分02秒 | 独り言
買ってしまった・・・・
ドリフターズ40周年記念DVD。
「いい大人のくせに くだらない」そう言われるか
「いいなあ~懐かしいな 見たいな」そう羨ましがられるか
賛否分かれるといったところだろうか・・・
今のところ買ったと知りあい達に言うと
「見たいねえ~~」という やや羨ましが入ってるのが
ほんの少し嬉しい。

何しろ 懐かしい。
これを書くと又々年齢がバレバレだが 小学生の頃の
土曜夜8時からは絶対見ていた気がする。

「ババンバ バンバンバン~~」
このエンディングのテーマ曲と加藤茶さんの
「宿題 やったか」を聞けば「宿題 大丈夫か」と
本気で気になったし「歯 磨けよ」を聞けば
「忘れずに磨こう」なんて思ったものだ。

お決まりの いかりやさん扮するお母さんと他のメンバーが
子供になるコント劇も大好きだったし 夏には これまた
お決まりの幽霊屋敷の話やら・・・・・
懐かしいな~とDVDを入れて見ようとしたものの その時
ふとよぎった不安もあった。それは
「果たして こんな年月がたっても同じに笑えるのかな」
ということだ。見てしまって
「なんか 面白くない。昔はこれが面白く感じたのに」
そう自分の流れた年月と重ねた年が思ったら 味気ないし
寂しいなと そう思ってた。

でも そんな不安は 見ているうちに消えていった。
ここで大きな洗面器が上から落ちてきてと筋書きまで
知っているのに ドカーンと落ちると笑ってしまう。
くだらないと大人の自分がいるけれど 笑ってしまう。
そして こういうお笑いは今の子供達に受けるのだろうか
そう疑問に感じていた事も 自分の後ろから熱心に見入っている
二人の息子達がゲラゲラ笑い転げている事で 答えは
出てしまっていた。
笑いというのは 案外 色あせないもので いつの時代も
変わらないという答えに・・・・

人を泣かせる事は簡単だが 笑わせるという事は
本当に難しい。人は滅多に笑ってくれない。
「8時だよ 全員集合!」には 一言のアドリブもなかったとか・・

計算しつくされた笑いは 実は裏では物凄くシビアな舞台
だったのだろうなと感じる。

今や「笑い」は病気などを治癒する力もあると言われている。
笑っている間は 確かに今現に悩んでいる事や今後起こる筈の
憂鬱な悩みを考える余地を与えない。
笑っている間だけは 一瞬 そんな現実とはかけ離れた自分がいる。

喜怒哀楽をせっかく授かった人間。
やはり怒哀ばかりでなく喜楽も使いたいものだ。
転げ回って喜んでいる息子達を見ると つくづく感じる。