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【映画】気になる関係


2008年 カナダ 109分 レンタルで鑑賞 原題 EN PLEIN COEUR
 監督 ステファン・ジェアミ 出演 ピエール・リヴァルド ケヴィン・ノアミ 
ジュリー・でロリエール マリ=フランス・マルゴット

この女性が「気になって」借りたのだけれど、実は女性は添え物みたいだ。男性と少年とが犯罪で結びつく映画、それもベルギーやカナダの仏語圏の映画をこのごろ続けて見た。流行っているのかな、子供を使って窃盗して、盗品を売りさばくことで生計を立てている主人公。「ある子供」と「気になる関係」どちらもそうだ。そしてどちらも、国際映画祭に出品され、「ある子供」はカンヌで最高賞をとっている。犯罪者が何故映画のテーマになるのか。それが「気になる」今の私も、「俺達に明日は無い」の銀行強盗や「エデンの東」のジミーの逸脱行為をカッコイイと思っていた時代もあったしね。若さとは犯罪を支持するものなんだろうか。

女性たちが奔放で男性の欲望に直ぐ答えるのも共通している。それでも「ある子供」では子を産んだ若い女が最後には母性に目覚めて、それが男性の更生にもつながるから、まあ古風な筋書きと言える。「気になる関係」では母親になることは高い評価を得られず、女性達は去っていき、結局男性3人になってしまうのだが、主人公が壮年のテレンス・スタンプ(「テオレマ」では老若男女を相手にセックスしたり「地獄の季節」にアルチュール・ランボーを演じたり「プリシラ」で女装芸人になった)を思わせる容貌なので、そう意外でもない。
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