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〔プロフィール〕映画と私

始めて1ヵ月が経とうとしている今ごろ、ハタと気づいて・・
遅ればせながら、自己紹介を。映画中心で。

生まれたのは敗戦の前年12月(射手座)。
初めて見た映画は「子鹿物語」で4歳くらい。

 高校1年の時、噂にきいた「エデンの東」がやって来た。
校則で「1人で映画館に入るべからず」。これが最後の上映しかも一週間しかやらないとのこと。思い余って①母と②父と③級友と一緒に、合計3回見に行った。
(規則に縛られていた昔の私はヘンだし、最後の上映というのも嘘だった。
※最近も、大阪で見ている。07-7-12「エデンの東」の記事参照)

「ウェストサイド物語」「太陽がいっぱい」も来たが、あとの理由で見ていない。
 芸術家志望の友の影響でワイダ「灰と・・」やベルイマン「野いちご」を見る。
 当時はわからなかったが、そのため、かえって好奇心と興味が続いた。

本格的に(少なくとも年に100~200本)見るようになったのは、35歳からと、異様なくらい遅い。その理由は
 
 ①住所(ただでも映画館が少ない地方都市だが、自宅がさらに町外れだった)
 ②校則が厳しく、かつ私は「いい子」だった。
 ③自由に使えるお金が少ないというか、殆皆無だった。(これが35歳まで続く)
 ④外国ーそれも途上国ーしかも中東にいた(2年間)。

このようなわけで、主婦(またの名を無職)で、東京に住み(1980年から20年近く)お金は限られ、暇はタップリ、部屋が狭くて本の購入は厳禁とくれば、必然的に都内外の名画座を回って、今まで見損ねた映画を片端から見ることになったのも無理はない。(未完成)

追記(2010年4月13日)
「未完成」がいつ完成するのかと、不審に思われる方に。この際「完成する気なし」ということを付け加えて置こうと思う。誠意のないことだが、シューベルトの交響曲の例もあるし「未完成」もいいものだ。なお本日「プロフィール」から「本」に移した「ビアンカ・ランブラン」もだが、いわば毎日の記事自体が、私のプロフィールと見ていただけばいいのではないか。
コメント ( 26 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (フリージア)
2006-11-08 18:54:48
聞いていた音楽や見た映画で、その「時代」を語るというのは、ほんと納得できるものですね。 「あ~私は、まだ小学生だった」とか、その時の立場を(学生とか社会人とか)超えて、共感できるものですよね。

しかし「一人で映画館へいかない」という規則を、久々に見ました。 そういうのありましたね! 下校時に喫茶店とかに立ち寄ってはいけない、とか。 
 
 
 
あほらしいやら、懐かしいやら (Bianca)
2006-11-08 20:56:01
高校時代、家と学校が徒歩5分だったので、友達と喫茶店に入った経験がない私は、卒業後初めて誘われた時店の前で尻込みし、結局、隣りの中華そば屋に入ったことがあります。♪そんな時代もあったねと~です。
 
 
 
Unknown (kazukokawamoto)
2006-11-08 21:04:41
私の時代は、終戦5,6年たってから中学時代に学校から、映画館貸切で全学年で映画鑑賞の時間につれていってくれました。マンガであったり忘れたけど、そんな時代がありました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2006-11-08 21:27:15
「山河を越えて」「人間魚雷出撃す」「汚れなき悪戯」「にあんちゃん」「若乃花物語」「エベレスト登頂記」「朝な夕なに」「オーケストラの少女」「アンネの日記」などを学校からつれて行ってもらったり、校内で見た記憶があります。戦後6、7年は、まだ交通信号がすくなく、渡り切るのにみな大騒ぎで走ったこと、映画館が桟敷だったことなど、懐かしい思い出です。
 
 
 
同い年ですね (坂口 嘉代子)
2006-11-09 15:42:26
私は終戦の前年の3月3日生まれです。小鹿物語は映画館ではなく、テレビで見ました。大好きな本だったし、お父さんのグレゴリーペックのファンだったし・・。映画は、禁止されてるなどということとは関係なく、1人では今でも見にいけません。怖くないですか?映画は父が連れていってくれましたが、東映時代劇でした。学校から見に行ったのでは、浅丘るりこ主演「緑はるかに」が印象に残っています。今でもファンです。「汚れなき悪戯」もよく覚えています。泣きました。ああ懐かしい・・。勤めているときは私が一番年上で、こんな話は誰もついてこれませんでした。このあいだブログのことを聞いて、ずっと見ていたのですが、やっと私が参加できる内容で、うれしくなりました。
 
 
 
映画館はこわくないです (Bianca)
2006-11-09 20:07:10
ようこそ、おいで下さいました。「緑はるかに」のルリ子の歌、良かったですね!(10月中旬に彼女の出た映画をUPしてます)ところで、1人で映画に行くかどうかが、映画が本当に好きかどうかの試金石。私も十代のころは、震えながら行ったものでしたが、それも昔話、今どきの映画館は、恐いことなんかありませんよ~。JRの緑の窓口やマクドに行くのと同じです。是非、一度お試しを。
 
 
 
Unknown (昔Naomi)
2006-11-10 01:26:24
校則厳しかったですよね。中学生の時、たった1回校則を破り、中央公民館で「罪と罰」の映画を観に母と姉と行きましたが、私はあだな「どんこび」先生の顔が浮かびあたりをキョロキョロ --- それでなくても中学生の私には重たい映画なのに内容は覚えてなく、見つからないかな --- とハラハラ、ドキドキしたことだけが思い出に残っています。私も昨年秋ごろから1人で映画観れるようになり仕事が休みの時、観たいのがあると行きます。(レストラン、喫茶店は未だ1人では入れません)昔みた映画でオードリーヘップパーン、バートランカスターの「許されざる者」や「黄昏」「アラモ」邦画では有沢正子の「野菊の墓」「にあんちゃん」「キューポラーのある街」などがすぐ頭に浮かびます。
観始めたばかりなので観る映画に一貫性はなく、期待に裏切られる場合もあります。最近では「ゆれる」を観た後は、「出口のない海」を映画館で「ウオルター少年の休日」-レンタルーを家で観ました。

 
 
 
恐怖体験・・・ (Bianca)
2006-11-10 09:20:47
そうそう「体育館集合」で、違反した生徒は前に出されて。。。「どんこ」(って私は覚えています)のぎょろぎょろ目玉と電気アンマは恐怖でしたね。
それにしても、文芸映画を、家族同伴で、公民館で見ることさえ、それほどおびえていたなんてねぇ・・・
地域性もあるのでしょうか。
 
 
 
いろんな境遇がありますね (稲みのる)
2006-11-25 14:53:13
 育った時代、環境っていろいろですね。みのる君の時代も校則に拘束されておりましたが、映画館規制は緩かったと思います。中学時代はクラスの半数以上が警察にご厄介になるような環境でしたから、映画館まで手が回らなかったのかな。気ままに映画館に通っていました。
 周りが周りだから、又、高校が男子校だったから、勢い、人間はバンカラになってしまいました…。
 昔、学校の校庭にスクリーンを張って、夜、地域の人たちの映画鑑賞というのがありましたっけ。すっかり忘れておりましたが、貴台の思い出を読ませて頂き、記憶が掘り起こされました。あれは、一体、何だったのだろうか。はるか遠い昔…。蛍が飛んでいたのを覚えております。
 
 
 
よくご無事で生き延びて・・・ (Bianca)
2006-11-25 17:32:57
わーっ、みのる様 ようこそお出でくださいました。
「クラスの半数以上が警察の厄介になる」なんてオドロキです。のこりの半数も、それじゃ勉強どころじゃありませんよね。関東の東側に「荒れる中学」地帯として有名なところがありましたね、そういえば。
 ところで、校庭の映画、やりました、やりました。私は「放送部」なので、宣伝カーに乗り、「今夜7時から@@中学校庭で・・」と校区を廻ったものです。覚えているので「博労一代」「笛吹き童子」それに太平洋戦争で米軍が待ち構える中にあえて出撃し、撃墜された山本五十六?海軍大将のもの。
 
 
 
みのる君は運が良かったです (稲みのる)
2006-11-25 18:52:57
 他校生徒の殴りこみとかがあったり、クラスのワルが「次郎長一家」とかを結成して(東映全盛期でした)幅を利かせていましたが、みのる君は中立というか我関せずというか、呑気というか一向に気にもせず、敵も一目置いていたのかイジメの被害にも遭わず悠々と映画三昧でした。運が良かったと思います。高校に入って出身校を聞いた同級生から、よくご無事でしたと言われました。
 やっぱり呑気だったのでしょうね。
 なお、映画館には「イージーライダー」を見損ねてからほとんど行かなくなりました。
 
 
 
まだ「懐かしい」にならない (Dairyu)
2007-02-25 19:22:33
Bianca さんは「あほらしいやら、懐かしいやら」と既に成長を遂げたのですね。
自宅から徒歩5分以内に喫茶点、映画館、飲食店、パチンコ屋、デパート、本屋、病院、銀行、郵便局と何でも在りましたが、隣の病院のお得意さんで、よくペニシリンを打たれた他には縁がなかった。本屋には1人で入れましたが・・・。
しかし、未だに「♪そんな時代」の最中で、「あったねと~です」と言えた Bianca さんを羨んでいます。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2007-02-25 23:10:42
Dairyuさんこちらへもようこそ!
フーン、町の真ん中で育たれたみたいですね。
「よくペニシリンを打たれた」ということは、ほぼ同世代でしょうか?(あれ、痛いんですよね。)
そして、いまだに、箱入り?生活とは、きっとよい人間的環境にめぐまれておいでなんでしょう。
変化のタノシミも将来にあり、いいではありませんか!(殆んどヤケ)
 
 
 
ペニシリン (Dairyu)
2007-02-26 00:15:38
Biancaさん、こんばんは。
【あれ、痛いんですよね】:あの頃は、隣でも病院の先生が看護婦さん同道で往診に見えました。お尻に看護婦さんがペニシリンを打つのですが、痛いやら恥ずかしいやら、虚弱体質を悲しんだのでした。おまけに、看護婦さんは同級生(女子)の母堂でしたしねェ。イヤハヤ。
【いまだに、箱入り?生活とは】:箱入りではなく無知ですかね。よい人間的環境に恵まれて、辛うじて野垂れ死にせずに済んでいる。
第三者的には「変化のタノシミもあり」ますが、苦し過ぎます。逆に「殆んどヤケ」です。時代背景や教育の結果か性格か判じかねますが、苦しいものです。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2007-02-26 00:43:44
聖書の「伝道の書」に
「すべての業には時がある」
とあるように、箱から出て行く、その時が来れば、
必要な力が湧いてくると思いますよ。そうでないのは、必要でないから。一生必要が無ければ、それはそれで構わないのではありませんか。
良き人間環境を作り維持するのも才覚でしょう。
それが心から苦痛なら、死に物狂いで壊していたのではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (みつお)
2007-05-09 15:45:51
Biancaさん、こちらのブログを僕のほうでリンクさせていただいてもいいですか?
Biancaさんへのメールを送るところがなかったので、
こちらで伝言になってしまい、スミマセン。
Biancaさんのほんわか文章が好きです。(^ ^
 
 
 
ほんわかしてます? (Bianca)
2007-05-09 16:13:46
みつおさま、こちらにもようこそ!
ほんわか(?)文章を読んで下さってありがとうございます。
事実誤認なんかもたまにあると思いますので、
常に疑いつつ、お読みになって下さい。
リンクはどうぞ、なさってください。
 
 
 
Unknown (みつお)
2007-05-09 18:13:18
Biancaさん、リンクの許可、ありがとうございます!
さっそくリンクしてみましたが…これでいいですか?
また見てみてください。m(_ _)m
 
 
 
こそばゆぅ (Bianca)
2007-05-09 19:16:25
みつおさま
見ましたよ。「女らしい観察眼」さすが、見抜きましたね、私の女らしさを?女らしいつまり直截的でタフってことですね。
 
 
 
安心しました! (みつお)
2007-05-11 16:13:24
よかったです!了承していただいて!
なんて紹介しようかと思ったんですよ~。
Biancaさんは、僕よりも年上なんですけど、
まるで同世代と話しているような
(いや、むしろ僕よりもお若いような)錯覚に陥ります。
いつまでも感性がピカピカなままなんですね!(^-^
 
 
 
身上調査というわけではありませんが (Bianca)
2007-05-12 15:58:25
みつおさん
「ボクよりもお若いような」とは。文面から受ける感じは「若者」そのものですが、違うのですか?
 
 
 
若者? (みつお)
2007-05-16 15:27:27
いや、全然若くないですよ。(^^;A
よく“お若く見えますね!”とは言われますが、
“見える”だけで、もう若くはないです(汗)。

僕の方のブログの、とある文章で、
年齢の予測がつくことを書いたことがありまして、
“みつおさんって実は!”みたいに言われました。
その後うっかりバレないように注意してるんですよ~。

でもだいたいなんぼ、ってわかってしまう文章は
今後も出さざるをえない時があるんですけれども…。(^^;
 
 
 
お願い (かよちーの)
2007-09-04 22:31:20
Biancaさん、こんばんは。
一週間ばかりネットが自宅で死んでいてやっと復活しました。
リンクをさせていただいても良いですか?
お願いする場を探していてここにたどり着きました。
ちなみにわたしは札幌オリンピックの年のベルイマンと同じ誕生日です。
 
 
 
かよちーのさん (Bianca)
2007-09-05 00:37:31
こんばんわ!
リンク、どうぞどうぞ。ベルイマンと
冬季オリンピック、何だか素敵なイメージ!
 
 
 
プロフィール (Lamblin)
2008-08-30 21:25:12
Bianca さん、こんばんは。好奇心に満ちた Bianca さんのブログを折に触れ訪ねて楽しませていただいています。
ところで「今まで見損ねた映画を片端から見ることになったのも無理はない。(未完成)」の完成を楽しみ(?)にしておりましたが、痺れがきてしまいました(勝手に訪ねていて変な言いようで済みません)。
Bianca さんてどんな方なのでしょうか。続きを読める日を楽しみにしています。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2008-08-30 23:04:37
ランブリンさん、いつも見ていて下さって、有難うございます。私に問われるランブリンさんはどんな方?
続きは、時々私も気になっていたのですが、もはや期限が過ぎたようですので、シューベルトの「未完成」という交響曲。あれに習うとしましょうか。ズボラですね。まあ、「映画関係」などをご覧になってご想像くださいませ。
 
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