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映画「奇跡」

2011 日本 島根県民会館にて鑑賞 監督 是枝裕和 出演 前田航基 前田旺志郎 大塚寧寧 
長澤まさみ 樹木希林 橋本稔 阿部寛 オダギリジョー 内田伽羅

さる3月12日の福岡ー鹿児島・新幹線開通にちなんだ映画。とはいえ、誰かが新幹線に乗るわけではなく、列車がすれ違うのを外から眺めるだけなのだが。

7歳と9歳の時、子どもの漫才で売り出した「まえだまえだ」が、10歳と12歳になって出演、是枝裕和の映画「空気人形」と「歩いても歩いても」は全く好きでなかったし、あまり期待しないで見たが、これが嬉しい期待はずれで、とくに2人の子供は自然な言動で笑わせてくれた。いや、是枝裕和、やはりたいした才能だ。

親の離婚で、鹿児島と福岡に別れて住むことになった兄弟だが、桜島の灰に兄が福岡の弟に「イミ分からへん」と電話でボヤくのがおかしかった。降灰の意味なんか、誰も分からない。地震、津波の意味も。

「奇跡」と言う題は、カール・ドライヤーの古典的映画があるし、雑駁でいただけない、かといってどうつければいいかと聞かれると、わからないが。兄弟が「奇跡」に頼っても、また皆で一緒に暮らしたいという切ない子供心が、秘められている。

生き生きした主役2人と比較して、外の子供たちはややかすんでいる。特に美少女(内田伽羅;樹木希林の孫で本木雅弘の娘)は体だけ大きくて、ぼーとした感じで、演技力ゼロであるが、「空気人形」をとった是枝監督ならびに男性には訴えるものがあるらしい(ロリータ的魅力)が私にはでくの棒にしか見えなかった。あまりにぬーとしているため逆に存在感となっているのは樹木や本木にも通じており、やはり血は争えないと言えるかもしれない。

●是枝裕和監督作品
→「空気人形」10-06-19
→「歩いても歩いても」08-12-14 /08-12-15 
●是枝裕和製作映画
→「エンディング・ノート」 12-9-8
●鹿児島と桜島の関係&桜島の画像
→「桜島の煙」08-11-05
→「いそ(磯)」11-10-3
→「墓参り」15-10-1
●是枝裕和の製作
→「エンディング・ノート」 12-9-8
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
気になっていましたが (ベルガモット)
2011-09-14 10:30:54
「奇跡」は気になっていましたが、そうですか、おもしろいですか。今度の連休にでも見てみようと思います。

 
 
 
Unknown (Bianca)
2011-09-14 15:54:47
ベルガモットさま
結構いいですよ。ぜひご覧ください。鹿児島中央駅前もちょこっと出てきますが、私には大都会に見えて、ふるさとの懐かしさよりも、田舎ものになったなあと、少しあわてました。
 
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