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カラスノエンドウ

今日は24節気の芒種(ぼうしゅ)で小満と夏至の中間だ。
芒種とは稲などを植える日と言う意味。
ちなみに沖縄では梅雨のことを小満芒種というそうだ。
そろそろ、当地も入梅だろうか。

カラスノエンドウの黒い莢がはじけていた。
数日前はまだ莢のままだったし、その数十日前までは可憐な花をつけていた。
それは夏祭に出かける娘が、すらりと伸びた肢体に派手な浴衣
をまとったような感じがした。
人目を引く若い日はすでに過ぎ、黒いカラスのくちばしのような莢をつけ
その莢もはじけて種を飛ばし、自然の営みはよどみがない。
来春になればまた沢山のカラスノエンドウが朝酌川の土手を彩ると思うが、
私はそれを見ることが出来るだろうか?
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (稲みのる)
2009-06-07 07:40:37
散歩の途中で道端の自然に目を止める。自然の営みに自らの人生をかぶせる。景色が浮かぶような文章ですね。
 
 
 
稲みのる様 (Bianca)
2009-06-07 12:36:50
>景色が浮かぶような文章ですね。
描写が苦手な私ですから、そういわれると嬉しいです。
 
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