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【映画】レボリューショナリー・ロード

2008年 米 レンタルDVD  監督 サム・メンデス 原作 リチャード・イェーツ
出演 ケイト・ウィンスレット レオナルド・ディカプリオ 5点中3.5点

1950年代のアメリカ、大都市郊外の町の「レボリューショナリー・ロード」に住む若い夫婦の愛と葛藤。「タイタニック」から12年たって2人の共演が復活したのは、ケイト・ウィンスレットの強い要望があったからそうだ。それほど、相性の良い相手だったわけ。

原作は1961年刊、50年代の夫婦の一見幸せそうだが空っぽな生き方をついたもの。映画に出て来るご近所のインテリが、精神病といわれているのだが物事の本質を見抜いて、ズバズバとそれを口にする。この人のいうことはことごとく本当だが、普通こういうときは黙っているよなあ、とはいえ、この人、私に似ている、ような気がする。とすると、私も精神的に境界線にある?

原作が出た後、アメリカでは夫婦の離婚が急増し、子供世代(団塊)は革命に走る。正に、「レボリューショナリー・ロード」になったわけ。しかし日本ではいまだにアメリカの50年代が続いているようだ。
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コメント
 
 
 
こんにちは~♪ (由香)
2010-06-28 16:52:28
お邪魔します♪

原作はアメリカでは受け入れられたのですね~

残念ながら、私はこの映画のテーマが全く理解出来なかったようです。
主人公のエイプリルの気持ちが全然理解出来ず、彼女の言動や行動が不快でたまりませんでした。
私は何かの固定観念にとらわれているのかもしれませんが。
 
 
 
日米の理想は違う (Bianca)
2010-06-29 00:40:12
「波風を立てないで現状に納まる」ことが美徳の日本人には、あの状況で、何を文句言うことがあるのだろう、大きい家と庭、健康な子供たち、ディカプリオは高給取りでその上やさしく思いやりがあるし、などと考えるところですが、アメリカ人はそうは感じないんですね。彼らは、理想を求めて海を渡ってきた先祖のDNAがあるせいか、あくまでも現状に甘んじずに、自分の生き甲斐を求めて努力すべきだと、それが正しい道で、安易に妥協するのは間違いだと、信じているので、妻の方が正しく、夫が日和見主義だと感じるらしいです。少なくとも、映画を作った人は。その声を、あの精神を病んだ人に言わせていて、それに触発されて妻は過激な方法で(というのも、中絶が違法だったからですが)理想を貫こうとして、それが不幸を招いたのでしょうが、それでものんべんだらりと現状に甘んじるよりはましだというほど、激しいものがあるのでしょう。
 
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