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兵庫県福崎町出身の民俗学者・柳田国男

2021年06月23日 | 国内旅行散策

柳田国男1875-1962は民俗学者として日本の各地、日本領の各地を調査し、アイヌから琉球民族迄、数多くの著書に痕跡を残している。特に有名なのは「遠野物語」。実は妖怪漫画で知られる水木しげる1922-2015は遠野物語(明治43年発行)の影響を受けて色々な妖怪を描いた。遠野は東北の岩手県、不思議な者たちが暮らす場所である。柳田國男30歳のころに遠野を訪れて数々の不思議を体験することとなる。また遠野出身の佐々木喜善1886-1933と知り合い遠野の様々な話を聞いた。

遠野郷の地大昔はすべて一円の湖水なりしに その水猿が石川となりて人界に流れ出でしより 自然にかくのごとき邑落をなせしなりと(遠野物語第一話より)

附馬牛地区には今も遠野物語の時代と変わらないお盆の風習が残る。仏さんがトロギ(家族が亡くなれば掲げる旗;赤い旗なら女性や子供)を目当てに遊びに来れるように・・・(魂を招く)。お盆のお供えには必ずところてんが入る。(遠野物語序章より)

しし踊り :元々は狩でとらえた鹿を供養する行事だったが、やがて死者の魂を慰めるために家を訪問する(位牌誉め)

舟っこ流し:お盆の終わりを告げる、藁の舟にのせた死者の魂が川を流れて極楽へ向かう 広い世界の中でも我々日本人の来世観だけは少しばかりよその民俗とは異なっていた

座敷童は多くの農家に住み着いていたという。また村人は河童を産み落としたため、切り刻んで埋葬したという。

 

 

兵庫県福崎町の至る所に妖怪が居ます

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