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ナチス・都議会・オリンピック


議場の下劣なやじを一喝で鎮める人物はどこに?

塩村文夏(あやか)都議の6月18日の演説中に「早く結婚したほうがいい」と鈴木章弘都議がヤジ、それに沸いた自民党議員団、「自分で子供を産め」「産めないのか」この雰囲気に同調して都知事が笑うという場面が展開され、あまりのお粗末さ、日本の中心とも思えない田舎者の集団、東京都議会に、誰もかれもガッカリだと思う。

これで思い出すのが映画「白バラの祈り」(2005独)の一場面である。1943年1月13日ミュンヘン大学470年記念祭でナチス高官パウル・ギースラーが演説した際、「女性諸君、勉強するより母としての使命と義務を思い出して総統に捧げる子供を産みなさい。相手が見つからないなら若くて元気はつらつたる私の副官を差し向けよう」と言った。男女とも激しく抗議し、怒号とヤジが飛び交い、2階席女子が退場しようとすると制止されたが、場外に出た男子は女子を救出しようと、機動隊に立向かい、ついに成功すると街頭を闊歩するに至った。この件は明らかに演説した人に非があるので政府もあわて、ギースラーの謝罪でけりがついた。第二次大戦のさなか、今より70年以上前だ。

「学生の反乱」として歴史に残っている。

こうしてみると、都議会の自民党議員はまるでヒトラーの仲間、それに同調してウヤムヤに始末した野党の連中は、単なる金魚のフンである。常日頃日本が人権意識の低い国と言われているのがこれで裏書きされたようなもの。東京都はどの面下げてオリンピックを主催するつもりか。1936年のベルリンオリンピックはナチスドイツの国威発揚のためだったが。

★人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれオリンピック・ムーブメントに属する事とは相容れない。(オリンピック憲章)

ご存知だろうか、鈴木章弘と卑劣な数名の不規則発言者、それをかばった都議たち、桝添都知事、
過去にも蔑視発言の重なる石原慎太郎元都知事よ?

女性差別とオリンピックとは両立しない

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