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映画「ダウト~あるカトリック学校で~

2月19日(土)つれあいがツタヤに入会、早速DVDを3枚借りてきた。そのうちで未見の一本。

舞台は1964年、NY郊外のブロンクス、アイルランド系の主人公が通うカトリックの学校だ。生徒のうち一人だけ黒人がいる。その生徒をミサの侍童に採用したりと何くれとなく配慮する神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)に対して女性校長(メリル・ストリープ)がかれは少年と不適切なつまり性的な関係を持っているのではないかと疑う。「カポーティ」の俳優を起用したのだから、この疑い、あながち事実無根ではないと思うが。

もとは演劇だったそうで、狭い、閉ざされた環境に起きた事件という感じがする。同じNYでもウディ・アレンの作品のように世界に通じるものではなく、かなり内向きな感じ。細部に少年時代への郷愁が強く漂う。(この前の「イカとクジラ」もブロンクスが舞台だったが、あの辺の人はそこが世界の中心であるかのような錯覚に陥っているのでは?)付録の座談会でメリル・ストリープは「最初の10分で判断するのが映画の客、演劇の場合は皆最後まで見るが」と言って、暗に脚本が映画としてはどうかという意見を述べていた。

画像は左がフィリップ・シーモア・ホフマン、右が若い教師エイミー・アダムス。

エイミー・アダムス
 →「ナイト・ミュージアム2」9-8-19



















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