うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

パンチ・ドランカード

2005年06月27日 | 語る!
昨日の日曜、テレビでボクシングを見た。
私は理系でも運動系でもない文系の人なので、ほとんどスポーツ観戦はしない。テレビで見るといえば、スケート、短距離、高飛び込み。およそ盛り上がりとはかけ離れたスポーツを見るのが好きだ。これらはたいてい予選から見る。高飛び込みはあまりメジャーな競技ではないが、それはそれは美しい。観客と一緒に「ほおぉ」とため息をつき、オリンピックの頃は寝不足になる。
そうして、観客の熱狂を伴いながら、息を詰めて見るなら、やっぱりボクシング。

ボクシングはストレートなスポーツだ。
それは単純な要素でできている。

叩く / 叩かれる / 叩く / 叩かれる / 叩く / 叩かれる

しかし、
叩く / 叩く / 叩く / 叩く / 叩く / 叩く / 叩く     となることもあるし、

叩かれる / 叩かれる / 叩かれる / 叩かれる / 叩かれる     というものになってしまうこともある。

叩いたものが叩かれるわけでも、叩かれたものが叩けるわけでもない。

リングは仮想の今生だ。現実の社会では許されない闘争や、巧妙に包み隠されているストレートな「この世」を見せてくれる。
血みどろになり目を腫らせ、叩く・叩かれる。勝った者の名だけが刻まれる。
揺らされた脳が見るこの世はどんなものだろう。ラメ色に輝いているだろうか。
それもしあわせ、かな。




ЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮЮ



また、コメントしづらいものを書いてしまいました。
「ファイトクラブ」という不思議な映画は面白かったです。

コメント (10)
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