今日、明石文化博物館へ行ってみた。源氏物語の12帖『須磨』、13帖『明石』で出てくる明石の君についての常設展示があるということで・・。入館料200円のはずだったのに、行ってみると800円だった。特設展示(絵画・版画展)があったためである。ん~~と想いつつ、まあいいか・・・ということで入館。たしかに明石の君のコーナーはあったが、ぜんぜん詳しい内容の展示がない。「こら~金返せ!!」と思わず叫びそうになった。
写真は、源氏と明石の君が、別れを惜しんで一夜を過ごす場面の写絵です。これだけでした・・・・。撮影不可でしたが、せめて・・・と想い・・。
感想終わり!!
なんだか、不完全燃焼なので、源氏物語13帖「明石」のくだりを・・・・どうぞ。
・・・・・明石入道の住まいは、須磨にくらべ人けも多く、都の住まいにも劣らない凝ったたたずまいでした。藤壷宮や紫の上に、明石に移った一部始終を知らせ、ようやく身も落ち着きを取り戻します。明石入道は、源氏を厚遇し、しきりに自分の娘(明石の君)のことを話します。源氏も入道の人柄と、その娘にだんだん興味をもち始めます。ある夜、源氏がひさしぶりに琴を弾いていると、入道も自ら琴を弾き、娘も琴が上手だと、娘の話しをします。源氏はそれを聞いて、自分が都からこの地にやってきたのは、その娘に逢う運命であったのかも知れないと悟り、入道の望みを入れて、その娘に手紙を送ります。しかし、娘はなかなか気位が高く、そうやすやすとはなびきません。それがかえって刺激となり、源氏は次第にこの明石の君にのめりこんでいきます。・・・・・